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日常

天候と感情

2010-03-14 03:58:56 | 生活
冬から春に移行する時期って、なんだかすごい。

何枚も着ていたわずらわしい洋服から、少しずつ開放されていく開放感。
暖かさが生むなんともいえない心が開く感じ。


人間って、気候に間違いなく左右される。
人間の感情って、自然の気候のようなもの。

暖かかったり、冷たかったり、雨や曇りや晴れがあって、台風もあれば雪も降る。
まさしく人間の感情そのもの!

人間も自然の造形物だから、外に広がる感情的な気候を、少し脳の中に閉じこめたのが、人間の感情。
雨もあれば晴れもある。そんな自分の感情を否定せず、そのまま受け止めればいいだけなんだろうな。



天気が晴れがましいと、自分も晴れがましく。  
風が吹いて心地よいと、自分も心地よく。  
天気が鬱々すると、自分もウツウツ・ジメジメと。

この世界は感情的だ。
自分の感情は、このおおきな世界に流れる感情を、自分と言う小さい箱庭に収めたもの。
流れ、つながっているのだろう。


カミュの異邦人を読み終えて、そんなこともふと感じる。あの作品は、ギラギラと照りつける太陽。太陽自体は影を生むけれど、太陽そのもののには影がない。そんなのを感じた。


春が近づくと、なんか心が開かれる感じするー。
今年はいい年になりそうな気が、なんとなくする。
ランディさんからも、初のタロット占いしてもらったけど、そんな感じのタロット出てたし。(都合いい解釈)
(全然関係ないけど、日本での占いブームって、ある意味宗教の代わりを果たしている気がする。)



最近は病棟業務の細々仕事が多くて、読書する時間なくて悲しい。
ビルとか巨大な建物の中って、天候に左右されないから、ある意味怖い。
雨が降っているのも、雪が降っているのも気づかずに、内部で仕事が着々と進行していく。

こうして自然と完全分離した生活するのって、人間の感情に影響与えるような。
感情も支配して管理できるって考えるよう、静かに誘導されてしまう気がしてしまう。
つながっているのを断ち切られるから。

2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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自然と隣接した暮らし (Shin)
2010-03-17 01:02:43
今日は、天気がとてもよくてオフィスの前にある人口池の周りを散歩して座って本を読みました。

声に出して、「なんて気持ちいい!」と言っていました。


将来的には、できればビルではないところで仕事がしたいものです。

仮に、そうだとしても、割と自由に出入りできるようなそんな自由度のある生活。

若い時からし込んでおかないと、なかなか急にはならないと思うので、理想に向かってがんばりましょう!
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閉じると開く (いなば)
2010-03-17 09:34:42
>>>Shinくん

いやぁ、ほんとうにそうですよ。
僕がいる巨大組織なんて、本当に換気が悪くて、一日中変な空気が循環しているのをビリビリと感じます。


僕も、風がすうっと通る場所がいいなぁ。
なんかナウシカが住んでる風の谷みたいだけど。笑


都市も、ある程度行き過ぎると、やりすぎな感がある。
本来、夏でも工夫すれば冷房使わない建築とかできるだろうし、冬も暖房や電気代使わずとも、
素材の組み合わせだけであたたかい部屋作れそうなもので。
むしろ、そういうことに技術の進歩を使うべきで・・
その辺はIsくんの専門だから丸投げしてお任せするとして・・・笑

でも、ほんとうに住居って大事。
職場の空間も、絶対仕事のアウトプットや、職場の人間関係にものすごい影響与えていると思う。
閉じながら開かれる感覚なんだよなぁ。
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