『殺戮にいたる山岳』THE HUNT 2016年 韓国 / 『特別捜査 ある死刑囚の慟哭』Proof of Innocence 2016年 韓国
『殺戮にいたる山岳』
殺戮にいたる山岳 原題 THE HUNT
2016年
上映時間 93分
韓国
ある山で見つかった金脈を狙う一味と彼らから少女を守ろうとする老年の男性。両者が銃を手に展開する死闘を描く韓国産アクションサスペンス。ベテランのアン・ソンギ主演。
国でNo.1ヒットを記録した話題作。
多勢に無勢としか言いようのない状況下、主人公の老年の男性はどう一味を相手に戦うのか。
同時に主人公と少女、彼らの周囲の人々をつなぐエモーショナルなドラマも描き、クライマックスまで目が離せない。
ショットガンを多数使った銃撃戦の数々はいずれも迫力満点。主人公役を「ホワイト・バッジ」「光州5・18」などのベテラン男優、アン・ソンギが体力もフルに駆使して熱演。
悪徳刑事役は「お嬢さん」の実力派男優チョ・ジヌン。イ・ウチョル監督は本作が2作目となった。(wowwoより)
ある山で見つかった金脈を狙う一味と彼らから少女を守ろうとする老年の男性。
両者が銃を手に展開する死闘を描く韓国産アクションサスペンス。ベテランのアン・ソンギ主演。
15年前、鉱業所で崩壊事故が起きた地方の町ムジン。
事故で部下を失った男性ムンが彼を弔い続けながら住むが、近所では部下の母親で、ヤンスンという孫娘がいる老女性が暮らしていた。
老女性は山の一角で偶然、金脈を見つける。
老女性からそれを聞いた悪徳刑事パクは、金脈ではないと老女性に嘘をつきながら、金を山分けしようとハンターらからなる仲間たちを山に集める。
ムンは一味に命を狙われたヤンスンを守ろうと立ち上がる。(wowwoより)
【殺戮 サツリク】とは
☆ 大量虐殺のこと。(wikipediaより)
【大量虐殺 Massacre)】とは
☆大量虐殺とは、人間を意図的に大量に虐殺すること。
「虐殺」は国際法で規定されているが、一般報道ではきわめて曖昧に使われている。 (wikipediaより)
『殺戮にいたる山岳』を観る。
前日に見た『哭声』(コクソン THE WAILING 國村隼出演 2016年 韓国)美ような芸術的抽象的表現ではない。
『殺戮にいたる山岳』は、映画の文法に則った起承転結が極めてはっきりとした映画である。
韓国の良質の映画仕立てであり、重厚さに満足感を得る。
おそらく、日本人の見て入り側としては、『哭声』よりも、『殺戮にいたる山岳』が好まれるのではないかと感じた。
女の子(写真)の表情や演技が大変素晴らしい。
韓国女優は目が大きく美しい女性が多い。この映画にも、松嶋菜々子さんに大変にた女優さんが出演されていた。
そういった韓国の女優さんたちの中で、自然体なおお顔立ちで、メイクもしてない風の彼女。
素晴らしく表情豊かで、彼女の立ち位置をしっかりと表現され免じられていた。
気を失った時に草原で父親を率いる一帯に出会う。
あの場面の美しさは心を救われた。
彼女は無くなった父親と出会い、現世に戻される。
『哭声』に引き続き、『殺戮にいたる山岳』といった重厚で趣のある映画を観ることができ、満足した。
二本の映画を個人的嗜好からいえば、私は『殺戮にいたる山岳』よりも、『哭声』の方が好みの作品と言えるかもしれない。
理由を述べさせていただきたい。
『殺戮にいたる山岳』は具体的にわかりやすい作品仕立てであるが、『哭声』はあまりにも抽象的部分が多く、結末は出さない。そんな曖昧なことだ。
見ている側に考える(疑う)という試練を投げかけ挑発をしてくるからだとも言える。
こういった良い意味での挑発を投げかける作品には、私としても「挑むところだ。挑発に乗ってあげましょう。」と奮い立ってしまう。
なので、いついつまでも、印象残像が残る。
『哭声』『殺戮にいたる山岳』に引き続き、三日間連続で韓国映画『特別捜査 ある死刑囚の慟哭』を観た。
『特別捜査 ある死刑囚の慟哭』は娯楽的な要素が多く含まれており、皆が楽しめる良質の大衆向け娯楽映画と言えるのではないかではないかと感じた。
『特別捜査 ある死刑囚の慟哭』 Proof of Innocence
2016
韓国
121分
元刑事の法曹ブローカーは、無実の罪でぬれぎぬを着せられ、死刑を宣告された男性を救うことができるのか……。
急展開や熱い見せ場を満載した、韓国産クライムサスペンス。 (wowwoより)
同僚のせいで警察を辞めさせられた後、一転して拝金主義と思わせるほど犯罪者に味方する“法曹ブローカー”になった主人公チェ・ピルジェ。
彼は、無実の罪で死刑を宣告された受刑者を救おうと行動を起こす……。
財閥による経済的支配、警察を含む公務員の腐敗など、韓国を取り巻くリアルな社会事情を背景にした、ヘビーでダークな作風ながら、ラストは痛快。
韓国でNo.1ヒットを記録したのも納得という社会派娯楽編だ。出演陣は「朝鮮名探偵」シリーズのキム・ミョンミン、「きみに微笑む雨」のキム・サンホほか。 (wowwoより)
みなさま、お付き合いくださいましてありがとうございました。
心より、感謝申し上げます。ありがとうございます。