関東平野に鉄塔。
いかれたように立ちまくる鉄塔。
どこまでも続く高圧電線。
群馬県を走ると鉄塔に当たる。
新田の変電所から、東京までつながってるらしい。
昔は鉄塔じゃなくて木柱だったみたいで、雨の日にはバチバチと火花が散っていてとても綺麗だったという。
今でも鉄塔の下は高周波が健康に影響を及ぼすらしく、家賃が安かったりするようだ。
電気はどんなしても怖いね。
土曜のクールフール。
相変わらず濃いメンツ揃い。
俺はここで揉まれたんだよなぁ。
なんにも知らなかった、なんの覚悟もなかった俺はここでギタギタにいわされて、それからだよな。
関東のいかれたミュージシャンたちに必死で立ち向っていたら、いつのまにかアングラの世界にどっぷりはまっていた。
いかに個性的に、いかに独創的に、そんなことばかり考えていたころ。
そして、今。
どんな音楽が自分のやりたい音楽なのか。
アングラ気質はもちろんある。個性のない音楽なんて犬のエサだ。
でもなんとなく思うのは、個性がないのは音楽のせいではなくて、自分自身の問題。
どんなにありきたりなメロディや歌詞でも完全に自分のものにできる強烈な個性、人間としての魅力。それがほしい。
クールフールにはそんなミュージシャンがたくさんいるんだよな。
今回の対バンは、
浜田正さん
大平俊郎さん
よこいみなかさん
そして、たましゃぶさん
たましゃぶさんのステージでのこと。
普段やらないけど今日はちょっとカバー曲をやってみますって言って、やりはじめた曲が、Singin' to the rainbowだった。あんまり感動させないでください……
前日にロフトでガガーリンの復活ライブをやってきたマスターにも会えたし、なによりあのころのギラギラしていた自分に会えた。
さあ、関西行くぞー!
みんなありがとうー!