日常

上賀茂神社(賀茂別雷神社)

2016-10-09 01:48:23 | 生活
モノクロの写真だと、時間軸がねじれたような印象を受ける。


人間の目。目の網膜には桿体細胞(rod cell)と錐体細胞(cone cell)の2種類がある。そうしたあらゆる単細胞が人間の営みを支えている。

錐体細胞(cone cell)は光の3原色を担当しているので、光の周波数に応じて赤、緑、青に場合分けする。
それに対して、桿体細胞(rod cell)は色ではなく光の明暗を感知する細胞。
色は区別できず、光があるかないか、明るいか暗いかだけを感知する。

視覚と言うと映像をイメージするが、元々の視覚は光があるかないかを検出するものだった。光を複雑に場合分けしようとすると、色によってわけることになり、桿体細胞(rod cell)だけではなく新たに錐体細胞(cone cell)がうまれた。色を識別するのは新参者だ。


光の明暗を感じる桿体細胞(rod cell)は「視覚」を生みだす前の原始的な細胞。


モノクロの写真は、そうした光と闇のバランスを感知する桿体細胞(rod cell)しか持たなかった原始的な過去の時代を思い出すような気がする。


国立京都国際会館は仕事で初めて訪れた。
合掌造りを思わせる素晴らしいつくりが美しい。コルビジェを思わせる幾何学的なコンポジション。




お招きいただいたお宅で、猫の写真も何枚も撮ってしまった。













上賀茂神社(賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ))は昔から行きたかった場所。やっと念願かなった。
京都駅から少し離れるだけでこんなにも風景が違うのかと驚いた。北山付近は素敵な場所だった。

上賀茂神社では、森や木や水や光が美しかった。
雷がカミサマの場所だから、光は特に重要だろう。

空間が清浄であればあるほど、光は光本来の美しさが際立ち、場全体をさらに美しく映し出すのだろう。
















































●Google Photo 上賀茂神社