日常

タクシーとわたし

2010-06-27 21:16:53 | 生活
うそのようでほんとの話。 脚色なしの、ほんとの話。 現実は、小説よりも、奇なり。 臨時バイトで頼まれた仕事。駅前から30分かけてタクシーで移動する。 その病院への仕事も今月が最後。 タクシーでは本も読めなくて、たいていはボーっとするか居眠りの時間。 そんなタクシーの中で不思議な運転手と不思議な会話をした。 そんな、おはなし。 =============== 「○○病院にお願いします。」 . . . 本文を読む

内臓を意識する瞬間

2010-06-19 01:04:56 | 生活
みなさんは、内臓を意識する瞬間ってありますか。 僕はあります。 週に最低2回はそんな時間が訪れます。 うちの大学の話。0時30分になると裏門が閉まるのです。 本題と関係ありませんが、まず、なぜに<0時30分>なのかを考えてみます。 <0時>でもいいじゃないかと。0時30分はキリが悪いじゃないかと。 もし0時が閉門だったとしましょう。 すると、23時40分には研究室を出ないといけない。 . . . 本文を読む

2010-06-16 20:00:44 | 生活
東京のような都会でも唐突に虹を見ると、圧倒される。 職場で少しだけ見えたので、病院の最上階まで急いで見に行ったけど、障害物とかできれいに全体像はみえなかったけど。チラリズム。思わず携帯カメラにて撮影。 天に伸びるゆるやかな曲線。この曲線の美しさ!甘美なこと!人間の常識を凌ぐスケールの大きさ! いやはや。自然ってすごすぎる!! . . . 本文を読む

500円の雑なランチ

2010-06-15 01:02:17 | 生活
御茶ノ水にバイトの仕事にいったときの話。 昼ごはんを食べようとして、駅前にランチ500円の居酒屋があった。 注文すると、米、サラダ、味噌汁はセルフサービスで、「無料!」って勢いのある習字の張り紙でアナウンスされた生卵が、山盛りにおかれていた。 チキンカツを頼んだら、ドカーンとした盛り付けのカオス乗せで、添えてあるスパゲッテイーもカピカピのやつで、少しはみ出ているのがオシャレなのか、雑なのか。 . . . 本文を読む

こびとさん

2010-06-14 07:48:39 | 考え
村上春樹さんの1Q84に、リトルピープルという存在、空気さなぎという概念が出てくる。 当時読んでいたときは、あまりピンと来なかった。 最近、昔話を読んでいる。 欧米の昔話には、「こびとさん」の存在がよく出てくることに、ふと気付いた。 よく考えると、日本昔話の一寸法師とかも、こびとさんのお話だ。 こびとさんで思い出した「白雪姫」の話を、いまさら読んでみた。 ================= . . . 本文を読む

父性原理と母性原理

2010-06-11 19:53:09 | 考え
最近、村上春樹さんに続き、河合隼雄さんの世界にはまっている。 お二人とも、できる限り全著作を読みたいと思っている。 2年ほど前によしもとばななさん、去年くらいから村上春樹さん、今年から河合隼雄さん。 この3人の本を読み始めたのは最近なのだけど、運命の糸のようなものを感じている。 というのも、今まではサイエンス漬けの日々だったし、基本的に意識や脳が中心の日々を送っていた。それは、ある意味現代 . . . 本文を読む

映画「クロッシング」

2010-06-06 21:46:00 | 映画
映画「クロッシング」を観た。 ここ数年で一番衝撃を受けた映画かもしれない。 観終わったあと、しばし呆然とした。 この映画「クロッシング」は北朝鮮の脱北者の話。  政治的なことはあまり知識がなく分からない。 自分なりに少しずつ勉強してみないといけない。 でも、そういう政治的なプロパガンダやドキュメンタリーの告発映画というよりも、人間の深い孤独や、深い絶望、先行きが見えない未来や日々・・ . . . 本文を読む

「神の子どもたちはみな踊る」

2010-06-03 07:48:47 | 
村上春樹さんの「神の子どもたちはみな踊る」を読んだ。 すごくよかった。  春樹さんの文章は、森の中から聞こえてくる音のようで、どこが音源かはわからなくて、探して歩いても、近づけば遠く聞こえ、遠ざかると近くに聞こえてくる。 でも、深い森のどこかから確実に聞こえてくる。そんな音楽。 そういえば、「遠い太鼓」って本もありますよね。 ============================= . . . 本文を読む