乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

30: 『名作歌舞伎全集第十九巻』から「どんつく(神楽諷雲井曲毬 かぐらうたかもいのきょくまり)

2014年02月18日 | 名作歌舞伎全集/古典文学全集(浄瑠璃含)、歌舞伎関係本
  (東京国立博物館所蔵)


   30: 『名作歌舞伎全集第十九巻』から「どんつく(神楽諷雲井曲毬 かぐらうたかもいのきょくまり)」



 「どんつく(神楽諷雲井曲毬 かぐらうたかもいのきょくまり)」
  上下 解説      264-265 郡司正勝
  上下 菅原伝授手習鑑 266-271  

 東京創元社
 昭和44年



 テレビで「どんつく」で見た直後、『名作歌舞伎全集第十九巻』から「どんつく(神楽諷雲井曲毬 かぐらうたかもいのきょくまり)」を読む。
 これまでのテレビ鑑賞記録でも相当な過激さを匂わせていたこともあったかもしれない(笑)が…
 あら!あそこも。まぁ!これも!なぁんて思っている以上に言葉遊びの激しい〈御SUKEBE 〉ぶりでございました^^
 でもあけえら感としていて、おめでたくって、大神楽など日本のこういった昔あった大道芸もいいなと思うのでした。
 その楽しさを見事に表情にあらわしておられたのが、仁左衛門丈と福助さん。
 三津五郎さんの踊りのお上手さや滑稽な踊りを見ると余韻が残り、今日は大変時間がせいているわたくしなのでありますが、『名作歌舞伎全集第十九巻』からこの部分「どんつく(神楽諷雲井曲毬)」だけを楽しんだのでございましたとさ。


 千代の縁(えにし)を結びの神の、仲人島台、梅松茸(うめまつたけ)の、杯は、うれしい仲じゃないかいな。悪魔降伏千代万歳(ちよばんざい)、めでたき春と祝しける。
  トよろしくあって皆々引き張りの見得、
  通り神楽にて拍子。

                 幕
 (271ページ)


        めでたしめでたし
        
 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『神楽諷雲井曲毬~どんつく』(かぐらうたかもいのきょくまり)三津五郎 仁左衛門

2014年02月18日 | TVで 歌舞伎・能楽
 (東京国立博物館所蔵)



 『神楽諷雲井曲毬~どんつく』(かぐらうたかもいのきょくまり)」



 これまでに何度もテレビで見ている『神楽諷雲井曲毬~どんつく』
 楽しくて滑稽でずいぶんエロチックな言葉と踊りとリズム…
 仁左衛門丈がめっちゃかっこう良くて大神楽を見る目が優しくって…
 三津五郎さんの踊りが楽しくってお上手で…
 團十郎は漫画!のように滑稽で…
 
『神楽諷雲井曲毬~どんつく』は満足☆満足☆

 これまでから『神楽諷雲井曲毬~どんつく』は一緒におどりたくなるようなはやる心を抑えねばならないくらいに好きなんだよ。

 ずいぶん江戸らしくって、
 本日6月までしか読めなかったけれど『絵本江戸風俗往来』(東洋文庫)を思い浮かべながら、『神楽諷雲井曲毬~どんつく』を見たんだよ^^

 舞台『神楽諷雲井曲毬~どんつく』を見た後は仁左衛門丈と三津五郎さんの踊りと「どんつく(踊り)」を見る福助さんのお優しい目の表情が心に残っていて、『名作歌舞伎全集第十九巻』「どんつく(神楽諷雲井曲毬 かぐらうたかもいのきょくまり)」を読んだよ。 

 思っている以上に言葉遊びの激しい〈御SUKEBE 〉ぶりでございました^^
                       あなかしこ





本編尺:45分
製作年:2010年
出演:市川團十郎 坂東三津五郎 中村梅玉 中村魁春 中村福助 坂東巳之助 坂東小吉 中村錦之助 坂東秀調 市川左團次 片岡仁左衛門

