重低音のBlue Canary

♪ 思いつくままを、つたない文と photo で …

残秋「花沢の里」

2006-12-18 | おすすめ
先週末の静岡行きでは途中、
10月末に行ってフレンチトーストが美味しかった焼津市「花沢の里」の庭カフェ「カントリー・オーブン」に、また寄ってきました。(そのときのブログは、こちらです




紅葉の季節はきれいだろうなと思いながら、
その後は近くを通る機会がなく、諦めていたのですが、
どっこい、



1ト月半ぶりに訪れた「花沢の里」には、
「秋」がまだ、
所々に残っていました。

「この辺りはね、山に囲まれた地形の関係で、気温が周囲より1、2度高いんだよ」と、
以前訪れた時、このお店の女主人の舅「ジイジ」が話していた通り、
ここでは今が、秋と冬が入れ替る時期のようです。

というので、
「季節」を追うカメラおじさんも、ご覧の通り、見かけました。




そんな「花沢の里」の、名残の秋の光景を、
例によって、自己満足的点描で恐縮ですが、
見てやってください。




























相変わらず美味しかったフレンチトーストとコーヒーをいただいていると、
客の気配を察したのか、「ジイジ」が母屋から出てきて、
手にしてきた藁(わら)束を、トントントンと地面に打ちつけて揃え始めました。
トーストとコーヒーをいただいているテーブルのすぐ脇で。
私は全然構いませんけど。

「いえね」と、「ジイジ」はこちらが声を掛ける前に話し始め、
「しめ縄を、そろそろ作ろうかと思ってさ…」。

「今年ももう、そんな季節になっちゃいましたものね」と水を向けると、
「早いねえ、1年経つのが。歳を取ると、だんだん早くなるしさ。しめ縄も、最近はわれわれ年寄りにしか作れなくなってねえ。うちのセガレなんかも……」
と、以前と同様、「ジイジの独演会」が10分近く続いたのです。


でも、
そんなこんなで小1時間ほどお邪魔していた最後には、
女主人から手づくりクッキーを、
姑さんからは自家製タクアンまで、
いただいてしまいました。

気が付くと時計の針はいつの間にか2時を回り、
さすがに気温は少し冷えてきていましたが、
気持ちは相変わらず暖かな、「庭カフェ」でのひとときでした。


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