行きかふ年もまた旅人なり

日本の歴史や文学(主に近代)について、感想等を紹介しますが、毎日はできません。
ふぅ、徒然なるままに日暮したい・・・。

戦の歴史

2008-03-04 00:48:49 | Weblog
 『戦乱の日本史』という雑誌が時折書店に並んでいる。ついつい購入してしまう・・・。今回で6冊目。天璋院篤姫と勝海舟を取り上げ、江戸城無血開城について特集している。次回は西南戦争、その次は日露戦争と続き、全50冊の発行予定である。しかし、アレは扱わない予定である。
 作家・司馬遼太郎は、アノ戦いについて、逝去する直前まで関係資料を膨大に収集していた。しかし執筆される事なく世を去った。まだ書くべき時ではないのか、歴史の暗部として闇に葬るつもりなのか。賠償問題如何はともかく、やはり歴史から学ばねばならない事が後世の世代の義務でもあると思う。人間は愚かで過ちを必ず繰り返す生物だから・・・。

 話題が飛ぶが、環境問題も人類の行為の結果である。BSE問題も元を正せば、草食動物に肉骨粉なる肉を食べさせたから、時間の経過と共に問題が大きくなって出てきた。元々生命倫理は誰かが手を付けて良い問題ではない。それを敢行すれば、自身に大きく返って来る。何度となく繰り返しているのに全く学んでいない。我々人類が滅びる事が、この星にできる唯一の恩返しなのかもしれない。
 これは、藤宮の考えを引き合いに出したが、究極的である一方、説得力のある危険な考え方である。最近、この考え方に共感できてしまう自分が怖ろしい