多くの参詣人で賑わう亀戸天神の境内。その中でひときわ人目をひくのが、太神楽の親方鶴太夫と太鼓打、荷物持ちのどんつく。江戸っ子らしい親方のきびきびとした動きと、田舎者のどんつくのしぐさが人々の笑いを取り、曲芸を見せる太神楽で盛り上がる。
『どんつく』は七世三津五郎をはじめ、八世、九世三津五郎が得意とした華やかな常磐津の舞踊作品。それを当代三津五郎、團十郎、仁左衛門といった豪華な顔ぶれが賑やかに踊る。七世・八世・九世三津五郎の追善狂言として故人の面影を偲ぶ一幕でもある。(2010年/平成22年10月・新橋演舞場)










コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

29: 『絵本江戸風俗往来』(東洋文庫)再読  1月~6月まで

2014年02月18日 | 古典全般(奈良〜江戸時代)



 29: 『絵本江戸風俗往来』(東洋文庫) 20版

 2012年4月14日に読了した『絵本江戸風俗往来』(東洋文庫)をもう一度丁寧に読む。今日はこの本と格闘して楽しんでいるが、今のところ、6月(133ぺーじまで)。只今、夕刻の6時前なので、本日中に読み終えるのは、無理かもしれない…。


 以前に読んだ記録(写真つき) 9版
    ↓
 57: 『絵本江戸風俗往来』菊池貴一郎著 鈴木棠三(とうぞう)編 東洋文庫50



『絵本江戸風俗往来』メモ
 
 1月
 正月:恵方に向かって、水を汲む。 
 発風呂:湯屋の二階
     二階の石榴口も負わす
     ↓
     桜湯 
 初結;髪結床
    廻り  (『髪結新三』はこちら^^)
 歌留多遊び; 四十八字とは無関係の物あり
        ことわざなど  例「はなより」「だんご」
 
 2月から6月
 興味深いことが多くかかれているが時間の関係上省略。


 ただし…
 3月 「御女中芝居見物」 のみ 写真  (72,73ページ)
 







 東洋文庫  50
 平凡社東洋文庫

『江戸府内絵本江戸風俗往来』
 袋綴活字 (二段組・石版刷  二冊本)

 菊池貴一郎著




 鈴木棠三とうぞう編
 静岡県生まれ。國學院大學国文科卒業。國學院大學講師などを務め、近世の文芸を中心として多くの著書・編纂を残した。
俗語 語源散歩 東京堂 1961
ことわざ歌留多 東京堂 1961
しゃれ 東京堂 1961 「日本語のしゃれ」講談社学術文庫
ことわざ処世術 東京堂 1962
なぞの研究 東京堂 1963 のち講談社学術文庫 
対馬の神道 三一書房 1972
安楽庵策伝ノート 東京堂出版 1973
今昔いろはカルタ 世渡りの知恵・ことわざ 錦正社 1973
近世紀行文芸ノート 東京堂出版 1974
ことば遊び 1975 (中公新書) のち講談社学術文庫 
日本年中行事辞典 角川書店 1977.12 (角川小辞典)
私家版金具屋年代記 1978.6
日本俗信辞典 動・植物編 角川書店 1982.11
狂歌鑑賞辞典 角川書店 1984.8 (角川小辞典)
日本のなぞなぞ 万葉から江戸時代まで 1986.10 (岩波ジュニア新書)
醒睡笑研究ノート 笠間書院 1986.12 (笠間叢書)
説話民謡考 三一書房 1987.12
鎌倉への道 三一書房 1988.6
俳諧の系譜 その笑い 1989.5 (中公新書)
語源散策・相合い傘 創拓社 1990.7
藤岡屋ばなし 江戸巷談 正続 三一書房 1991-92 のちちくま学芸文庫 
中世の笑い 秋山書店 1991.12
日常語語源辞典 東京堂出版 1992.6
言葉と名前 秋山書店 1992.12








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

菅原道真 4  メモ

2014年02月18日 | 菅原道眞
(先日ふった雪は、すっかりとけました。今日はフキが元気に頭を上げています。春よ、こい!です。)



  菅原道真 4  メモ


 東風吹かば にほひおこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ  菅原道真 その1
 菅原道真 (菅原 道眞)  その2 秀才道真、業平と親交が深かったか…
 27;東風吹かば… 春を忘るな・(春な忘れそ) 『大鏡』『拾遺和歌集』菅原道真 その3


