乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

なんとなく、(故)七代目芝翫丈について思う。

2018-06-22 | 舞台・音楽 雑感メモ


  七代目芝翫丈

 

 七代目芝翫が亡くなられて、早七、八年が経つというのに、瞼を閉じれば未だ私の中で演じ、舞続けておられる。

 彼が出てこられると舞台の色彩は、品の良いオーレーリンの光を放たれていた。

 舞台は明るくなり、独特のイメージで演目を彩られる。

 

 江戸時代の芝翫のことだが、関西に来られるとなると、和歌山には立派な芝翫船が何槽も出たという。

 私はそれを、確か、大阪歴史博物館であったか或いは他の博物館か美術館であったかは定かではないが、浮世絵(役者絵)で見たことがある。

 浮世絵(役者絵)で見る限り、江戸時代の中村芝翫は、千両船、万両船役者であったらしい。

 和歌山といえば蜜柑船の紀伊国屋文左衛門が有名であるが、浮世絵ではそこまでは認められなかったので、蜜柑に関係するか否かは定かではない。

 

  七代目芝翫丈はリアル舞台でもかなり多く見る機会に恵まれたし、歌舞伎チャンネル(現在は無い)や衛星劇場で驚くばかりの回数を見たが、彼のオーラと演技の深さは計り知れぬものがあった。

 現在は迫力のある八代目芝翫(元中村橋之助さん)が名をついでいらっしゃるが、芸風は随分と違う。

 しかしながら彼の見得の切り方やお人柄の良さが舞台に滲み出ており、彼も好きな役者の一人である。

 彼がカッコのいい演目を演じられると、劇場中に黄色い悲鳴や感性は湧き上がる。

 

 最近、テレビ等で、どことなく七代目芝翫丈似の役者さんを見つけた。

 家族曰く、そんなわけがないでしょう、と。

 だが、私は思う。演技の細やかさ、見得のかっこよさ、品性が滲み出たお顔立ちと演技力。

 多少の受け口ですっと力を抜いて笑まれるその姿は、七代目芝翫丈の再来ではないかと。

 私は、演じ手の芝居や舞に芝翫の姿を求めて、ユーチューブに釘付けである。

 もう一つ言うならば、受け口は三白眼とともに、世界中を考えて偉人が多いとされている事でも有名である。

 

 齢を重ねても、阿呆は阿呆

 舞台が好きでよかった。

 書物が好きでよかった。

 何よりも、阿呆で良かったと歳を重ねて痛感する今日この頃である。

 


 拙ブログに最後までお付き合いくださいまして、心より感謝申し上げます。


 

 


 


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春日大社  和舞(本社)と東遊(若宮)東遊奉納は神事の一つであり、トルコのセマー(回旋舞)を思い浮かべる。 (20景)

2018-06-22 | 神社仏閣・祭り


    
  
   春日大社  和舞(本社)と東遊(若宮)東遊奉納は神事の一つであり、
   トルコのセマー(回旋舞)を思い浮かべる。







 『旋舞(セマー) 』   トルコ 国鉄シルケジ駅構内/カッパドキア・ケーブ内  他  (写真あり)
 

 和舞と東遊は修行も兼ねてくるくると回るといった内容ではないが、セマー(舞)が始まる前には、動物の毛の様なものの上に座り、神事(の様なこと)が仰々しく行われる。

 セマーは神事なので、『翁』と同様、神事及び舞が終わるまでは、酒や飲食は禁止。

 セマーが終われば、飲食は自由である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 拙ブログにお付き合いくださいまして、誠にありがとうございます。
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春日大社の本社と若宮にて 和舞、東遊奉納を拝観を楽しませていただく。[NO.2 12景]   

2018-06-22 | 舞台・芝居


   春日大社講座受講後、春日大社の本社と若宮にて 和舞、東遊奉納を拝観[NO.2 12景]




 今となってはずいぶん以前の記録となり申し訳ございません。

 4月29日、藤満開の候、春日大社の和舞の講座を受講。

 講義受講後、春日大社二箇所(本社と若宮)で、和舞と東遊を拝見させていただいた。

 伝統芸能に少なからず関心のある私は、貴重な経験をさせていただき、関係者の皆様方に感謝している。

 ここからは、写真で記録したいと思います。今回はスマホではなく、カメラを使用しています。

 かなり距離があり、フリーハンドのズームで撮っていますので、ブレなどお許しくださいます様お願い申し上げます。

 

 
 柏の葉でお神酒を飲む。

 

 

 
 春日大社の山藤

 

 

 

 
 講座のプリント(部分)奉納の舞を前にして、同じ衣装であることを確認した。

 
 講座のプリント(部分)奉納の舞を前にして、同じ衣装であることを確認した。

 
 講座のプリント(部分)奉納の舞を前にして、同じ衣装であることを確認した。

 

 
 春日大社の藤
 この藤にはマルハナバチが吸い寄せられてくる。
 マルハナバチは、人を刺さないらしい。

 国宝殿
 読売新聞社後援 ◆いのちと心の講座129◆
 平成29年4月29日(祝) 13時半 受付開始 会 場 : 春日大社 感謝共生の館
 講 師 : 秋田真吾(春日大社 国宝殿 学芸員)



 最後までお付き合いくださいましてありがとうございます
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春日大社の本社と若宮にて 和舞、東遊奉納を拝観を楽しませていただく。[NO.1 11景]   

2018-06-22 | 舞台・芝居


   春日大社講座受講後、春日大社の本社と若宮にて 和舞、東遊奉納を拝観[NO.1 11景]




 今となってはずいぶん以前の記録となり申し訳ございません。

 4月29日、藤満開の候、春日大社の和舞の講座を受講。

 講義受講後、春日大社二箇所(本社と若宮)で、和舞と東遊を拝見させていただいた。

 伝統芸能に少なからず関心のある私は、貴重な経験をさせていただき、関係者の皆様方に感謝している。

 ここからは、写真で記録したいと思います。今回はスマホではなく、カメラを使用しています。

 かなり距離があり、フリーハンドのズームで撮っていますので、ブレなどお許しくださいます様お願い申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 平成29年4月29日(祝) 春日大社講座受講後、春日大社の本社と若宮にて 和舞、東遊奉納を拝観
 日本に古くから伝承されている芸能に国風歌舞(くにぶりのうたまい)がある。

 春日祭や春日若宮おん祭など で奉納される和舞や東遊、また御神楽の人長舞がこれに相当。

 この国風歌舞や御巫が舞う神楽に欠かせな い楽器が絃楽器である琴です。

「平安の正倉院」と称せられる春日大社には、日本屈指の国宝352点、重要文化財971点を所蔵。

 その 中には国宝の蒔絵箏、和琴や銀琴など他に類を見ない特殊な楽器が神宝として伝来しているとのこと。

 本社と若宮で奉納される和舞と東遊をご拝観いただきながら、普段 聞く機会のほとんどない和琴の響きをご堪能いただきます。


 国宝殿
 読売新聞社後援 ◆いのちと心の講座129◆
 平成29年4月29日(祝) 13時半 受付開始 会 場 : 春日大社 感謝共生の館
 講 師 : 秋田真吾(春日大社 国宝殿 学芸員)



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