夜の翼

オーディオ、音楽、車、ケータイなど好きなことを気ままに綴るブログです。

古いPCをなんとかしようとして苦労した(その2)

2022-11-27 04:44:44 | PC

○熱暴走対策

まずは、熱暴走対策。

電源が勝手に落ちるのは勘弁して欲しい。

まずは、ターボブーストをオフにして定格までしかクロックが上がらないようにした。

これでCPUの温度上昇はだいぶ抑えられたが、起動して30分ほどするとやはり電源が落ちる。

 

調べてみるといろいろ原因はあるようだが、古いPCなのでファンクーラー周りの汚れの可能性が大きいようだ。

バックパネルを開けて確認してみると、ホコリが詰まっているなんてことは全くなく、非常にきれいな状態。

CPUのグリスの状態もカピカピに乾いているということもなく、グリスにまだ粘性を感じられる。

ちょっと予想外だったが、とりあえずファンクーラーをエアブローして、準備しておいたグリスを塗り直した。

 

パソコンの冷却台も使ってみたが、あまり効果なし。

Windowsを起動せず、回復ディスクからコマンドプロンプトのみ起動している状態でも30分ぐらいすると電源が落ちてしまう。

クーラーのホコリが原因ではなかったので、他に原因があるとすればHDDかマザーボードの不良だろうか。

とにかくこの点はこれ以上手の打ちようがないので、作業を先に進める。

 

○SSD換装で詰む

HDDにエラーがあり、ボトルネックになっているので、SSDへの換装を試みた。

使うSSDは信頼性を考慮してCrucialのMX500。

(後から思えばこの選択がドツボにはまる原因だった)

デュプリケーターを使ってHDDのクローンSSDを作って、付け替えればいいだろうと安易に考えていたが、そう簡単にはいかなかった。

 

PCにクローンSSDを装着して電源を入れると、NECのロゴが出た状態から全く動かない。

ぐるぐるマークも出ず、SSDのアクセスランプがつきっぱなしになる。

そのまま放置すると20分ほど経って、画面がブルースクリーンにすらならず、モノクロ画面のメッセージが出た。

Windowsの起動に失敗したので、回復ディスクで修復をしろという内容だった。

一応日本語だったが、漢字の一部が文字化けして読めない。

 

ここから、クローンSSDが起動しない場合の対策を片端からやってみたがいずれも不発。

クローンの作り方が悪いのかと思い、デュプリケーターを使わずにSSD付属のクローンソフトAcronis True Imageを使って、このソフト推奨の方法でクローンの作成を試みたがこれもうまくいかない。

USBメモリーに作成したブータブルディスクからクローンソフトを起動し、USB接続したHDDから内蔵SSDへクローンしようとしたが、ソフトは起動するものの、内蔵SSDを認識しない。

手間取っていると、電源が落ちる。

 

デュプリケーターでクローンを改めて作り、ブート領域の修復もしてみたがやはりだめ。

HDDのブート領域のみバックアップしてクローンSSDに復元したときは、起動後の挙動が異なり、ブルースクリーンにはなり、ブート構成エラー0xc0000185が表示された。

そこからコンピューターの修復も行ったが改善せず。

 

回復ディスクからbcdeditを使ってUEFIエントリー修復もやってみた。

もとのHDDのUEFIエントリーとクローンSSDのUEFIエントリーを比較してみたが、特に違っているところはない。

Windowsブートローダーの状態はどうも正常のようだ。

 

