乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

大和文華館   開館50周年記念名品展 1  大和文華館の日本絵画 (写真14枚)

2010-11-29 | 美術・文様・展示物


                  大和文華館
                 

               開館50周年記念名品展 1
               大和文華館の日本絵画





 大和文華館を楽しむ。開館50周年記念名品展の第一回は「大和文華館の日本絵画」

 名品展は

     「大和文華館の日本絵画」      2010年10/2(土)~12/26(日)

     「大和文華館の日本工芸」      2011年1/6(木)~2/13(日)
  
     「大和文華館の中国・朝鮮美術」   2011年2/19(土)~3/27(日)


 興味深いもの、好きなもの、欲しいもの(笑)が多くあった。

 素晴らしい展示物が多く、「さぁ!見るぞ!」といった心構えが必要。

 丁寧に見ると発見も多い。

 人によって楽しみ方も違うが、絵と説明書を読むだけでも、時間は裕に三時間はかかるだろう。

 大和文華館は前回も心落ち着く空間だったが、今回も素晴らしい展示物に囲まれ、とろりまったりの気持ちに用事管を過ごす事ができた。

 大和文華館は素晴らしい。









 宣秋門院丹後(ぎしゅもんいんのたんご)


    わすれし濃(な) 難波の秋の 夜半(よわ)の空

    ことうらにすみ つきはみるとも







































 



 






 大和文華館ではノーフラッシュ撮影可能です。





               大和文華館


                   〒631-0034
                   奈良県奈良市学園南1-11-6

                   近鉄奈良線「学園前」駅下車徒歩約7分

                   2010年11月     







コメント (11)    この記事についてブログを書く
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11 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
どうして「濃」が? (yoshy)
2010-11-29 16:32:31
どうして「濃」が、「な」になるのか、不思議です。
どうして「濃」の上に、小さく「な」が、書かれてるのか。
新古今も「な」です。だから合ってる。でも、

どうして「濃」が、「な」で「の」ではないんだろう????
乱鳥さん 教えて!
返信する
こんばんは (訂正 yoshyさんへ)
2010-11-29 18:57:41
 yoshyさん コメントをありがとうございます☆

 光悦がその時の美的感覚で「濃」という変体仮名を使ったということです。
 前回の返事は、間違いでしたので、訂正致します。

 今夜も冷えそうです☆。
 温かくして,楽しんで下さいませ^^
返信する
のののの (yoshy)
2010-11-29 21:46:49
わすれし濃 なには乃 あき能 やはの ・・・

全部違う「濃・乃・能・の」=「のののの」

「ひらがな」は、やめて「かな」を教えるべきだ!
「変体仮名」復活すべきだ!

過激派yoshyでした。
返信する
「な」 (yoshyさんへ)
2010-11-30 01:32:50
 yoshyさん、教えていただきありがとうございます。

 光悦が慶長11年11月11日に「濃・乃・能・の」全てを使うためだったのですね。
 光悦の文字における美的感覚に驚いてしまいました。
 わたしはyoshyさんのご質問以前の問題で、理解していませんでした☆行草書などは読みにくい字があり、わたしはお手上げです。

 ところで、yoshyさんのご質問に戻りますが、なぜ「な」なのでしょうか?
 聞くところによると、次のような感じだそうです。


 昔は清音と濁音との区別が無かったので 「わすれし濃」の「わすれ『し』」を「わすれ『じ』」に置き換えると

『わすれじな』は「わすれまい」
「じ」で否定(助動詞)、「な」で決意や希望(助詞)

 
 yoshyさん
 いつも教えていただきありがとうございます☆
 心より感謝致します^^
 お気づきや間違いなど,これからも教えていただきたく、よろしくお願い致します*^^*
 
 ありがとうございます☆^^☆
 明日も目一杯楽しんで下さいね*^^*
返信する
見ること (yoshy)
2010-11-30 09:11:36
眺める
見る
注視する
議論してから見る

きっかけは小さな疑問から、
何かとても凄い掘り出し物、
宝物を発見できました。
ありがとう。
返信する
感謝! (yoshyさんへ)
2010-11-30 11:20:00
 yoshyさん
 いつもありがとうございます☆

 今までは「好きだな」「きれいだな」「欲しいな(笑)」だけで、美術的な感覚で見ていました。
 今回、yoshyさんに教えていただき、こういう美術品はそのような角度からも鑑賞できることに気づかされました。
 見方はまだわかリません^^が、これからはそういう方向からも意識して感じ取れればいいなと考えています☆

 こちらこそ、ありがとうございました☆
 おかげで,楽しい時間を持つことができました。
 又、yoshyさんのおかげで、暗中のわたくしは 調べ方の初歩の門前くらいまで辿り着きつつあるようです*^^*

 これからもご指導下さいますよう、よろしくお願い致します*^^*

 ☆yoshyさん、ありがとう~~~*^^*
返信する
宇宙 (yoshy)
2010-12-01 09:01:10
夜、布団に入っても「光悦の書」がでてくる。
宣秋門院丹後が、字が変えられているのを見ても、
にっこりほゝ笑んで頷く姿が浮かぶ。
実は「秋」という字が、「禾」「火」左右入れ替わって
「異字体」になってます。なぜ?
「ことうらにすみ」の「うら」なのか。
同じ日付の色紙10余枚、書体も一様でないとある。
墨の色、下絵、連綿など・・・。
宇宙だ!
光悦の書、乱鳥さんの写真から目眩が。
光悦と宗達 この二人、酒を飲むとどんな話をしたのだろう。

yoshyのおそまつ!
光悦のおみごとさ!
光悦の校閲は、
注視は中止して、
寝ないと!
返信する
こんばんは (yoshyさんへ)
2010-12-01 20:46:16
 コメントをありがとうございます#^^#
 今日は京都に行き、今帰りました☆

 yoshyさんがこの一枚を見られると、こんなにも深く味合われるのですね。
 実はか「秋」問い氏にも引っかかっていました。
「難波の秋」…が太くこく、またわざと読みづらく書かれていて、それでこの一枚に魅かれたのです。yoshyさんのように深くではなく漠然とですが、いわゆる「味のある」歌を消化した書だと感じました。

「ことうら」は名詞だとは思うのです。ことうらに住み、ことうらの月を見る今も、昔を思い出しているんですね^^

 書体も一様でない
 書と言う形を借りた、心のクロッキーだったのかも知れませんね。

 光悦と宗達
 光悦とyoshyさん
 魚は寒月と茶花
 上手い酒になりそうですね。

 yoshyさん
 深い美味しいお話をありがとうございます☆^^☆
 とても楽しいです☆
 
 今夜はゆっくりとお休みになって下さいね。
 明日も素敵な時間を…*^^*
返信する
宇宙 (追記 yoshyさんへ)
2010-12-03 06:42:25
 わすれし濃(な) 難波の秋の 夜半(よわ)の空

    ことうらにすみ つきはみるとも


 宇宙の光が届きました☆^^☆


 くずのはや  つきを うらみし  こと書す 光悦

(「ことうらにすみ つきはみるとも」と 「うらみ葛の葉」『葛の葉』)
返信する
裏見 (yoshy)
2010-12-03 09:16:13
乱鳥さん

「秋風の吹きうらがへす葛の葉のうらみてもなほ恨めしきかな」
古今823貞文

羨ましい才・・・。
見事に裏返りました。
裏見に参りました。
返信する

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