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井上ひさしさんの「この人から受け継ぐもの」(岩波書店)
多彩な文学作品と幅広い社会的発言を遺した作家、井上ひさし氏。
その深い関心対象となった人物をめぐる講演・評論を編む。
吉野作造の憲法観、宮沢賢治の生き方、丸山眞男の戦争責任論、そしてチエーホフの追求し続けた笑い・・・。
真摯でしかもユーモラスな同氏の胸の内が、小説・戯曲とは異なる直截な表現で率直に明かされる。
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さいきんは疲れている。
暴力的な眠りに襲われて、なぎ倒されるように寝てしまう事がある。
泥のように寝るから、起きた瞬間の0.5秒以内では、わたしはだれ、ここはどこ?状態になる。
でも、そんな異邦人状態からも0.5秒過ぎると復帰するけれど。
この暴力的な眠りは、きっと自分の無意識君が全体のバランスを保とうと頑張っているんだと思う。
町は、みんなソワソワしていて、ついでにイライラしている。
そう . . . 本文を読む
2011年3月15日(火)20時配信読売新聞の記事より
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「被曝の恐怖、余震…真っ暗な建屋で決死の作業」
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高濃度の放射性物質の放出が続く福島第一原発。
放射能汚染の恐怖と闘いながら、決死の作業が続く。
15日朝に大きな爆 . . . 本文を読む
2011年3月11日金曜日、ものすごい地震が起きた。
その翌日に、ネットが通じるのでこうして記入している。
地震が起きた直後、携帯電話は通じにくくとも、メールは通じるんですね。これは驚きでした。
いまもこうしてネットは安定的につながる。
でも、きっとこのネット回線がつながらなくなると、パニックが起きるんだろうなとも思う。
とくに、都市のような巨大情報社会はなおさら。
今朝、ヤマトの宅配便のひと . . . 本文を読む
静岡市美術館での「棟方志功 祈りと旅」展には心を動かされた。
棟方志功さんの版画のすごさを感じてから、つながりがありそうな日本民藝館に行ってみた。
日本民藝館は駒場にあって、すぐ近くに住んでいたはずなのに一度も行った事がなかった。
日本民藝館の創設者は柳宗悦。
柳宗悦は、日本各地の焼き物、染織、漆器、木竹工・・・、地方に散在していて無名のひとがつくった優れた日用雑貨や木製の仏像とか。そういう評 . . . 本文を読む
あるおじいさんは、確かにひどい病気で、確かにかなりの年だ。
いつも元気であるそのおじいさんは、「生命力」のようなものが衰えている印象があった。
それは、直観的に感知されるものだ。
あくまでも自分の経験や知識の混合物から織りなされる主観的なもの。
そのおじいさんへ、いつも傍らにいるおばあさんが励ましていた。
『戦争で生き延びたんでしょう。なんでそんなに落ち込んでるの。元気出しなさいよ!
あな . . . 本文を読む