もうクローンから起動するのを諦めて、回復ディスクからHDDを初期状態に戻すしかないなと思ったが、これもうまくいかない。

回復ディスクからもPC内蔵のSSDをうまく認識できていないようだ。

BIOS上ではSSDの型番も表示されるし、クローンの場合はちゃんと「Windows Boot Manager」も認識されているのに、なぜだめなのか。

完全に詰んでしまったの、SSDの換装は諦めかけたが、その後にネットで有力な情報を見つけた。

なんとCrucialのSSDとインテルRapid Storage Technologyとの相性問題というものである。

 【Crucial M500 及び M550、 MX100 シリーズ などのSSDへ換装する際の注意事項】

  ・Intel CPU第4世代以降ハスウェル Haswell / Haswell Refesh が載ったノートパソコンにおいて

  ・前もって元のHDDにて適切なチップセットドライバーとIntel RSTのバージョン12.8.x.x以上にして置いてからSSDへ換装する。

  ・価格.comでのIntel RSTのバージョン 成功例

   Windows7--Intel RST 12.8.0.1016

   Windows8.1-- Intel RST 12.9.0.1001

   Intel RST 12.7.x.xでは失敗して起動できなかった。

 

クリティカルヒット。

情報が2014年と古いので、示されているSSDが古いが、今悪戦苦闘しているSSDはMX500である。

ただ、インテルRSTは12.8.2.1000から12.9.3.1000にバージョンアップしてある。

NECのバージョンアップファイルが2014年にリリースされていたので、あらかじめ適用しておいた。

その後インテルRSTのバージョンアップファイルはリリースされていない。

そもそもこのバージョンアップファイルがリリースされた理由というのが、

「起動と回復」の設定を変更した場合に、電源投入時のNECロゴ画面でフリーズする

  場合がある。

というもの。

「起動と回復」って、Windowsブートローダーに関係しているはずだし、「電源投入時のNECロゴ画面でフリーズする」という症状は、まさに今の状況そのもの。

SSDが新しくて、現行バージョンのインテルRSTでは対応できていない可能性は十分にある。

 

片やCrucialのサポートを確認すると、SSD換装後に不具合がある場合は、メーカーのAHCIドライバー(ここではインテルRSTドライバー)を標準Microsoft SATAドライバーに変更しろという情報が出ている。

なんとこの相性問題は公式か。

安パイでCrucial製のSSDを選んだが、裏目に出たようだ。

これを試してもいいのだが、このPCの場合、インテルRSTがBIOSにも組み込まれているので、不具合が出る可能性が高い。

ドライバーの交換もバージョンアップもできず、やはり詰んだか。

 

○SSDを替えてみる

いや、SSDがCrucial製だから起こる相性問題なので、別のSSDにすればいいのではないか。

実際Crucial製のSSDでトラブっていたが、東芝製のSSDに替えたらあっさり起動したという事例もあった。

最後の悪あがき、SSDを交換してみる。

Crucial製のSSDは、最近ストレージ容量が不足気味のメインPCに外付けで使うことにする。

バックアップ用の外付けHDDドライブはあるのだが、電源が必要なのと音が気になってバックアップ時ににしか使っていなかったが、バスパワーのケースにSSDを入れれば、電源と音の問題も解消できる。

 

さて、Crucial以外のSSD選びだが、うまくいった事例にならって東芝製、もといKIOXIA製にしようと思ったが、容量が960GBと微妙に小さい。

クローンSSDを作成するのにデュプリケーターを使わざるを得ない状況で、コピー先のディスク容量が小さいとデュプリケーターのエラーが出てはじかれてしまう。

ダメ元なので容量が1000MBで一番安いSUNEASTの SE90025ST-01TBにしてみた。

 

結果、見事成功。

回復ディスクからのWindows8.1初期化後の再起動時にブートエラーが出たが、回復ディスクからスタートアップ修復をかけたら、あっさり起動することができた。

手間と時間を返してほしいが、SSDに換装できたのでよしとしよう。

 

SSD換装後は爆速というわけにはいかないが、PCの電源が落ちることが少なくなった。

SSDの方がHDDより消費電力が少ないと言うこともあるだろうが、ストレージのスピードが速くなったことで、起動後の様々な処理が早く済むようになり、結果としてPCの温度が上がりにくくなったのではないか。

 

