乱鳥の書きなぐり

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好みの映画二作品『アドルフの画集』ハンガリー カナダ イギリス合作『英国王 給仕人に乾杯!』チェコ

2012年08月05日 | 映画
  (写真はイランの画家 Mahmud Farshchianの絵)


好みの映画二作品
  『アドルフの画集』ハンガリー カナダ イギリス合作
  『英国王 給仕人に乾杯!』チェコ






 映画『アドルフの画集』 10★/10


監督・脚本:メノ・メイエス
出演:ジョン・キューザック ノア・テイラー リーリー・ソビエスキー モリー・パーカー ウルリク・トムセン
2002年
109分
カラー
画家を目指しながらも、やがてナチスドイツの独裁者となったアドルフ・ヒトラーの若き日の姿を描いた人間ドラマ。第一次大戦後のミュンヘン。大戦で片腕を失った画商・マックスは、画家志望の孤独な青年・アドルフと出会う。 画家を目指すものの才能が開花せず、生活のために政治へと傾倒していくアドルフ。彼の心に秘めた孤独や怒り、その全てを絵画へ傾けるように示唆するマックス。芸術への情熱が取り持った、一見不釣合いな二人の友情は、次第に皮肉な運命をたぐり寄せていく…。


 筋書きが素晴らしい。

 もしあの時…と考えると、とてつもない大きな運命のいたずらを感じる。


 映画が重厚で上等

 また、色彩も素晴らしい。

 油絵を描くように場面の事細かなひかるの反射に透明色で色を塗り込んだ画面に注目。

 画家が見える世界を映画の中で再現。



 映画『英国王 給仕人に乾杯!』 10★/10

監督・脚本:イジー・メンツェル
原作:ボフミル・フラバル
出演:イヴァン・バルネフ オルドジフ・カイゼル ユリア・イェンチ マリアン・ラブダ マルチン・フバ ミラン・ラシツァ ズザナ・フィアロヴァー
2007年
120分
カラー
あるホテル給仕人の人生を通して東欧の小国チェコがたどった激動の現代史を浮き彫りにする 第57回ベルリン国際映画祭FIPRESCI賞 受賞 小は大より美しい… 小さな国の使用人が生き抜いた愛と笑いの20世紀チェコ現代史 巨匠メンツェルの甘く美しい傑作 歴史には悲しみがある 悲しみには笑いがある 笑いには愛がある 愛と死、ドンデンかえしの人生が見たものは? イジー・メンツェルが監督を手掛けたドラマ。主人公・ヤンはプラハに近い田舎町のホテルのパブで給仕人見習いとして働く身。ある日、富豪の別荘で働くことになり、その後プラハ最高のホテル・パリで働く給仕長と出会う。


 重い内容を込む借るに描き、筋書きが素晴らしい。

 役者の演技力に目を奪われる。

 また、洒落た各場面とラストも好き。


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