乱鳥の書きなぐり

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『鞍馬天狗 御用盗異変』1956年 大佛次郎原作「風雲三条河原」嵐寛寿郎 松島トモ子

2013年01月05日 | 映画

『鞍馬天狗 御用盗異変』

製作年 1956年
製作国 日本
配給 東宝
上映時間 95分

 大佛次郎の原作「風雲三条河原」

監督 並木鏡太郎
脚色 鏡二郎
原作 大佛次郎
撮影 岡崎宏三
美術 河西三郎
音楽 渡辺浦人
録音 高木梅之助
照明 丹羽準

キャスト
鞍馬天狗 嵐寛寿郎
益満休之助 佐々木孝丸
来島小四郎 沖諒太郎
寺島貢、春日清、上田寛、松島トモ子、小林勝也、富田仲次郎、山形勲、神代錦、嵐三右衛門、平田昭彦、扇千景、荒木忍、雅章子

 Movie Walkerより ▼
 慶応三年、徳川幕府は大政を奉還
 幕府への不信を江戸市民に植えつけるため薩摩藩は秘かに「御用盗」を組織
 市中を横行させた。
 
 これを知った鞍馬天狗は薩摩藩邸に益満休之助を訪れその誤りを指摘
 容れられず空しく隠れ家へ引き返えすと、そこには「御用盗」きっての正義漢来島小四郎が奇怪な死に方をしていた。

 一方天狗を慕って江戸へ下った杉作はふとした事から、竹林に囲まれた百姓家に、若くして長崎に留学し火薬製造と毒ガスの研究に没頭している入江定信を知り、更にその製品が総て両国屋に納められているのを知った。
 杉作からこの事を聞いた天狗は定信を訪れ、来島の死因解明とその後の協力を頼んだ。
 入江の許嫁お滝は、「御用盗」に両親を殺されて以来その一味を火薬の力を借りて紛砕しようと復讐を誓っていた。
 又一方には徳川に尽す兄を助け、殺された夫の仇と、天狗及び「御用盗」一味の命を絶つべく毒薬を盗み使用している、佐幕派の首領松平主税之介の妹園江がいた。西国屋は火薬の売り込みに、幕軍、薩軍を天秤にかけ、この悪辣な商取引に業を煮やした松平は入江を捉え彼の研究室にふみこんだ。この事を察して薩軍は定信を奪還すべく竹林の百姓家へ馳けつけ幕軍薩軍の激しい戦が生じた。

 一方天狗もそこに馳けつけ、呆然自失する定信に両軍相手に応戦しながら罪なき江戸市民を戦火から守るため、薩軍、幕軍の何れへも火薬を渡してならぬと繰り返し絶叫する。
 激戦のすきを見て西国屋は毒薬を盗み去ろうとするが覆ったランプの火が火薬に引火大爆発を引き起した。
 生き残った天狗はこの火薬が江戸攻撃に使われなかったことをせめてものなぐさめとするのだった。



 嵐寛寿郎の鞍馬天狗を見る(*^D^*)

 最近 鞍馬天狗とこどもの会話を家で再現して楽しむことが多い。

「偉いね。いいことをしたね。」
「天狗のおじさん」
「えらいよ。ほめてあげるよ。」

「天狗のおじさん、僕は白い粉をみたよ。」
「どこで見たのかね」
「畑の真ん中のき○がいのおじさんがいるところ」

 嵐寛寿郎のあの一本調子の台詞が妙に心地よく、また間のいいポンポンと飛び出す子役松島トモ子さんの声も気持ちが良い。

 嵐寛寿郎の一本調子は決め台詞の段になって、クレッシェンドで抑揚が付く。


 嵐寛寿郎の太刀さばき、裾さばき…やはり素晴らしいとわたしは思う^^v
 


 某テレビ、嵐寛寿郎の鞍馬天狗特集も今月四回目をもって終了(寂)
 

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