HDDの時は、起動後10分ぐらいは使い物にならなかったが、SSD換装後は5分以内には起動後の処理は概ね終わる。

相変わらずWindows Module InstallerがPCに負荷をかけているが、高負荷状態の時間は短くなっている。


古いPCをなんとかしようとして苦労した(その1)

2022-11-26 04:44:44 | PC

知り合いからパソコンの調子が悪いからちょっと見てくれという依頼が来た。

その知り合いはパソコン関係には相当疎く、USBメモリーの使い方も分からないようだから、とりあえず一度現物を見てみることにした。

 

渡されたPCはNECのLaVie S LS550/NS。2013年秋冬モデルである。

OSはWindows7と聞いていたが、実際はWindows8.1。

CPU:Corei5の4200M

ストレージ:HDD1TB

メモリー:8GB

と9年前のPCとしてはそれほど悪くないスペックで、しかもタッチディスプレイ対応モデルだった。

 

電源は入ると言うことなので、とりあえず起動してみたが、まあ動作が重い。

HDDへのアクセスが全然止まらず、まともに動かない。

ネットワークに接続していないのに先がやられる。

LANポートがついていたので有線でネットワークにつないでみた。

ネットワークにはつながったが、PCの調子が悪いということでしばらく使っていなかったらしく、いろいろなオンラインアップデートが一斉に始まり、いつまでたってもHDDのアクセスランプが消えない。

タスクマネージャーをのぞいてみるとWindows Update関係のプログラムがバックグラウンドで動いているようだが、ディスクの使用率は100%のまま。

Windows Updateの画面をなんとか開き、更新プログラムのチェックのアイコンをクリックするところまではたどり着いたが、そこからのチェックがなかなか終わらない。

 

更新プログラムのチェックがようやく終わり更新作業に入ったが、これまたちっとも終わらないので放置していたら、突然PCの電源が落ちた。

スリープモードに入ったのかと思ったら、シャットダウンしている。

電源を入れ直すと、Windowsは起動したが、こんな経験は初めてだった。

ウィルスに感染していることも考えられたが、ともかくWindows Updateを終わらせないと安心して使えないので、「重要な更新」が表示されなくなるまでWindows Updateを続けた。

その途中でも何回か勝手に電源が落ちることを繰り返していたが、数時間かかってようやくWindows Updateが終わり、HDDの使用率も通常の状態になった。

 

その後、Windows Defenderでウィルスチェックを行っても、特に問題なし。

Crystal Disk InfoでHDDの状態をチェックすると、ディスクの健康状態は「注意」と表示された。

「代替処理保留中のセクタ数」の項目が黄色になっている。

HDDの使用率が100%状態でシャットダウンを繰り返していたら、HDDのダメージは大きいだろう。

 

さらにWindows Updateのオプションの更新をしているときに、タスクマネージャーでモニターをしていたら、Windows Modules Installer Workerというプログラムが大量にPCのスペックを消費しているのが分かった。

そのうちWindows Modules Installer WorkerのCPUの使用率が急激に上がり、CPU使用率が50%を超えたと思ったら、PCがシャットダウンした。

 

調べてみると、Windows Modules Installer Workerは、Windows Updateの後で、新しいプログラムをインストールした後に不要になったファイルやプログラムを、PCから削除するためのツールのようだ。

このWindows Modules Installer WorkerがPCに負荷をかけ、CPUの温度が上がり過ぎたことによるPC保護のための強制シャットダウン動作と思われる。

Windows Modules Installer Workerの暴走による不具合はそんなに珍しいことではないらしく、HDDへのアクセスが1日以上止まらなかったりすることがあるらしい。

 

CPUファンが壊れているわけではなく、CPUの使用率に伴って回転数も変化しているから、一応正常に動いてはいるようだ。

PCのオーナーによるとPCが頻繁にフリーズするようになり、まともに使えなくなったので放置していたとのこと。

これも熱暴走によるフリーズと思われるので、PCのクーリングが正常にできていない可能性はある。

 

