重低音のBlue Canary

♪ 思いつくままを、つたない文と photo で …

やめなきゃなあ

2006-03-09 | つれずれ
マイカー出勤で、毎朝、始業ほぼ1時間前には会社に着いています。

名古屋は、東を除く三方向を川に囲まれた都市です。
ということは、郊外から市内に入るには、数限られた橋のどれかを渡らなければなりません。
これがネックになって大渋滞。
だから、道が込み始める前に家を出るんです。

まだ誰もいない会社でコーヒーを飲んだり、車を拭いたり、「社内禁煙」で喫煙場所になった外階段の踊場でボケーッとタバコを吸ったり……。

その踊場から下の道路を見下ろしながら紫煙をくゆらせていると、毎月のある日、近くの会社の社員十数人が、ゴミ袋とゴミ挟みを持って現れます。
ボランティアで、周辺の道路のゴミ拾いをしているんです。

一人がゴミを拾いながら通った後、また別の一人が、見落として拾い損ねたゴミを拾って、町をきれいにしてくれています。

一番多いゴミは……ポイ捨てされたタバコの吸殻。
とくに下水の排水口付近に、吸殻が集まっています。



JTの「マナーを守ろう」コマーシャルの「排水口に捨てた、というか、隠した」って皮肉られている、あれです。
排水口のフタの網から、うまく投げ入れるつもりが、狙いが外れて、付近に散らばってしまうんですね。

親の目を盗み○校生時代に吸い始めてから数十年。
年季の入った愛煙家です。
と言うか、ヘビースモーカー――いや、はっきり言うと重度のニコチン中毒者です。

禁煙に挑戦し、でも3日ともたず失敗すると、「数十年も続けてきたことをあっさり止められるほど意志薄弱じゃないんだよ」などと、訳の分からない言い訳でごまかしてきたことも、何度か。

健康への影響は、自業自得だから、覚悟しています。
しかし、今朝もそうだったように、自分が捨てたわけではない吸殻を、こうして拾い集めてくれている人たちを見ると、「やめなきゃなあ」と、とりあえず思ったりするのです……が……。
(ただし私は、灰皿のない場所では、吸いません)