乱鳥の書きなぐり

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179:『日本絵巻大成11 長谷雄 絵師草紙』より「長谷雄草紙」中央公論社 (2枚)

2012-12-12 | 絵巻物、縁起絵巻、巻物、絵解き掛け軸、屏風
(手をのばし 美女はびしょびしょ 水の泡???)





  179:『日本絵巻大成11 長谷雄 絵師草紙』より「長谷雄草紙」


 小松茂美(編)

 日本絵巻大成 11

 中央公論社

 1977

 定価 ¥8800(税込)



 長谷雄、男性と双六
 長谷雄が勝ちかけると、男、本性(鬼)をあらわす。
「鬼なぞ、鼠みたいなもんよ」と長谷雄
 長谷雄、勝利
 鬼、絶世の美女を長谷雄にあげちゃう
 但し
「百日間、【著目著目?】してはいかん」

 長谷雄、この上なき美女と暮らす


「八十日もたったことだし、百日には近いし、そろそろうひゃひゃ
 著目著目うひょひょ
   と、美女に手をのばすと
 美女はびしょびしょ 水の泡

 鬼がかけつけ、さぁたいへん
「せっかく屍の美しい部分ばかりを集めて、絶世の美女をつくったのにさ!
 せっかく百日間で息吹が吹き込まれるというのにさ!」

   みたいな~
   ブラックユーモアに満ちたお話展開も含まれる「長谷雄草紙」でごじゃりました。
 
   
 
 
「長谷雄草紙」は詞書がわかりやすく短いので、短時間で読むことができます。

 詞書と絵のバランスが私は好きで、優雅な気分を味合うことができました。


 読んでいる途中、世にも奇妙な物語で、ほくそ笑んでしまいました。

 記録文章がお下劣になってしまいましたことを、お詫び申し上げます


 長谷雄という名は長谷寺へ参詣してできた子だから、そう名付けられたそうです。


         著目著目は半造語です。









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