さて、このPC、Windows8.1なので普通に使えるのは来年の1月まで。

買い換えという選択肢もあるが、非常きれいな状態で、使用感がほとんどないので、このままリサイクルに出してしまうのはちょっともったいないような気がする。

 

オーナーに確認したところ、

○インターネット端末としてはともかくワープロとして使いたい。

 インターネットはスマホで済ませてもよい。

○今まで使っていた文書作成ソフトを継続して使いたい。

○プリンターも接続して使いたい。

という希望だった。

 

要するに使い慣れたPC環境をあまり変えたくないということのようだ。

SSDへの換装は大前提として、Windows8.1のままスタンドアローンでワープロとして使うのはできないことではない。

ただ現在PCにインストールされている文書作成ソフトのバージョンが大変古く、Windows8.1 には対応していないので、このソフトを使い続けるのなら最新版を購入した方がいいだろう。

プリンターへの接続はWi-Fiで直接接続すればいいので、対応する機種を選べばいい。

しかし、やはりインターネットに接続できないのは、何をやるにも甚だ不便だ。

 

それを解消するには、Windows8.1をWindows10にアップグレードしてしまうという手がある。

これならWindows10のサポート期限である2025年10月まであと約3年使うことができる。

Windows10にアップグレードしてマシンのスペックが対応できるかという点だが、自分が職場で使っているノートPCはCPUがCorei3 6006U、ストレージHDD500GB、RAM8GB(もともと4GBしかなかったので自腹で増設した)という低スペックマシンでも何とかWindows10が動いているからインターネットと文書作成だけなら問題ないだろう。

職場のノートPCもストレージが完全にボトルネックになっており、これをSSDに替えれば相当快適に使えるようになるはず。

このPCのCPUはCorei5 4200Mだから、自分の職場PCよりは若干性能が高いので、熱対策さえしっかりすれば問題なく使えるようになる可能性が高い。

 

Windows8.1からWindows10への無償アップグレード期間はとうに過ぎているが、マイクロソフトのサイトからWindows10のアップグレードツールをダウンロードして使えば、今でもWindows10になるらしい。

ただ、いろいろトラブルもあるらしいが、失敗しても元のHDDをSSDにコピーし直せばWindows8.1環境に戻すことができるので試してみる価値はあるだろう。


HDD廃棄

2022-10-08 04:44:44 | PC

皆さんはHDDの廃棄ってどうしているだろうか。

PCリサイクル制度があるのでPCメーカーを信頼して、データを削除するだけでPCリサイクルに出しているのだろうか。

 

一番最初に買ったPCこそメーカー製のノートPCだったが、その後は現在に至るまで4台続けてBTOのデスクトップPCを使っているので、PCリサイクルの対象外なのである。

PCを廃棄するときはHDDを外して、本体を送料負担のみで引き取ってくれるリサイクル業者に送っていた。

3台目のPCはシステムドライブがSSD、データドライブがHDDのファンレスPCだった。

これは売れそうかもしれないと思い、HDDだけを外してSSDはOS初期化して買取に出したら売れた。

 

こうして手元に残ったSATAのHDD。

最初に買ったデスクトップPCのHDDはATA2台だったが、そのATAのHDDをどうしたのか記憶にない。

SATAのHDDは物理破壊をして不燃ごみにしてしまうのがデータ管理上はいいのだろうが、なんとなく気が引けて、廃棄できていないHDDがたまってしまった。

 

現在小型家電リサイクル制度ができて、携帯電話やらタブレット端末やらの回収ボックスが小売店などに設置されている。

古いPHS端末を大事にとっておいたが、とって置いても使い途がないので、記念としてとっておきたい数点を残して、初期化できるものは初期化し、小型家電リサイクルの回収ボックスに放り込んできた。

