出勤途上に毎朝立ち寄る名古屋市北区「名城公園」内の
私が勝手に「ネコ溜まり」と呼んでいる場所の1つ。
「動物の遺棄・虐待は犯罪です」
「捨てたら罰金50万円以下、虐待したら罰金100万円以下」
――などという張り紙が貼られたシートの下から、
最近ガサゴソという音が聞こえてきます。
というのは――
2週間ほど前から、
新しい仲間が増えたからです。
生まれてすぐに置き去りにされたらしい彼らは、
普段はシートの下や植え込みの陰に隠れているのですが、
最近ようやく慣れてきたのか、
こうして兄弟で遊ぶ姿も見られるようになって来ました。
ちょこまかと動きが素早いし、
長時間観察しているわけではないので、
さて新人がどれほど増えたのかよく分かりません。
なので、
いつも餌やりに回っている、たぶんボランティアの方に聞いてみたんですね。
すると、
少しぶっきらぼうに――。
「今回捨てられたのは全部で8匹。でも、いまは5匹しかいないよ」
「ということは、3匹は誰かに貰われたんですね」と聞くと、
彼は首を振りながら、
「さあ、2匹は分かんない。けど1匹は………池に落ちて………死んだ」
そう、
「動物の遺棄・虐待は、犯罪です」
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かわいらしいでしょう。
なるほど「ねこたん」ですかあ。かわいらしい呼び方ですねえ。
でも、
私のようなオヤジが口にするには、おおよそ不似合いな愛称であることは間違いなさそうです。