夜の翼

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ぷららv6エクスプレスでぷらら光電話とぷららフォンfor フレッツを同時利用する(その3)

2021-11-30 04:44:44 | 通信
Web Caster V110の到着を待っている間に、設定方法などを調べておくことにした。
ぷららのウェブサイトは、最初に接続してから申し込めと書いてある割には、
ごく簡単な接続方法しか書いていないので、ネットで調べてみる。
(あとからぷらら光の接続マニュアルの中にぷららフォン for フレッツの設定方法があるのをみつけたが、
基本的にNTTのウェブサイトに書いてある以上のことは載っていなかった。)

Web Caster V110の取説はNTTのウェブサイトにあったが、HGWを使用している場合の接続方法が分からない。
ひかり電話との併用ができることはぷららの示した接続例でわかるが、HGWではなく、
ONUとひかり電話対応ルーターを使用している場合の接続例だし、ちょっと簡単すぎる。
HGWはONUとひかり電話対応ルーターを一体にしたようなものだからまあいいとして、
一番気になるのは、PCがひかり電話対応ルーターではなく、050電話対応機器につながれていること。
自分の場合は、050電話対応機器をWeb Caster V110にしたが、これがまたフレッツADSL時代の古い機種なので、ギガビットイーサに対応していないのだ。
この接続でインターネットに接続すると、Web Caster V110が完全にボトルネックになってしまう。
このあたりを調べていくと、ぷららの接続例はNTTが示している接続例の一例だと言うことが分かった。
あら、VoIPアダプターだと、PCの接続先がひかり電話対応ルーターになっているじゃありませんか。
VoIPアダプターとひかり電話対応ルーターの接続にはUPnP機能を使うようになっているが、
HGWにもその機能はあるので、HGWへの接続でも問題ないはずだ。
ケチらずVoIPアダプターにしておけばよかったか。
Web Caster V130であれば、アダプターモードとルーターモードに切り替えられるので、どちらでも大丈夫のようだ。
IP電話ルータの場合の接続例を確認するが、NTT東ではWeb Caster V130とV120でしか接続保証をしていないらしい(ぷららではこれより古い機種も対応機種に挙げている)。
  
ぷららのウェブサイトとは違い、いろいろと制約事項が書いてあり、
IP電話ルーターを使った場合、PCがひかり電話対応機器ではなくIP電話ルーターに接続されている理由があった。

 3 本機器構成でご利用の場合、インターネット接続設定がないためひかり電話対応機器のLANポートに接続したパソコンからは、インターネットに接続できません。
   ファームウェア手動更新時を除き、パソコンはインターネット接続設定を行ったIP電話ルーターに接続してください。

IP電話にはIPv4のPPPoE接続が必要らしいが、どうもこの接続例ではIPv4の接続は全てPPPoE接続で行うのが前提のようだ。
まあ、IPoE形式(IPv4 over IPv6接続)は一部のプロバイダーしか対応していないから当然か。
なので、ひかり電話対応機器にはIPv4のPPPoEの設定は行わず、PPPoEブリッジ機能で050電話対応機器のIPv4PPPoE通信をスルーさせているようにみえる。
別なプロバイダーのIDを使うならともかく、同じプロバイダーのIDで複数のPPPoE接続を同時に行うことはできないので、NTTが示したような接続方法にならざるを得ない。
しかし、ひかり電話対応機器にPPPoE接続以外のインターネット接続設定があれば、ひかり電話対応機器に接続したPCはインターネットに接続できるということになる。

さて、自分が使っているIPoE形式のIPv4 over IPv6接続がONになっているHGWの場合はどうか。
IPoE形式(IPv4 over IPv6接続)がONになったHGWは、
自動的にIPv4のPPPoE接続が利用できないようになる(画面はあるがグレーアウトして編集できない状態になる)。
このHGWに有線LANで直接機器をつなぐか、ぷららv6エクスプレス対応でないWi-Fiルーターをブリッジモードで接続すれば、
問題なくIPoE形式でインターネットにつながる。
ぷららv6エクスプレス対応でないWi-Fiルーターを通常のルーターモードでつないだ場合はどうなるのかというと、
PPPoE接続(もちろんIPv4のみ)でつながるよ、とぷららが公式に言っている。
それはWG1400HPという古い非対応ルーターをルーターモードでHGWに接続したときに、IPv4でインターネットにアクセスできるのは自分で確認している。

以上のことを総合すると、

という構成でのネット接続が可能なはずだ。
仮にこの方法がだめでも、VoIPアダプターと使う方法ならば、
ほぼ確実にぷららv6エクスプレスの利用下でのぷらら光電話とぷららフォンfor フレッツの同時利用は可能だと思われる。

ほかのキャリアの情報も調べると、ニフティではIPoE方式によるIPv4接続(IPv4 over IPv6))とIP電話の併用は、
VoIPアダプタにPPPoE設定を行えば可能なようだ(ひかり電話との併用は不明)。
「@nifty v6サービス」と呼ばれるニフティのIPoE方式によるIPv4接続(IPv4 over IPv6)はv6プラスとOCNバーチャルコネクトの併用のようだが、
特にどちらかはだめとも書いてないので、同じOCNバーチャルコネクトを使っているぷららv6エクスプレスでもイケルの可能性は高い。

また、次のような説明も見つけた。
「@nifty v6サービス」と同時に利用できないサービス
 固定IPサービスをご利用中の方は、IPoE方式によるIPv4接続がご利用いただけません。
 固定IPサービスをご利用中の状態でお申し込みいただいた場合、IPv6対応サイトのみ快適にご利用いただけるようになり(IPoE接続)、
 一般的なサイトは従来通りの接続方法(PPPoE接続)になります。
 以下の条件に当てはまる場合には、「@nifty v6サービス」が開通してもサービスをご利用いただけない場合があります。
  特定のプロトコル(PPTP、SCTP)を利用するサービス
  利用可能なポート番号が制限されているため、特定のポートを使うサービス
  IPv4グローバルアドレスを共有するネットワークでは利用できないサービス

やはりそうか。
ぷららv6エクスプレスの注意事項でも「IPoE接続では」ぷららフォンforフレッツやダイナミックDNSサービスが利用できないとあったが、
上に記載のあるような特定のプロトコルやポートを使うサービスは別として(これも回避方法はあるような気はするが)、
ニフティの説明から判断すると、IPoE接続で使えないだけで、PPPoE接続であればインターネットには接続できるようだ。

問題は、技術的には可能でも契約上可能かというのは別ということ。
IPoE方式によるIPv4接続(IPv4 over IPv6)サービスを利用しようとしたら、技術上の問題ではなく契約上の問題で、
これまで契約していたIP電話サービスを解約させられたという話もあるようだ。
これを認めてしまうと、実質的に1つのIDで2セッションの同時接続を認めることになるので、プロバイダーによっては契約上認めないというところはあるだろう。

とりあえず、ルータータイプのWeb Caster V110を入手した上で、ぷららフォンfor フレッツを申し込んでみるか。
まずはWeb Caster V110での可能性から探ってみて、できなければそのあとにまた考えよう。

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