基本的に資源回収が目的の制度なので、端末がそのままリユースされることもないだろう。

スマホやタブレットは売れるものは売って、売れないものは小型家電リサイクルの回収ボックスへということになった。

電源の入らなくなったAndroidタブレットを回収に出そうと思い、回収品目を確認してみると、HDDが回収品目に入っていた。

これだと物理破壊するには気が引けていたHDDを回収に出せる。

 

手元の使用していないHDDを確認すると、しめて5台。

①Hitachi製 250GB

②Hitachi製 500GB

③WD製 500GB

④Samsung製 1.5TB

⑤WD製 3TB

いまどきテラ単位でないHDDなど完全に使い途がないので、①、②、③は回収へ。

WindowsXPの制限にかからないように中途半端な容量の④も同様。

⑤については、稼働時間はそれなりだが容量が現在使っているバックアップ用のHDDを同じなので一応とっておくか。

 

さて、HDDの中身を確認してみると、データが削除されているものもあったが、しっかりデータが残っているものもあった。

データ削除の上、HDDをフォーマットするだけではさすがに不安が残るので、データ抹消をフリーソフトでやらないといけないかなと思ったら、持っている玄人志向のHDDスタンド兼デュプリケーターKURO-DACHI/CLONE+ERASE/ESKPにデータ抹消の機能がついていた。

ゼロ上書きかランダム上書きを背面のディップスイッチで切り替える。

とすると、ランダム上書きを2回やった上でゼロ上書きをやれば、NSA方式でデータ抹消をしたことになるってことだね。

最近のデータ復元ソフトは大変強力らしいのでNSA方式はもはや古いのかもしれないが、そのままリユースされることはないだろうからNSA方式でも大丈夫だろうと判断した。

 

データ抹消ソフトと異なり、PCレスでHDDのデータ抹消ができるので便利。

時間も短くて済むようだ。

長くても5時間まではかからない。寝ている間にデータ抹消が済む。

ディップスイッチの切り替えが少々面倒だが、ボタン一つでデータ抹消が終わるのはありがたい。

進捗状況は25%単位で正面のLEDランプが教えてくれる。

データ抹消をやって分かったことは、古いHDDに連続で書き込むと素手で持てないぐらい熱くなる。

特に③のWD500GBは火傷しそうになるぐらい熱々になった。

 

データ抹消が終わったHDDの中身を覗いてみると、未フォーマット状態になっている。

これで一応安心して回収へ回せる。

玄人志向のHDDスタンドは、ハードウェアでデータ抹消できる現行モデルはなく、データ抹消ソフトがバンドルされているものだけになっていた。


iPad純正カバーと第9世代

2022-01-29 10:25:46 | PC

かみさんからお下がりの第5世代の無印iPadは5年目になろうとしているが、まだまだ元気。元気じゃないのが純正カバー。
カバー根元の接着部が経年で剥がれてくる。
かみさんが使ってきたときもその部分が剥がれてきて、純正カバーを買い直したが、1年ほどしかたっていないのにまた剥がれてきた。
カバーを持って本体をぶら下げるような持ち方をするのが悪いのか、それにしてもちょっと弱すぎるような気がする。

iPad本体の方は元気だが、iPadOSの対応状況がそろそろ気になってくる。
iPadOS15は対応してくれたようだが、次はどうなるか不透明。
OSのアップデート終了後だと、買取価格がつかない場合もあるので、それなりの値段で買い取ってもらえるうちに、iPadを買い替えることにした。
買うのは第9世代の無印iPadのWi-Fiモデル。
価格が変わらずにストレージが32GBから64GBに増えているのがうれしい。
前回と同様ヨドバシで注文したが、納期未定が続く。
iPad自体が人気ということもあるが、半導体不足の影響で品薄らしく、10月半ばに注文したものの届く気配がない。
12月まで待ったもののやはり入荷せず。
あきらめてヨドバシの方はキャンセルしてアップルストアで注文し直した。
納期は1月下旬。7週間ほどで届く予定になっていた。

