うさとmother-pearl

目指せ道楽三昧高等遊民的日常

くじらとルッキズム

2023年05月07日 | ことばを巡る色色
捕鯨の町のドキュメンタリーを見る。手書きの捕鯨反対の紙を港で掲げる女性がインタビューされている。動物だから、かわいそうだから、自分ができることをしようと思う、というような考えを語っていた。であるのに、私は彼女の密集したまつげエクステンションが気になってしまう。鯨イルカ保護とは全く関係ないのに、彼女はまつエクをする女性なのね、と思ってしまった。いやいや、彼女の主張と行動を考えよう、とするのだが、ああいう人がああいう行動をするんだね、一昔前の環境保護の人ってノーメイクが多かったのに、今時はこういう流れなのね、と考えてしまう。
次に映ったのは、イルカクジラ飼育者を目指す女性だった。その中で、飼育トレーニングをしている女性は、この仕事は化粧をしなくて済むところもよいと語った。
化粧をするにしてもしないにしても、女とはつらいものだな。主張と外見をいかに見せるかは関係ないのに、そこに目が行き、思想のありようとの関連を考えてらてしまう女たち。いかに見られているにどこか囚われてしまう。
まあ、仏像だとはいえ、美しいお方は多くの信者を集めるのだしな。思想と外見は別物のはずなのにそれを一緒に考えてしまうのも、人の業であるのかもしれない。
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