乱鳥の書きなぐり

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178: 『日本絵巻大成18 石山寺縁起』 小松茂美(編) 中央公論社 1977  (3枚)

2012年12月11日 | 絵巻物、縁起絵巻、巻物、絵解き掛け軸











  178:『日本絵巻大成18 石山寺縁起』


 小松茂美(編)

 日本絵巻大成 18

 中央公論社

 1977

 147ページ
 定価 ¥9800(税込)

      


『日本絵巻大成18 石山寺縁起』を二度読む。

「石山寺縁起」は長いので、時間がかかった。

 東大寺の前に石山寺を建てる、美男子に生まれ変わる、病が治るといった話が盛りだくさん。
 ややこしいので、メモをとりながら読んだ。

 一巻の最後に石山寺を建立する際、大工が大きな板を移動させる絵がある。
 丸太のような「コロ」の上に木材をおく。後ろを「てこ」で持ち上げる。木材を引く。
 やはり、竹を使って祇園祭の角を曲がらせるように、大きな木材を丸太の上で転がせて移動させたのだとわかる。
 以前ネット上でこのようなことを書くと、途方もなく笑われたことがあった。
 だが、こういった大きな重い物を移動させる手段もあったのだと、胸をなでおろす。
 この方法が日本だけとは考えにくい(あはは うひゃひゃ)
 絵のあとの詞書には延暦二十三年とある。

 絵巻物を読んだり見ていると、当時の風習や習慣や色々なことがわかる。
 絵巻物を好きになった理由は多くあるが、そのひとつと言える。
 
 
      

 あらすじは長いので省略。

「石山寺縁起」も「国語便覧」に載っているような有名な絵巻物

 内容豊かで面白い。








 







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