なんだか心の中で嵐が吹き荒れている。毎週毎週、日曜の心は「遠足」なのだ。
今年度は仕事で脳内が充満しているような状態が夏の終わりまで続いた。反動のように、私は思った。「やってられん。絶対温泉に行ってやる」・・・「行ってやる」といっても、止める人も裾に取りすがる人も私にはないんだけれど、そんな決意を持って私は晩夏の休暇を迎えた。そう、内職の締め切りは日曜だった。金曜までは本職がぴっちり詰まっていた。意識も朦朧となりながら内職を終え、近所のセブンイレブンの宅配締切時間が夕方だったのに感謝して、土曜の昼に長かった夏の最後の仕事を宅配に託したのだ。そうして、日曜は、せせらぎ街道沿いのある古民家をモダンに移築した別荘でくつろがせていただき、翌日は「直前予約」とやらで下呂に宿を取り、久しぶりの温泉へと出かけた。日本でも一番多いといわれる岐阜の「道の駅」の全てに立ち寄り、下呂一だといわれる源泉と、提携館のお湯に入っては出、移動しては入りし、帰りは、後円融天皇勅願の禅昌寺で雪舟のだるま絵を見、寺の甍近くに輝く菊の御紋を見、その奥の金森宗和の庭には蜻蛉、本堂の横には樹齢千何百年という大木。平日のお寺は拝観者も疎らで、わずかに納めた拝観料では申し訳ないような良いお寺だった。帰路では国道に車を止めて、(あんなに観光案内に載ってるのに、降り口がわからないってどういうこと)と思いながらも、道なき崖を下って「中山七里」を見たり、またまた道の駅によって、名産の手作りハムの串カツ定食(これはお奨め、間違ってもエビフライ定食とかは頼まないで、これをオーダーしましょう)をいただいたり、もう夏も終わりなのに、「そうめん瓜」を見つけて買って帰ったり。そうそう、そうめん瓜をご存知か?薄黄色の瓜とも南瓜ともつかぬ形のものなのだけれど、輪切りにしてうでる(この場合、やはり 茹でるではなく’うでる’)と、瓜の繊維がそうめんのようにほろほろとほぐれ、それを付け汁にていただく。私は、葱生姜ポン酢が好み。
そんな夏の終わりの遠足をしてからというもの、私のスイッチはかちゃりと入ってしまったんだよ。
9月に入って
古川美術館-鑑賞の楽しみ (名古屋 池下)
古川為三郎美術館-Glass Art 展 (同上)
中村遊郭跡-日本料理 稲本 など (名古屋 中村区日吉町)
京都市美術館-ルーブル展 (京都 岡崎公園)
細見美術館-江戸琳派展 (京都 最勝寺町)
角屋・揚屋・嶋原大門 (京都 嶋原)
徳川美術館-殿様の写真 (名古屋 徳川町) もうもう、遠足三昧なのである。
この秋の予定に入れているのは、近江と美濃。4つの美術館のチケットは入手済みだ。もちろん、ご紹介いただいた今月半ばからの西諸戸邸公開も、六華苑(桑名)も行ってみよう。
今、熱烈に見たいのは、旧朝香宮邸である東京都庭園美術館 のアール・デコ・ジュエリー-宝飾デザインの鬼才シャルル・ジャコーと 輝ける時代展。庭園美術館はかねてから惹かれていたところであり、そこでアールデコ、気が遠くなりそうだ。ああ、東京は遠い。募る思いに正気を失い、夜行バスに乗ってしまいそうだ。
そうして、私邸であるので見るのは難しかろうと思われる赤坂(大垣)の矢橋邸。色とりどりの大理石とステンドグラスの美しい洋館であるそうだ。簡単には見られないだけに、熱は高まる。
どうも、私は近代建築の壷を満たそうとしているようなのだ。そうして建物についてのお話はまたいずれ。
