乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

『井筒』観世流と宝生流の比較   観世流特製一番本(大成版) わんや書店の老松.頼政.井筒.鉢木.羽衣 能を読む-2 世阿弥 神と修羅と恋  新日本古典文学大系 竹取物語 伊勢物語

2018-06-04 | 在原業平、そして、伊勢物語 と、仮名草子 仁勢物語
           写真は、『観世流百番集』より『井筒』






 

 業平様の好きな私はこれまでに『伊勢物語』を『仁勢物語』と比較したり、岩波の古典文学全集や新古典文学全集や観世流百番集やビギナーズ版で読んだり、何度となく楽しんだことがあります。

 能楽の『井筒』もこれまでに数多く楽しませていただきました。

 しかしながら観世流特製一番本(大成版)と、わんや書店の老松.頼政.井筒.鉢木.羽衣は、これまで手にしたことがありませんでしたので、比較して楽しむことにしました。

 説明は『能を読む-2 世阿弥 神と修羅と恋 』と新日本古典文学大系の頭注の力を借りることにしましたが、慣れ親しんだ『井筒』ですので、あまり読むには至りませんでした。

 能楽の『井筒』を思い浮かべながら、二つの流派の謡本を比較する時間はとても楽しいものでした。



 私が思っていたよりも、観世流特製一番本(大成版)と、わんや書店の老松.頼政.井筒.鉢木.羽衣からの『井筒』における言葉や内容の違いは認められませんでした。

 むしろ文字の書き方、これが大きく違います。

 観世流特製一番本(大成版)はすんなりとした文字で、どなたでも読むことができます。

 わんや書店の老松.頼政.井筒.鉢木.羽衣の『井筒』は変体仮名や独特の崩し方が多く、古文書を少し知っている方が読みやすいかもしれません。

 曲や場面を思い浮かべながら 観世流特製一番本(大成版)と、わんや書店の老松.頼政.井筒.鉢木.羽衣『井筒』を比較する作業は大変楽しく、御克にも多くの本を読みましたがその中でも印象深い読書の時間となりましたので、ここに記録させていただきます。

 
   
 





井筒
観世流特製一番本(大成版)
1997/5/1
観世左近 (著)


老松.頼政.井筒.鉢木.羽衣から 井筒
宝生流地拍子謡本
1977/12
宝生 九郎 (著)


能を読む-2 世阿弥 神と修羅と恋
2013/3/23
梅原 猛 (監修), 観世 清和 (監修),
天野 文雄   (その他)


新日本古典文学大系
竹取物語 伊勢物語
1997/1/28
堀内 秀晃 (著), 秋山 虔 (著)


 業平道の説明パネル 写真

 



 最後までお付き合いくださいましてありがとうございます。

 感謝申し上げます。
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『読めなくても大丈夫!  中世の古文書入門』     (五月に読んだ本の中で、オススメの本 1)

2018-06-04 | 読書全般(古典など以外の一般書)
 

    『読めなくても大丈夫!  中世の古文書入門』

 
     

 5月も多くの本を読みましたが、面白かったものが数冊ありました。

 本書はその中の一冊。

 読めなくても大丈夫!とは書かれていましし、読まなくてもことは足りるのですが、ある程度古文書に慣れ親しんだ方の方が、書式において読み進む上で楽しいかもしれません。

 簡単に記されていますが、知らないことが多く、メモを取りつつ読み進めました。

 小島道裕氏の他の本も読んでみたくなる一冊です。


 小島道裕氏といえば、『洛中洛外図屏風』の著者。

 また、国立歴史民俗博物館・総合研究大学院大学教授でもあります。

 小島道裕氏紹介(下記)に、企画展『中世の古文書―機能と形―』(2013年)とありますが、私は『中世の古文書―機能と形―』をどこかで目にした途端に手元に置きたくなり、国立歴史民俗博物館から取り寄せた一冊です。

 ただいま、『中世の古文書―機能と形―』を目の前に置きながらこれを書いていますが、とても読みたくなってまいりました。

『中世の古文書―機能と形―』は素晴らしく出来の良い充実した図録です。

 一度、国立歴史民俗博物館にも行ってみたい。

 私の欲望は、『読めなくても大丈夫!  中世の古文書入門』により、ことごとく広がっております。

     