北野天満宮所蔵『北野天神縁起絵巻〈承久本〉』「平成記録本」全9巻 京都文化博物館 京の至宝と文化

乱読記録2012年97:『日本絵巻大成21 北野天神縁起「承久本」』解説/ 岩波古典『菅原文草 菅家後集』

『天神縁起の系譜』「北野天神絵巻」(承久本)から巻一、巻二 須賀みほ編



 菅原道真メモ
    『太平記 一』
    『神道集』
    『寺社縁起』



 先日は菅原道真の日を過ごした。
 その後もマイ道真ブームはつづいている。

 寒いので外出を控えている。
 家の本を手に取って遊んでいると、菅原道真の本が結構多いことに気づく。

 古典文学大系の中には多く出てくるし、直接の名前がついてない物でも『太平記』や『神道集』などなど
 おまけに先日図書館でお借りした『寺社縁起』も我が家の本棚の片隅に鎮座していた。(『寺社縁起』には「北野縁起」などが所収されている。)

 只今もいつもの通り興味のある本を数冊以上併読し、積ん読開く時間切れ積ん読開く力不足…みたいな日々を送っている。

 なぜ世の中にはこのように面白そうな本や美術や舞台や映画や音楽が多いのん?
        と、頭をかかえ時間を欠く。

 楽しい時間を過ごすはいいが、時間が足りず困った困った駒左衛門。


 道真とは無関係だが、とりあえず今日は『絵本江戸風俗往来』(東洋文庫)を読もう!と、心に決める☆





コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1966年よりカッパドキアへ古代オリエント美術調査団の一員だった柳宗玄の誕生日

2014年02月18日 | 乱鳥徒然 Rancho's room.
    (写真は天神祭 船能 「羽衣」)






 柳宗玄
 1917年2月18日柳 宗玄の生まれた日

 柳宗玄(やなぎ むねもと、1917年2月18日 - )
 美術史家。
 お茶の水女子大学名誉教授。

 父は民藝運動で著名な柳宗悦で、次男。母は声楽家の柳兼子、妻は志賀直哉の四女・万亀子。

  柳宗玄は東京生まれ、白樺派運動の中心にいた父 柳宗悦の下で幼少期より芸術活動に触れていた。



 父 柳宗悦
 民芸運動
 1926年(大正15年)、「日本民芸美術館設立趣意書」の発刊により開始された、日常的な暮らしの中で使われてきた手仕事の日用品の中に「用の美」を見出し、活用する日本独自の運動。
 21世紀の現在でも活動が続けられている。
 雑誌『白樺』の同人であり西洋近代美術の紹介者でもあった柳は、1914年(大正3年)、朝鮮陶磁研究家の浅川伯教との出会いを通じて朝鮮の美術に関心をもつようになり朝鮮王朝時代の白磁、朝鮮民画、家具などの素朴な美を世に紹介することに努めた。

 1923年の関東大震災の大被害を契機として京都に居を移した柳は、濱田庄司、河井寛次郎らとともに、いわゆる「民芸運動」を展開した。
 柳、濱田、河井らは、当時の美術界ではほとんど無視されていた日本各地の日常雑器、日用品など、無名の工人による民衆的工芸品の中に真の美を見出し、これを世に広く紹介する活動に尽力した。
 柳はこうして収集した工芸品を私有せず広く一般に公開したいと考えていた。


 白樺派(しらかばは)とは
 1910年(明治43年)創刊の同人誌『白樺』を中心にして起こった文芸思潮のひとつ。
 また、その理念や作風を共有していたと考えられる作家達のこと。
 作家では有島武郎、木下利玄、里見弴、柳宗悦、郡虎彦、長與善郎の他、画家では中川一政、梅原龍三郎、岸田劉生、椿貞雄など
 大正デモクラシーなど自由主義の空気を背景に人間の生命を高らかに謳い、理想主義・人道主義・個人主義的な作品を制作した。人間肯定を指向し、自然主義にかわって1910年代の文学の中心となった。
 写実的、生活密着的歌風を特徴とするアララギ派と対比されることもある。



 柳宗玄は1966年よりトルコのカッパドキアへ古代オリエント美術調査団の一員として参加。
 1972年『ロマネスク美術』(学研)の編集で毎日出版文化賞受賞



 今日2月18日は柳宗玄氏の誕生日
 そんなこんなの日で、お誕生日おめでとうございます。
 
 さ!!家事の続きをしましょうっと^^
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする