重低音のBlue Canary

♪ 思いつくままを、つたない文と photo で …

階段スイッチ。

2006-12-14 | つれずれ
さて、
これは、



勤務先の指定喫煙場所になっている外階段の
踊り場付近にある「階段灯」↑と「階段スイッチ」↓です。


階段スイッチ――。
1階と2階にそれぞれスイッチがあって、
1階で点灯した階段灯を2階で消したり、
2階で消した階段灯を1階で点灯できる、あれです。
おなじみですよね。


でも、
その原理というか回路がどうなっているか、
ご存知ですか?


たぶん中学校あたりで習ったと思うのですが、
もうとっくにを忘れてしまい、
改めて「なぜ?」と考えると、頭が混乱してきます。


もし諸兄も「?」派なら説明して差し上げますから、
2本の鉛筆を用意し、
机の上に、上下に並べて置いて、復習してみてください。

まず、
頭が電灯で、
両腕がコード、
手首から先がスイッチのつもりだと思ってください。

そして、
指先を上下の鉛筆にそれぞれくっつけたり離したりしてみると、
ほら、「ほほう、なるほど、そういうことか!」と解明できて、
思わず感動してしまうんじゃないでしょうか。

えっ? 今更そんなことで感動するのは、科学オンチの私だけ?
……そうですかあ。


――などと、
私も今日、実際に何十年ぶりかにやってみて納得した喜びを、
ブログに書こうとしたわけではありません。


わが家にも階段スイッチがあります。



築後すでに30年余のわが家のこの階段スイッチを、
私や家族が一体いままで何回、オン・オフしてきたのだろうかと、
ふと考えてしまったのです。
何十万回? 何百万回? それとも、もっと?


そして、もし、
この階段スイッチに、
触った時の指の力の強弱や速度、
指先の発汗状態、
さらには心拍数や血圧などを瞬時に感知し計測するセンサーが付いていて、
それがコンピュータに繋がっていたら、
点滅するたびに、
スイッチが、こんなことを言ってくれるかも知れないと思ったのです。

たとえば、
「お帰りなさい」
「行ってらっしゃーい!」
「元気出して。くよくよくしない」
「大変だったね。お疲れさま」
「おめでとう! よかったね」
「まだまだ、これからさ」
「ぐっすり眠ってくださいね。おやすみなさい」
……。


さて……。
わが家の階段スイッチは今夜、
私が最後に「オフ」にした時、
一体どんな言葉を掛けてくれるのでしょうか。


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