乱鳥の書きなぐり

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長浜曳山まつり 翁山『碁太平記白石噺 新吉原揚屋の場』その壱 故芝翫丈のような宮城野 (8景)2019年

2019-06-15 | 神社仏閣・祭り

    2019年 04月 22日
    長浜曳山まつり 翁山『碁太平記白石噺 新吉原揚屋の場』  その壱   (8景)




 4月22日
 長年温めてきた長浜曳山まつりを初めて楽しむことができました。

 情緒ある歴史を感じるまちで見た長浜子供歌舞伎(長浜曳山まつり)は思っていたよりもさらに重厚で深みのあるものでした。
 また、演目も大変に興味深い好きなものばかりで、おまけに子供さんが演じられていらっしゃるのに、驚くばかりの力の入れようです。
翁山『碁太平記白石噺 新吉原揚屋の場』はまさにその一つでした。

 宮城野を演じられていらっしゃったお子達は、子供というよりは、それは立派な役者さんでした。
 声色や抑揚、間の具合はは、まさに歌舞伎役者。
 また、まばゆいばかりに美しく、故中村芝翫丈の姿を重ね合わせながら楽しませていただいておりました。

 長浜曳山まつりは初めてでしたので、勝手がわからず、結局二箇所だけで拝見させていただき、満足いたしました。
 いくら見ていても見飽きず、このお子達の演技をもっと色々見て見たいという衝動に駆られました。
 大胆発言ではありますが、歌舞伎界に入っていただきたいような、そんな実力のある方でした。
 聡明そうなお顔立ちのお子達でしたので、深い伝統のある長浜曳山まつりを守りながら、ご自分の道を切り開いていただきたい、そんな思いがいたします。

 宮城野の周りのお子達(役者さん)も、大変な力の入れようで、素晴らしい『碁太平記白石噺 新吉原揚屋の場』が展開されていました。
 なじみの演目ですので、ここではあえて省略いたします。
 正直、長浜曳山まつり 翁山『碁太平記白石噺 新吉原揚屋の場』は感動いたしましたことを付け加えておきたいと思います。

 長浜からは南座もそう遠くはないので、子供役者さんも含めて歌舞伎を相当楽しまれていらっしゃるようにお見受けしました。
 本格的な子供歌舞伎を見られたことに驚きを隠しえません。
 私、翁山『碁太平記白石噺 新吉原揚屋の場』の様子を一生覚えていると思います。
 このようにご指導された先生方にも拍手です。
 素晴らしいお舞台をありがとうございました。
 この場をかき、感謝申し上げます。



 御弊使 中川葵大

 三役
 振付  岩井小紫
 太夫  竹本甚太夫
 三味線 豊澤賀祝

 配役  
 形成宮城野  有村護
 妹 信夫   伊藤優海
 新造 宮里  主馬純太
 新造 宮紫  伊藤優空
 禿 しげり  樋口直輝
 大里屋惣六  伊藤稜起
 舞台方    樋口裕星

 


 

 

 
 
 

 

 

 

 

 




 毎年4月13日〜16日に開催されている、長浜曳山まつり。
 曳山と呼ばれる山車の上では、子供達による伝統ある歌舞伎が演じられます。




 長浜曳山まつり 32年ぶり「勧進帳」 長浜子供歌舞伎 孔雀山 神戸長組 (写真 13枚)

 長浜曳山まつり 翁山『碁太平記白石噺 新吉原揚屋の場』その壱 故芝翫丈のような宮城野 (8景)2019年

 長浜曳山まつり 翁山『碁太平記白石噺 新吉原揚屋の場』その二 故芝翫丈のような宮城野(8景)2019年

 長浜曳山まつり 翁山『碁太平記白石噺 新吉原揚屋の場』その三 故芝翫丈のような宮城野(6景)2019年



 


 2019年4月22日

出番山   外題(歌舞伎の演目)
 
常盤山(ときわざん)   一條大蔵譚(いちじょうおおくらものがたり)
 
孔雀山(くじゃくざん)   勧進帳(かんじんちょう)
 
翁山(おきなざん)   碁太平記白石噺(ごたいへいきしろいしばなし)
新吉原揚屋の場(しんよしわらあげやのば)
 
萬歳樓(ばんざいろう)   鳥辺山心中(とりべやましんじゅう)
祇園花菱屋の場(ぎおんはなびしやのば)


 京都新聞  2019年04月13日 21時46分 ▼

 曳山の舞台で初々しく熱演 長浜曳山まつり子ども歌舞伎印刷用画面を開く
 曳山の舞台で熱演する子ども役者(長浜市元浜町)
 曳山の舞台で熱演する子ども役者(長浜市元浜町)
 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されている長浜曳山(ひきやま)まつりの呼び物、子ども歌舞伎が13日夕、長浜市中心部で始まった。

 出番山4基の子ども役者が春休みに稽古を重ねた歌舞伎を初披露する日で「十三日番」と呼ばれる。まつりのハイライトとなる長浜八幡宮(同市宮前町)での本日(ほんび)(15日)の奉納に向け、役者たちが路上に引き出された曳山の舞台で初々しさを見せつつ演じた。

 同市元浜町では翁山(伊部町組)が「碁太平記白石噺(ごたいへいきしろいしばなし) 新吉原揚屋(しんよしわらあげや)の場(ば)」を上演。江戸の遊郭で再会した姉妹が父のあだ討ちを誓う筋書きで、女形が艶っぽいしぐさを決めると、観客から掛け声や拍手が盛んに送られた。

 14日は上演のほか、出番山4基が同宮に集まる「登り山」や役者らが街中を練り歩く「夕渡り」がある。15日の歌舞伎奉納は午前9時45分ごろから始まり、翁山、常磐山(ときわざん)(呉服町組)、萬歳樓(ばんざいろう)(瀬田町組)、孔雀山(くじゃくざん)(神戸町組)の順で行われる。




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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