その間、第5世代のiPadを使うことになるが、カバーがすでにベロンベロンで使用に耐えない状態になっていたので、
仕方なくカバー一体型のケースを買うことにした。
2か月も使わないので、なるべく安いものということで、ProCaseというブランドのケースを買った。
値段で買ったので品質は期待していなかったが、これがなかなかどうして意外といい。
ケースの方は梨地のプラスチックで指紋がつかないし、スリムで収まりがいい。
カバー部分の方はちょっと汚れやすいこと以外は必要十分の品質である。
純正カバーにこだわらないで、最初からこれでよかったかなと思った。

ケースも新調したし、納期が多少伸びても気長に待てばいいかと思っていたら、今度はiPadのバッテリーが怪しくなってきた。
フル充電してもバッテリー切れになるのが明らかに早くなっている。
充電時間にかかるも短くなっており、バッテリーの容量自体がかなり減っているようだ。
週末はiPadを使っている時間が長いので、1日に何回も充電が必要な状態。
冬で寒いということもあるだろうが、リチウムイオンバッテリーの劣化は急に来るよね。
今バッテリー容量をチェックしたら、交換の目安の80%を切っているに違いない。
自分の使い方だと、iPadのバッテリーは4年が限界か。

そうこうしているうちに納期ほぼぴったりで配送のお知らせが来た。
注文してから7週間弱というところだ。
届いたNew iPadはこんな感じ。今回色はスペースグレーにしてみた

箱は昨年かみさん用に買った第8世代のiPadと同じようだ。
ただ、中身というか本体を包んでいる保護シートがプラスチックからパラフィン紙のような紙に変わっていた。

他は変わっていないようだが、外箱も含めてプラスチックは使わず、全て紙製になっている。「環境への配慮」ということだろう。



本体を入れるケースはいろいろあって迷ったが、ESR製のケースにした。

今まで使っていたPro Case製でも悪くはなかったのだが、もう少ししっかりしていそうなものということで買ってみた。
Pro Case製でも必要十分だが、ESR製の方が若干素材の厚みがあり丈夫そうだ。
カバーの外側は滑りにくいよう梨地になっているが、周辺部分はケースの厚みを厚くしてある。
カバー内側のディスプレイに触れる起毛素材の部分にさりげなくメーカーのロゴが入っていてなかなか気が利いている。

カバーの外側の素材はちょっとテカテカしているが、意外と指紋がつきにくい。
iPadのケースとしては必要にして十二分だろう。


家タブを更新

2020-11-07 17:07:45 | PC

タブレットを使い始めたのはかなり前のこと。
アパートから一軒家に引っ越しをしたが、
PCが置いてある部屋と居間が離れてしまった。
PCは二階におき、念願のPC部屋兼オーディオルーム(兼タンス部屋)ができたのはよいが、
居間にいてちょっとウェブを使いたいというときにいちいちPCのある2階に上がるのはめんどくさい。
ということで家専用のタブレットを購入することにした。
買ったのは出たばかりのGoogle Nexus 10。

これはディスプレイの解像度も高くて、処理速度も速く、かなり満足していた。
マルチユーザー機能が使えたので、かみさんと共同で使っていたが、
4年経たずにバッテリーがだめになり、買い換えることになった。
ここで選択ミス。
最初に使ったのが当時の高性能機Nexus10だったので、
ほかのも大して変わらないだろうとあまり調べもせず買ったのが間違いの元。
内蔵スピーカーがよさげだったのでLenovoのYOGA Tab3 10にした。
が、最初からつまずく。
まず、マルチユーザーが使えない。
いくらマルチユーザーの設定項目を探しても見当たらなかったので調べてみると、
アンドロイドのマルチユーザー機能はOSのバージョンが同じでもマルチユーザー機能が使える機種とそうでない機種があり、
設定でどうにかなるものではないことが分かった。
同じタブレットをかみさんと同じアカウントで使うのはさすがに気が引ける。
お互い使いたいときに使えないということも多くなってきたので、
iPhoneユーザーのかみさん用に第5世代のiPadを購入した。

