京都観世会館 定期能一月例会 一回目 Kyoto Kanze Kaikan
2018年 1月 14日 (日) 11:00開演(開場10:00)
演目
能「翁」
観世清和
能「弓八幡」
大江信行
狂言「鶏聟」
野村万蔵
能「東北」
浦田保浩
能「岩船」
樹下千慧
(注意) 能「翁」が始まりましたら、一階見所へのお出入りをご遠慮頂きます。
一月中旬、京都観世会館に行く。
「翁」から始まり「弓八幡」と、正月らしく縁起が良い。
これで新年の藪払いの兼ねて、能楽を楽しめたとほくそ笑む。
当然のことながらは神事的要素が強いので、この演目が始まると、途中の会場で入りは禁止される。
トルコのどこかしこで楽しんだセマー(旋回舞)を思い浮かべる。
但し、「翁」は五穀豊穣子孫繁栄云々の意味合いも含まれているようだが、セマーは試練的意味合いが強いようだ。
神事としてのセマー
靴が脱げるほどに陶酔して回り続けるセマー
セマーの間はお酒など飲食禁止なのは、日本の『翁』と同様 (天神祭帝国ホテル主催の『翁』など)
見る場所も良かったせいか、翁は私たちに覆いかぶさるような感覚を覚える。
「翁」「弓八幡」「岩船」は見事にかっこいいと心底見入ってしまった。
何度か楽しんだことのある「東北」は、今回はいつもにも増して、じっくりゆったりとしていた。
演じ手により、色々な表現があるのだなと、わかったようなわからないようなことをふと感じた。
某理由で歌舞伎座のチケットをなかなか取れずにいたが、一月になって目処がついたので松竹オンラインチケットで急遽夜の部を確かめた。
しかしながら、白鴎襲名披露 夜の部は全て完売。
慌てて複数のチケットショップや旅行会社などを調べてみたが、てケットは手に入らない。
ヤフオクも頑張ってみたのだが、料金は数倍に跳ね上がったので、泣く泣く断念。
能楽が好きで良かった、「翁」「弓八幡」「岩船」がかっこよくって良かったと、痛感した。
みなさま、お付き合いくださいましてありがとうございます。
心より感謝いたします。