重低音のBlue Canary

♪ 思いつくままを、つたない文と photo で …

男は単純? #2

2006-12-28 | つれずれ
官庁や大方の企業がそうだったように、
私の勤務先も今日が仕事納めでした。


毎年のことですが、今年もあっという間に過ぎた1年でした。

でも、
今までと違って今年は、
自分で言うのも何なんですが、
まあまあ頑張ったんじゃないかと思っています。

同じ職種に2人の後輩が居ますが、
仕事の質・量とも、2人には負けませんでしたからね。


歳を重ねれば知識・経験が増え、
仕事で後輩を上回るのが当然――と言われれば、その通りです。

けれども、
年齢とともにどうしても衰えがちになる体力や気力、情熱を自ら奮い立たせ、
テンションを、1年間を通じて維持することは、
傍(はた)から見る以上に結構、エネルギーが要ることなんですよね。

――などと自分で思っていたところで、
それを認めてくれる人は誰も居なませんので、
あまり好きな言葉ではありませんが、今年は「自分で自分を褒めてあげよう」と思っています。
「よく頑張ったよ、お前!」

ただし、
ご褒美は、
ありませんけど。


そんな今日の帰り道に撮ってきた1枚の写真は、
これです。



あと少し走れば自宅に着く辺りの、ただの市道……。


でも、
今朝通った時は、舗装のそこかしこが、剥がれていたんですよ。

その同じ道が、
帰りには、アスファルトできれいに全面補修し直され、
真っ白い中央分離線が、一直線に引かれていました。

気持ちいいですよねえ、
こんなふうに新しくなった道を走るのは。

なので、
車を止め、中央分離線を跨(また)いで写真を撮ってしまいました。

ちょっとカッコよくありません?
着陸直前の滑走路みたいな感じがして。

ファインダーを覗いていると、
将来は「パイロット」になりたいと憧れていたガキの頃の自分に、
一瞬ですけど、
戻れたような気がしました。


忘れていないんですよねえ、
この歳になってもまだ、
ガキの頃の、他愛ない夢を。

それが男というものだとすれば、
昨日に続き、
男はやっぱり、
単純なんですかねえ。

でも――、

そのガキっぽさを、
できるならこれからも、
失いたくないと思っています。


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