今年もお世話になりました。
2015年もあっという間でしたね。みなさんはどんな年でしたか?
今年の年末は8年ぶりくらいに実家の熊本で正月を過ごすことができて、久しぶりに実家でのんびりしています。
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年末に、ふとこういう言葉が浮かびました。
originalityとorigin。
originalityは独創性、originは起源。
起源をたどらないと独創性のある仕事はできない . . . 本文を読む
金澤翔子さんの書画展の最終日(伊藤忠青山アートスクエア)に間にあった・・・。
彼女の書は何の迷いもない。
迷いやおそれを予感させるものが一切存在しない。
すべての線が当り前のように、すべてが必然的な動きで流れている。衝撃的な書だった。
やはり生で本物をダイレクトに見るのは、違う。
水の中にものを落とすと、そこに水の波紋が生まれる。
二つ落とすと、二つの波紋は合成されて複雑になるが、 . . . 本文を読む
千葉市美術館にて、杉本博司さんの展示を見てきた。
本当にほんとうに素晴らしく、何度も何度もなめるように見た。行っては戻り、行っては戻り。
12/23までなので是非行って見てほしい。
杉本さんは現代美術作家だが、古美術商もされ、古典芸能の脚本家・プロデューサーもされ、写真も撮られるし、・・・・多面的な顔をお持ちの方。
杉本さんの表現が自分の深い場所へと染み入るように入ってくるのは、やはりそこ . . . 本文を読む
八ヶ岳にて、地方創成プロジェクトの一環として、芸術と医療に関わる集まりをした。
芸術と医療とは密接につながっている。
演劇と伝統芸能(能楽)を背骨にして、医療との接点を共有する場にした。
自分の中で、芸術と医療、古代ギリシアと古代日本、神殿と神社、魂とねむり、オリンピックと祭り、地方と都市、非西洋医学と西洋医学・・・すべてがつながっている。
八ヶ岳の金生遺跡周辺にいった。
そこは縄文(JO . . . 本文を読む
(招待状より.In Praise of Shadows 980806, 1998 ©Hiroshi Sugimoto / Courtesy of Gallery Koyanagi)
11/11と言う象徴的な日に行われた杉本博司さんの新作能「巣鴨塚」。
→○杉本博司 新作能「巣鴨塚」(2015-11-11 23:11:11)
自分がブログに書いた感想を見て頂いたご縁で、今回の「杉本博司 . . . 本文を読む
江戸期のオリジナル浮世絵も、安いのは1万円前後からある。
もちろん復刻になるとすこし安い。
お金は古書くらいにしか使わないが、浮世絵も自分のために時々購入している。
大きな仕事の後に。自分や、自分が住む空間そのものへのご褒美として。
一ノ関圭さんの「鼻紙写楽」(ビッグコミック)という漫画があまりにも面白く、思わず二度読みしてしまった。写楽や歌舞伎の話。信じられないくらい面白い。写楽の思いが自分 . . . 本文を読む
自分は小学生のころから、12月8日に、祈り、黙とうしている。
そして、自分の心のドアをノックし、自分の主人公と対話する。
「おーい、主人公、起きてるか」と。
「主人公」とは、元々は仏教である禅の言葉。
「本来の自己」のことを指す。
自分人生の主体である「本来の自己」こそが、まさに自分の人生の「主人公」になる。
中国の唐時代に、瑞巌(ずいがん)禅師という方がいた。
瑞巌禅師は毎日座禅をする時に . . . 本文を読む
神田で「奄美のノロのまつりと奄美の泥染」上映会・Share会だった。
とても素晴らしい時間を過ごしました。
○「シシリムカのほとりで アイヌ文化伝承の記録」(2015-10-23)
と同じで、民映研(民族文化映像研究所)の映像です。
もう故人となった映像民俗学者である姫田忠義監督の愛と情熱が静かなタッチで込められています。
こちらには100本以上の日本の貴重な民俗学の映像が保管されているのです。 . . . 本文を読む
今年の年末に始まった、NHKスペシャル「新・映像の世紀」、やはりすばらしい。
1995年の「映像の世紀」から20年も経ったのか・・・。
録画したものを正座して見た。
●NHKスペシャル「新・映像の世紀」(2015年度)
第1集 第一次世界大戦 百年の悲劇はここから始まった(2015/10/25放送)
第2集 グレートファミリー 企業帝国の出現(2015/11/29放送)
第3集 第二次世界大戦 . . . 本文を読む
内面に向かっては「深めていく」努力を、社会に対しては「開いていく」努力を。
大切なことは、表層に惑わされるのではなく、深層の本質へと直接に挑み続けること。
愛や調和とは、すべてを対象として使われる言葉であるからこそ、自分が嫌いなもの、苦手なものにこそ、自分が学ぶべきことがある。
そことの調和を図るからこそ、愛や調和という美しい言葉を発することが許される。
自分は、愛や調和という言葉を不適切に . . . 本文を読む
こどものとき感じてたこと。そして、今も感じていること。
ひとの人生は絶対的なもので、相対的なものではないということ。
人生を比べることは誰にもできない。
これはかなりシンプルな真理だと思う。
誰かと比べることを一生しない、と決めさえすれば、
人生はもっと自由になり、自分が与えられた人生や使命に、もっと集中した生き方ができる。 . . . 本文を読む