うそのようでほんとの話。
脚色なしの、ほんとの話。
現実は、小説よりも、奇なり。
臨時バイトで頼まれた仕事。駅前から30分かけてタクシーで移動する。
その病院への仕事も今月が最後。
タクシーでは本も読めなくて、たいていはボーっとするか居眠りの時間。
そんなタクシーの中で不思議な運転手と不思議な会話をした。
そんな、おはなし。
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「○○病院にお願いします。」 . . . 本文を読む
みなさんは、内臓を意識する瞬間ってありますか。
僕はあります。
週に最低2回はそんな時間が訪れます。
うちの大学の話。0時30分になると裏門が閉まるのです。
本題と関係ありませんが、まず、なぜに<0時30分>なのかを考えてみます。
<0時>でもいいじゃないかと。0時30分はキリが悪いじゃないかと。
もし0時が閉門だったとしましょう。
すると、23時40分には研究室を出ないといけない。 . . . 本文を読む
東京のような都会でも唐突に虹を見ると、圧倒される。
職場で少しだけ見えたので、病院の最上階まで急いで見に行ったけど、障害物とかできれいに全体像はみえなかったけど。チラリズム。思わず携帯カメラにて撮影。
天に伸びるゆるやかな曲線。この曲線の美しさ!甘美なこと!人間の常識を凌ぐスケールの大きさ!
いやはや。自然ってすごすぎる!!
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御茶ノ水にバイトの仕事にいったときの話。
昼ごはんを食べようとして、駅前にランチ500円の居酒屋があった。
注文すると、米、サラダ、味噌汁はセルフサービスで、「無料!」って勢いのある習字の張り紙でアナウンスされた生卵が、山盛りにおかれていた。
チキンカツを頼んだら、ドカーンとした盛り付けのカオス乗せで、添えてあるスパゲッテイーもカピカピのやつで、少しはみ出ているのがオシャレなのか、雑なのか。
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村上春樹さんの1Q84に、リトルピープルという存在、空気さなぎという概念が出てくる。
当時読んでいたときは、あまりピンと来なかった。
最近、昔話を読んでいる。
欧米の昔話には、「こびとさん」の存在がよく出てくることに、ふと気付いた。
よく考えると、日本昔話の一寸法師とかも、こびとさんのお話だ。
こびとさんで思い出した「白雪姫」の話を、いまさら読んでみた。
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最近、村上春樹さんに続き、河合隼雄さんの世界にはまっている。
お二人とも、できる限り全著作を読みたいと思っている。
2年ほど前によしもとばななさん、去年くらいから村上春樹さん、今年から河合隼雄さん。
この3人の本を読み始めたのは最近なのだけど、運命の糸のようなものを感じている。
というのも、今まではサイエンス漬けの日々だったし、基本的に意識や脳が中心の日々を送っていた。それは、ある意味現代 . . . 本文を読む
映画「クロッシング」を観た。
ここ数年で一番衝撃を受けた映画かもしれない。
観終わったあと、しばし呆然とした。
この映画「クロッシング」は北朝鮮の脱北者の話。
政治的なことはあまり知識がなく分からない。
自分なりに少しずつ勉強してみないといけない。
でも、そういう政治的なプロパガンダやドキュメンタリーの告発映画というよりも、人間の深い孤独や、深い絶望、先行きが見えない未来や日々・・ . . . 本文を読む
村上春樹さんの「神の子どもたちはみな踊る」を読んだ。
すごくよかった。
春樹さんの文章は、森の中から聞こえてくる音のようで、どこが音源かはわからなくて、探して歩いても、近づけば遠く聞こえ、遠ざかると近くに聞こえてくる。
でも、深い森のどこかから確実に聞こえてくる。そんな音楽。
そういえば、「遠い太鼓」って本もありますよね。
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