行きかふ年もまた旅人なり

日本の歴史や文学(主に近代)について、感想等を紹介しますが、毎日はできません。
ふぅ、徒然なるままに日暮したい・・・。

寒暖の差

2008-03-28 23:21:31 | Weblog
 この季節、日中と夜間の温度差が大きく、帰り道は案外寒い。しかし、寒い気温だから、桜の花もより美しく映える
 以前、坂口安吾を紹介したが、満開の桜の下を通ると、何か怖ろしい気持ちになる、というのが何となく分かる。

夜桜

2008-03-28 23:10:14 | Weblog
 「あの夜、見事に咲いたお目付け桜、夜桜を・・・まさかうぬら、見忘れたとは言わせねえぞ!目ん玉かっぽじって、よっく見やがれい!」とは、松方金四郎。まさに、お奉行様、というよりヤ○ザ。実在した遠山金四郎は、女性の生首をかたどった刺青をしていた。本当は見せたがらなかった。また、遠山金四郎が住んだ屋敷は、以前、大岡忠相が住んでいたという。歴史の巡り合わせとは、本当に不思議なものである。
 北町奉行・遠山金四郎に対し、南町奉行は鳥居耀蔵であった。鳥居は「マムシの耀蔵」の異名を取り、奉行としての厳しさからとても嫌われていた。彼は明治維新後まで生きる。