乱鳥の書きなぐり

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『江戸時代の古文書を読む 田沼時代』「田沼意知刺殺事件の真相」    出典 石河家文書『徳川林政史研究所所蔵』

2019年08月17日 | 読書全般(古典など以外の一般書)


 『江戸時代の古文書を読む 田沼時代』「田沼意知刺殺事件の真相」    出典 石河家文書『徳川林政史研究所所蔵』







 田沼意知は、田沼意次の子



 吉良斬り付け事件の『忠臣蔵』や歌舞伎の『仮名手本忠臣蔵』はあまりにも有名だが、田沼意知にもこういった事件があったとは。

 善左衛門が田沼意知に何箇所も深手を負わせ、善左衛門が奉行所に問いただされる。

 しかし数日後、善左衛門が亡くなった時点で切腹。

 当時はいかなる理由があるにせよ、傷をおった者の息が途絶えた時点で、斬り付けたものは切腹になったという。


 なお切腹は、歴史書に度々書かれているように、芝居と同様の所作が途中まで行われる。

 しかし実際には、探検ではなく、木刀や扇子が置かれて腹を切る仕草をした時点で検視が見届け、首を切ったという。

 善左衛門の場合は木刀が置かれ、上のように腹を切る仕草をした時点で検視が見届け、首を切ったのだと書かれていた。


 歌舞伎を思い浮かべながら読んだので、不謹慎ではあるが、物語として非常に楽しかった。

 ただ、善左衛門の斬り付けたるゆうのいかんん委せよ、死んだ時点で切腹を命じられたという史実は、忍びない思い出ある。








 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





 『江戸時代の古文書を読む 元禄時代』

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