 

 


 『読めなくても大丈夫!  中世の古文書入門』



 

 

 読めなくても大丈夫!
 中世の古文書入門
 小島 道裕 著

  128ページ
 2016.10.24
 定価1,728円


 くずし字が読めなくても大丈夫! 古文書の機能と形に着目すれば、人びとの人間模様が見えてくる。源頼朝や織田信長、豊臣秀吉たちの心の内まで浮かび上がる、見て楽しむ古文書ガイド!

 著者
 小島 道裕 (コジマ ミチヒロ)
 国立歴史民俗博物館・総合研究大学院大学教授。専門は日本中近世史。古文書を見る楽しさをアピールした企画展『中世の古文書―機能と形―』(2013年)展示代表。著書に『洛中洛外図屏風』『信長とは何か』など。


 最後までお付き合いくださいましてありがとうございます。

 感謝申し上げます。
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アリス=紗良・オット ピアノリサイタル in奈良

2018-06-04 | 舞台・音楽 雑感メモ


    アリス=紗良・オット ピアノリサイタル in奈良

    2018年5月27日(日)

   『ならピ♪Nara Piano Friends #6』




 
   アリス=紗良・オット ピアノリサイタル

 
   奈良県やまと郡山城ホール



   

 スペシャルトーク 1時間


 ピアノ・プログラム
  グリーグ:
  抒情小曲集より

  ショパン:
  スケルツォ第2番変ロ短調

  シューマン:
  3つのロマンス(作品28)より第2番

  リスト:
  ラ・カンパネラ(パガニーニ編)第3番嬰ト短調

   


 ピアノリサイタルを楽しむ。

 まず初めに、アリス=紗良・オットの生い立ちや好みなどパネルを交えてのスペシャルトークが一時間。

 ピアノのコンサートで、前半一時間のトークがあるのは、大変珍しい。

 知らずに行った私たちは、この目新しい企画に、目をしな芝させながらほくそ笑んでいた。


 司会者二人とピアニストとのトークが終わって、いよいよピアノの演奏が始まる。

 馴染みの曲は心で踊り、心で歌う。

 選曲はいたって楽しく、内心童心に帰り飛び跳ねていた。

 特に気に入ったのはリストの曲

 素晴らしい技巧で、観客の心を鷲掴みにされていた。

 充実かつ満足の時間を過ごさせていただいた。

    


 最後までお付き合いくださいましてありがとうございます。

 感謝申し上げます。



 
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多くのみなさま  ご来場、誠にありがとうございます。

2018-06-04 | 乱鳥徒然 Rancho's room.
          写真は、「明恵上人像」




 みなさま、お久しぶりでございます。

 久々にブログに帰ってまいりました。

 気がつくと、アクセス数が700を超えておりました。

 ほぼ、古典関係の検索で規定歌抱いていたようです。

 多くのみなさまのご来場、誠にありがとうございます。

 心より感謝申し上げます。

 



2018.06.03(日) 4387 PV 726 IP 1068 位 / 2825898ブログ
2018.06.02(土) 5053 PV 554 IP 1330 位 / 2825763ブログ
2018.06.01(金) 4018 PV 464 IP 1750 位 / 2825638ブログ
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2018.05.29(火) 2431 PV 446 IP 1729 位 / 2825183ブログ
2018.05.28(月) 1463 PV 351 IP 2332 位 / 2824985ブログ
過去3週間の閲覧数・訪問者数とランキング(週別)

日付 閲覧数 訪問者数 ランキング
2018.05.27 〜 2018.06.02 21561 PV 3049 IP 1760 位 / 2825763ブログ
2018.05.20 〜 2018.05.26 21070 PV 3560 IP 1544 位 / 2824704ブログ
2018.05.13 〜 2018.05.19 13843 PV 2923 IP 1889 位 / 2823474ブログ

 最後までお付き合いくださいましてありがとうございます。

 感謝申し上げます。
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