今年度は仕事で脳内が充満しているような状態が夏の終わりまで続いた。反動のように、私は思った。「やってられん。絶対温泉に行ってやる」・・・「行ってやる」といっても、止める人も裾に取りすがる人も私にはないんだけれど、そんな決意を持って私は晩夏の休暇を迎えた。そう、内職の締め切りは日曜だった。金曜までは本職がぴっちり詰まっていた。意識も朦朧となりながら内職を終え、近所のセブンイレブンの宅配締切時間が夕方だったのに感謝して、土曜の昼に長かった夏の最後の仕事を宅配に託したのだ。そうして、日曜は、せせらぎ街道沿いのある古民家をモダンに移築した別荘でくつろがせていただき、翌日は「直前予約」とやらで下呂に宿を取り、久しぶりの温泉へと出かけた。日本でも一番多いといわれる岐阜の「道の駅」の全てに立ち寄り、下呂一だといわれる源泉と、提携館のお湯に入っては出、移動しては入りし、帰りは、後円融天皇勅願の禅昌寺で雪舟のだるま絵を見、寺の甍近くに輝く菊の御紋を見、その奥の金森宗和の庭には蜻蛉、本堂の横には樹齢千何百年という大木。平日のお寺は拝観者も疎らで、わずかに納めた拝観料では申し訳ないような良いお寺だった。帰路では国道に車を止めて、(あんなに観光案内に載ってるのに、降り口がわからないってどういうこと)と思いながらも、道なき崖を下って「中山七里」を見たり、またまた道の駅によって、名産の手作りハムの串カツ定食(これはお奨め、間違ってもエビフライ定食とかは頼まないで、これをオーダーしましょう)をいただいたり、もう夏も終わりなのに、「そうめん瓜」を見つけて買って帰ったり。そうそう、そうめん瓜をご存知か?薄黄色の瓜とも南瓜ともつかぬ形のものなのだけれど、輪切りにしてうでる(この場合、やはり 茹でるではなく’うでる’)と、瓜の繊維がそうめんのようにほろほろとほぐれ、それを付け汁にていただく。私は、葱生姜ポン酢が好み。
そんな夏の終わりの遠足をしてからというもの、私のスイッチはかちゃりと入ってしまったんだよ。
9月に入って
古川美術館-鑑賞の楽しみ (名古屋 池下)
古川為三郎美術館-Glass Art 展 (同上)
中村遊郭跡-日本料理 稲本 など (名古屋 中村区日吉町)
京都市美術館-ルーブル展 (京都 岡崎公園)
細見美術館-江戸琳派展 (京都 最勝寺町)
角屋・揚屋・嶋原大門 (京都 嶋原)
徳川美術館-殿様の写真 (名古屋 徳川町) もうもう、遠足三昧なのである。
この秋の予定に入れているのは、近江と美濃。4つの美術館のチケットは入手済みだ。もちろん、ご紹介いただいた今月半ばからの西諸戸邸公開も、六華苑(桑名)も行ってみよう。
今、熱烈に見たいのは、旧朝香宮邸である東京都庭園美術館 のアール・デコ・ジュエリー-宝飾デザインの鬼才シャルル・ジャコーと 輝ける時代展。庭園美術館はかねてから惹かれていたところであり、そこでアールデコ、気が遠くなりそうだ。ああ、東京は遠い。募る思いに正気を失い、夜行バスに乗ってしまいそうだ。
そうして、私邸であるので見るのは難しかろうと思われる赤坂(大垣)の矢橋邸。色とりどりの大理石とステンドグラスの美しい洋館であるそうだ。簡単には見られないだけに、熱は高まる。
どうも、私は近代建築の壷を満たそうとしているようなのだ。そうして建物についてのお話はまたいずれ。
数では北海道に次ぐ2番目の岐阜ですが、趣向を凝らした魅力では一番ではないでしょうか。
手作りハムの串カツ定食、私もお薦めです。裏では地元の顔が見える野菜やお土産に混じって、炭の販売に興味を覚えました。
薪ストーブ・暖炉に凝った頃、東白川森林組合に薪を買い付けに行ったこともありましたね。東濃檜流通センターや、ラフォーレ白川も私的にはお薦めです。
西諸戸邸もよかったです。ここは前回まだ公開していませんでした。
東京にいた時、東京都庭園美術館は何度も行きました。品格のあるたたずまいでした。
赤坂の矢橋邸は周囲から拝見しただけです。でも雰囲気は伝わりました。
私も読み返して、ここは誤解を生む書き方だと思ったのです。「下呂の往復にある道の駅の制覇」です。そうして、さすがけんちゃん。もう、手作りハムカツはご賞味済みですね。
残念ながら、薪は食べていません。
さすが、matsubara様、ご訪問済みでしたね。今頃になって騒いでいるなんて、私もまだまだです。
矢橋邸、気になりますよね。矢橋六郎さんのご実家だそうですしね。