乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

単位

2013年09月25日 | ことのは


 単位というものは、まこと難しいものでございます。
 下(林英夫監修『基礎 古文書のよみかた』)を参考にいたしまして、古い資料に出てまいりました斗(と)の前の文字が石(こく)と判明いたしました。
 八百八拾壱石八斗七分…
 弐百七拾三石七斗三分三尺
 斗(と)の前は石(こく) のようです。
 加えて
 古い文字で記された【ト】の縦長は【分】という文字です。

 斗(と)の前は石(こく)
 とのまえはこく
 殿前は酷


 殿前は酷
 あぁれぇ~ はずかしぃ はずかしわぃのぅ~ 
 かのお方は、【の』】にあられまするぞ!【分】をわきまえよ。
 あいのぅ。

          …朝からすみませんです
                    と、謝る乱鳥

   

 

 林英夫監修『基礎 古文書のよみかた』参考▼
 度(尺度・里程)
  丈(じょう)・尺(しゃく)・寸(すん)・分(ぶ)・厘(りん) 十進法

  中世以降、曲尺(かねざし)が基準(呉服尺・鯨尺・享保尺・文木(文尺)などもある)
  明治八(1875)年に曲尺一尺=30.303センチ
 
 里程
  里(り)・町(ちょう)・間(けん)
  一間は曲尺の六尺が基本となります。

 
 量(容積)
  量
  石(こく)・斗(と)・升(しょう)・合(ごう)・勺(しゃく 尺)・才(さい)・弗(ふつ) 十進法
  中世では、荘園領主や寺社ごとに個々の量制が用いらる。
  豊臣秀吉により 京桝に統一される。

 
 衡(重さ)
  古代の令制以前から斤(きん)・両(りょう)・分(ぶ)・銖(しゅ)の制がある。
  近世でも茶や生糸などに用いられた。
  一斤を茶では四百匁、生糸では百六十匁とする。

  重さを計る単位
  貫(かん)・匁(もんめ)・分(ふん)・厘(りん)
 
 
 面積
  町(ちょう)・反(段)(たん)・畝(せ)・歩(分)(ぶ)
  太閤検地以降は一反=三百歩。一
  歩は一坪もいい、曲尺の六尺×六尺

 

 度(長さ・里程)
  1丈(じょう)=10尺(しゃく) 1尺=10寸(すん) 1寸=10分(ぶ) 1分=10厘(りん)
  曲尺(かねざし)1尺=30.303cm  鯨尺(くじらじゃく)1尺=37.8cm

  1里(り)=36町(ちょう)=3927.2688m 1町=60間(けん)=109.0908m 1間=曲尺6尺=1.818m

 
 量(容積)
  1石(こく)=10斗(と) 1斗=10升(しょう) 1升=10合(ごう) 1合=10勺(しゃく) 1勺=10才(さい) 1才=10弗(ふつ)
 寛文9年(1669)以降 1升=1.80391リットル
 「夕」は「勺」(「しゃく」「せき」)と読む。

 
 衡(斤両銖及び重さ)
  1斤(きん)=16両(りょう) 1両=4分(ぶ) 1分=6銖(しゅ)
  明治8年(1875)以降 1銖=1.6g

  1貫(かん)=1000匁(もんめ)=3.75kg 1匁=10分(ぶ) 1分=10厘(りん)

 
 面積(広さ)
  1町(ちょう)=10反(たん)(段)*1町=1ha 1反=10畝(せ)*1反=10a 1畝=30歩(ぶ)(分)


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2 コメント

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古墳を作る時の・・・ (やまとなでしこあん)
2013-09-27 08:53:33
ものさしも高麗尺だったかないろいろあったりしたのだったのかな?忘れてしまいましたが、言葉の中にいろんなものが隠されていて面白いですよね。
返信する
ありがとうございま~~す☆ (やまとなでしこあんさんへ Ranchoより)
2013-09-27 23:30:41
やまとなでしこあんさん、こんばんは(^^)
楽しいコメントをありがとうございます☆^^☆
とても嬉しいです!^^!

本当ですね^^
いろいろあったみたいですね^^

へぇ^^そうなのですか?
言葉の中にですか?
面白そうですね!
返信する

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