日常

外と内と 閉じられていて開かれている

2016-12-27 19:28:32 | 考え
起きている時と眠る時。外側への意識と内側への意識。 その両極での往復運動の中で、その中間、あわい、境界の状態は、重要な干渉地点でもある。 そうした自由の場所は子どもの頃から少しずつ育まれている。 起きている時から眠る時へ、眠る時から起きる時へと、必ず二回は通過する何気ない場所。 その自由な地こそが、生命が日々更新されるための重要な場所である。 そこは、外側の世界と内側の世界を分断する領域でもあ . . . 本文を読む

アニメ『おせち料理』の由来

2016-12-26 12:29:03 | 
ジャンルを越境して活躍中のお笑い芸人アップダウンのお二人。 今回は食育ヒーロー「ぬかづけマン」の活動のご紹介。 第3話『おせち料理』のアニメです。 稲葉も監修として微力ながらお手伝い(見守っているだけ?!)しておりますので、ぜひご覧ください!! 勉強になります。ちゃんと笑いもあります。 ●第3話『おせち料理』 参考までに。 他の作品もクオリティー高いです。 ●からだ会議~からだの声、 . . . 本文を読む

映画『Soul Odyssey - ユーラシアを探して』プレミアム上映会

2016-12-24 12:45:19 | 映画
以前もご紹介しましたが、同世代の渡辺真也さんがつくった素晴らしいロードムービーでもある映画『Soul Odyssey - ユーラシアを探して』。 ユーラシアという一つの大陸を通して、西洋と東洋とを、言語、神話、芸術・・・様々な角度からルーツをたどる映画です。 ユーラシアは、「Euro+Asia」で、言葉の中にも、EuropeとAsiaがひとつであることを示されています。 ただ、表面的にはそのつな . . . 本文を読む

EGO-WRAPPIN'「Midnight Dejavu」 @ 東京キネマ倶楽部

2016-12-22 02:57:48 | 音楽
2016年12月20日。 年末恒例のEGO-WRAPPIN'による東京キネマ倶楽部でのLive。 東京では、この日が2016年最後のLiveだった。 熱狂の渦につぐ熱狂。 ヒートアップとクールダウンのリズムと渦。 渦、渦、渦、渦!! 巨大なエネルギーの渦をつくりながら観客と一体化して巻き込んで行く圧巻のステージは、他に類をみない。 演出も選曲もサウンドもリズムもすべてがセンスの塊。 EG . . . 本文を読む

思わず共有したくてたまらない情報

2016-12-21 21:01:00 | 芸術
12/20のEGO-WRAPPIN'「Midnight Dejavu」 @ 東京キネマ倶楽部でのLIVEの余韻がいまだ冷めやらない。 その感想は少しクールダウンしてから。 思わずShareしたくてたまらない情報をいくつか。 ■■■その壱 NHK Eテレの趣味どきっ!。 毎週水曜午後9時30分の放送です。 NHKはいつもいい番組作っています。 今は「幸せになる 暮らしの道具の使い方。」という . . . 本文を読む

辻信一「弱虫でいいんだよ」

2016-12-19 18:07:30 | 
辻信一さんの「弱虫でいいんだよ」(2015年、ちくまプリマー新書)を読みました。 「弱さ」の「強さ」を縦糸として書かれた素晴らしい本です。 未来の社会の提案としても、色々と示唆に富む素晴らしい本でした。 ちくまプリマー新書は子供向けの本なので、子供相手に語られるように書かれている本が多く、とても読みやすい本が多いのです。 岩波文庫は読むのにちょっとした技術と経験が必要ですが、岩波少年文庫が読み . . . 本文を読む

東田直樹「風になる―自閉症の僕が生きていく風景」

2016-12-13 20:13:42 | 
自閉症をふくめ、何を考えているのかわからない・・・、と思われていた人が、実はとてつもなく深く豊かな内面世界を持っている、という事実。 外側へ意識が向かいやすい現代社会の中で、病気や障害のせいで内面へと意識を向けざるをえなかった人たちがいる。 ただ、その豊かな世界をぴったり表現する手段がないため、外側の表面から見ているだけでは人の奥深くに潜む豊かな内的世界は分かりにくい。 そういう意味で、東田直 . . . 本文を読む

対話やコミュニケーションの本質

2016-12-03 10:59:29 | 
2015年度のNHKスペシャル「新・映像の世紀」、第2集 『グレートファミリー 企業帝国の出現』より。 去年NHKで放映されていた。また年末も再放送されるだろう。 ヘレンケラー(後ろにはサリバン女史もいる)が、自動車王フォードと、顎の骨を介して会話している映像。会話がそのまま祈りのような、極めて神聖なシーンだった。 ヘレン・ケラーの『光の中へ』という本は、自らの内側の精神世界を綴っ . . . 本文を読む