山本晴美 ここで愛ましょう

歌語りシンガソングライター 山本晴美のブログ

デビュー

2023-03-01 22:52:02 | 弱視と老眼

毎年この日は、学校の卒業式を思う。

長い間、関わらせていただいてきた。

18年の時間を経て、残るのは良い思い出ばかり。

この3月で学校の授業関係の仕事はおしまいになる。

私も人生の大きな転機を感じる。

しかし、そんなにセンチにはならない。

そんな予感がした時、とんでもないことを思いついた。

その始まりが始まった。

バイオリニスト、淺川那由多くん。

彼は先天性の弱視だ。

聞く人の気持ちに近い、素敵なバイオリンを奏でる。

 

なんで彼のバイオリンの伴奏を私が弾いているのか・・・

今日は初お披露目。

この大切な記念日を富士レイークホテルで迎えた。

 

 

我ながら、大胆な試み。

おかみさんのお人柄あっての企画。

富士レークホテルというデビューの場を作っていただいた。

プレゼン兼ねて、告知なしのミニコンサート。

偶然、通りがかった人が足を止めてくださる。

那由多くんは慣れているから堂々たるもの。

私は、反省よりも覚悟が生まれた記念日でした。

終わって、富士レークのフレンチシェフ監修パケさんの絶品ミルフィールでお祝いです。

誠さんと3人で今日のスタートをお祝いします。

「弱視と老眼」

ジャックと豆の木のようなユニット名を考えようと、口が滑った言葉が「弱視と老眼」。

あまりに語呂が良くて、自分にウケた。

那由多くんとの出会いや、ここにいたるまでの経緯は話せば長い。

計画的に出会ったわけではなく、仕込んだわけではなく、直感と偶然とイメージが一つになり、このシーンが生まれた。

 

ちょうどひと月後の4月1日は「生きるちから」のゲストで彼の生き様を聞く。

今日の記念すべき時間を見届けてくださったおかみさん、皆さま、本当にありがとうございました。

那由多くん、この企画にノってくれてありがとう。

この企画が決まったからひと月半、人生で一番、ピアノの練習をしました。

重い扉が動き出しました。

扉の隙間から光が溢れています。


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