乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

日本武尊(やまとたけるのみこと)は ふたご    『日本書紀 上』「日本書紀巻第七」

2012年12月10日 | 古事記、日本書紀
        





 朝から書棚から日本文学大系(赤)を三冊取り出し、もそもそと日本武尊(やまとたけるのみこと)の項で遊ぶ。


『古事記』と『日本書紀 上』『日本書紀 下』で「景行天皇」を見ていると、【臼】について註釈があった。
 臼は子孫繁栄や安産祈願に用いられるという。


『日本書紀 上』「日本書紀巻第七」
 その一部を紹介すると、

   産婦が臼に取り巻き産する風習(伊豆三宅町)
   難産→夫が臼をかついで家のまわりを廻る(茨城)
   お産が重いと腹に臼をあてる(日高)
   他家に嫁に行った娘がお産で帰ってきた時、すぐに臼の中に入れる(愛知)

   景行天皇も臼をかついで家のまわりを廻ッたが
   一人では終わらず二人目…
   思わず「こんちくしょう」と のたもうた(^^)←(註釈)
   
   ↓


 日本武尊(やまとたけるのみこと)は、双子だったのです(*^D^*)
 双子の話は芝居か読み物で知っていたのですが、『日本書紀』では読んだことがありません。
『古事記』には、日本武尊(やまとたけるのみこと)双子という記述はありません。
 なので、『日本書紀』を抜き出すことにしました(*^-^*)




『日本書紀 上』「日本書紀巻第七」

   后、ニ(ふたはしら)の生(あ)れます。
   第一(あに)をば、大皇子(おほうすのみこ)と曰(まう)す。
   第二(つぎ)をば、小尊(こうすのみこと)と曰(まう)す。
   ………(省略)

   其の 大碓皇子、小碓尊は、一日(ひとひ)に同じ胞(え)にして、雙(ふたご)に生(あ)れませり。 ←双子だった
   天皇(すめらみこと)異(あやしび)たまいて、即ち碓(うす)にたけびたまいき。

    大碓(おほうす)
    小碓(こうす)
       亦の名を 日本童男(やまとをぐな)
       亦は日本武尊(やまとたけるのみこと)
   ………(省略)
   



 朝から楽しい時間を過ごして遊んでしまいました
 12月
「おそうじおそうじ おそうじだ」
と、芝居『御贔屓勧進帳』(『芋洗い勧進帳』ともいう)の台詞のように、自分に拍車をかける。(^^)v
 さ!主婦業、がんばろ!!


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5 コメント

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Unknown (SiSiです。)
2012-12-20 17:37:37
ヤンチャだった日本武尊は、兄の大碓命をが殺害してしまったことから、父から疎んじられ、16のとき熊襲を平定するよう命令されたり、戻ってすぐ東国の平定を指示されたり…。景行天皇は実の父でありながらわが子に虐めに近いことを行ったようですね。
今の世も変わらず実の子供を虐待した記事をよく眼にします。どんなことがあっても親は子を守るのが筋だと思うのですが。そんな親の気持ちは理解しがたいものがありますね。
今年は例年より寒いのでしょうか。朝晩、バス停で凍えております。RANCHO様も身体を冷やさないよう、暖かくしてお出かけ下さいマセ。
今年も残り僅かですが、思い残すことのないよう、古文のお勉強に、御掃除に、頑張っていただければと思います。
返信する
ありがとうございま~す^^ (Rancho)
2012-12-21 10:47:42
 SiSiさん、こんにちは(*^-^*)
 いつもうれし~いコメントをありがとうございま~す(*^D^*)

 どんなことがあっても親は子を守るのが筋
 本当ですね!SiSiさんはお優しいですね!
 お○○様はずいぶんと大きくなられ、かわいくなられたのでしょうね!!(羨ましい!)

 日本のお話(神話や後の脚本)の中にもそういった親の話って多いですね。
 日本武尊は試練→英雄…ですか?(ってまた聞いている…笑)

 日本の忠義
 寺子屋をはじめ忠義の為に子を殺す云々って話も多いでしょう…、芝居だから楽しんでみていますが、実際には美談として受け止められない自分に気づきます。
 ましてや、 
 親子の別れ夫婦の別れ、さらばじゃ~~
 なんて言われても…あははあはは
 忠義、現在に置き換えると身震いしてしまいますが、ナァンにも考えずにノーテンキに絵巻物でも読んで今様を楽しんでおります(*^D^*)

 SiSiさんもお身体に気をつけて
 お仕事ご趣味、充実のお時間をお過ごし下さいね^^v
返信する
Unknown (SiSiです。)
2012-12-21 16:52:35
日本武尊のような神話もそうですが、父様の名は ..で有名な阿波人形浄瑠璃 「傾城阿波鳴門」も、父母を訪ねてきた実の娘に路銀を渡して追い返す母親もそうですが、後編では、その路銀まで盗もうと実の子を殺害してしまう父の物語り…未だに現代人に浄瑠璃として語り継がれ人気もあります。人間って何時の世も、このようなアブノーマルな、他人が不幸になる物語りが好きなようですね。
いつも当方の稚Blogにご来場いただき、コメンドで残していただいて感謝です。次回ご紹介の神楽の演目は神武天の王の「神武」です。今までより迫力がある演目ですので、お楽しみに。

明日から三連休…。漸く年賀状の版画が刷れそうです。アっその前に、版画のデザインを考えなくては。題材を神楽にするか、お祭りのお神輿にするか、それとも、色々悩んで今日に至っております。
返信する
こんにちは~~☆ (Rancho)
2012-12-22 11:01:41
 SiSiさん、こんにちは~~~(*^.^*)
 とてもうれしーいコメントをありがとうございま~す(^^)
 
「傾城阿波鳴門」ありがとうございます!
 昨夜はSiSiさんのページでもどなたかのユー○ュー○でも、「傾城阿波鳴門」を楽しませていただきました☆^^☆
 興味深かったので古典文学(近松浄瑠璃集49 赤)と歌舞伎名作事典と近松全集(15)を読んでみようと思いながら、眠ってしまいました(あらあら…)
 驚いたことに、同じお話でありながら、三つとも演目名が違うのですね^^

 こちらこそ、いつもコメントをいただき、楽しい時間を過ごさせていただいてありがとうございます(*^D^*)
「神武」楽しみにしています☆

 毎年版画をなさっているsisiさま
 お仕事に神楽に歴史にさつきさんに俳句に釣りに芸術にカヤックにお車
 いやいやまだまだあるぞぉ~(すごい
 ものすごーーく多趣味のsisiさま、連休を楽しんでくださいマセマセ(^-^)v
返信する
訂正 (乱鳥)
2012-12-24 02:43:21
「傾城阿波鳴門」ありがとうございました。
近松門左衛門「夕霧阿波鳴門」
改正近松半二「傾城阿波鳴門」で、歌舞伎では「国訛嫩笈摺」 第一段「どんどろ」でした。
お話は脚本演出によりずいぶん変わっている部分がありました^^
前回コメント間違っておりました(*^D^*)
お許し下さいね☆^^☆
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