YOGA Tab3は自分専用となったものの、どうも動作がもっさり重い。
ウェブページですら重いページを開こうとするとかなり待たされる。
調べてみると、もともと2年度ほど前に出た機種の小改良版だということが判明。
SoCを多少新しいもの(といってもSnapDragon212 APQ8009)にした程度で、設計がそもそも古い。
なぜか今どきWiFiが2.4GHz系のb、g、nしかつかえないという謎仕様。
なんといっても致命的なのはRAMが2GB しかないこと。
今となってはなんでこれを買ってしまったのかと思うが、まあちょっとウェブを見るくらいなら我慢できないこともない。


そんなに負荷のかかる使い方をするわけでもないので、なんとか使っていたが、
興味本位でインストールしてしまった「みんなのゴルフ」を使い出してからが大変。
低負荷モードにしても、2、3ゲームをすると動作が重くなり、
最終的にはプレイ中にアプリ自体が落ちてしまう。
まあ、なんとかだましだまし使っていたが、
みんゴルがバージョンアップする度に重くなり、アプリの起動に2分以上かかるようになり、
まともにプレイできないコースがでてきた。
ウェブページの読み込み時間も長くなるばかり。
LenovoはOSのバージョンアップはほとんど行われず、プリインストールはAndoroid5.1だったが
4年経過してもAndroidのバージョンは6.01だ。すっかりサポート対象外。
対応していないアプリも多くなった。
一番使用時間が長いデバイスでストレスがたまる一方。
購入してまもなく4年、バッテリーのへたりも気になってきたのを機に買い換えを考えたが、
アンドロイドの10インチタブレットはスマホの大画面化によりすっかり需要がなくなってしまったらしく
まともなものが市場にはない。
Google自体がタブレットはやる気がなく、唯一Hauweiが積極的だったものの、
例のアメリカの制裁により新機種にはGPMが使えなくなっているので(無理矢理インストールできる機種もあるにはあるらしいが)、
ちゃんとアプリがインストールできるのは古い機種ばかり。
HauweiのほかはLenovoぐらいだが、今更Lenovo、一番高性能と思われる機種でもSoCがSDM439ではゲームをするには心許ない。
試しにスマホAndroidOneX4にみんゴルをインストールしてプレイしてみたが、かなりスムーズ。
SDM630でRAM3GBなら問題ないレベルなのは確認できたが、
もやはこのスペックのタブレットが手に入らない。

そこで、かみさん用のiPadを買い換えて、今使っているお古を頂くことにした。
本当はスマホがアンドロイドなので、タブレットもアンドロイドの方がよいのだが
ディスプレイは10インチがいいので、そちらを優先する。
3年落ちの無印iPadだが、ベンチマークを比べるとSDM439搭載のアンドロイドの倍近い数字になっている。
バッテリーを交換すれば、iPadOSのサポート期限までは十分使えるだろう。

とか考えているうちに第8世代のiPadが発売された。
今手持ちのiPadは32GBだが、さすがに容量不足とかみさんに言われたので、
今回は128GBモデルを購入した。

こうしてお古の第5世代無印iPadが手に入った。

アップルの場合OSのサポート期間は、リリースから概ね5年といわれているらしいので、
あと2年ぐらいは使えるだろう。
純正のカバーが壊れてしまい、買い替えたばかりなでもったいないので、使えるところまでは使う。
さて、心配はバッテリーの劣化。iPhoneの場合、本体でバッテリーの劣化具合が分かるが、
なぜかiPadは本体ではわからず、アップルストアに持ち込まなくてはいけないらしい。
もう3年も使っているのでそれなりに劣化しているだろうから、これからの使用期間を考えてバッテリー交換をすることにした。
アップルに申し込むと10800円で交換してもらえるらしいが、バッテリーのみの交換はできず、本体が代替品になる。
配送での交換申し込みもできるらしいが、近所にアップル正規サービスプロバイダーがあったので、そこに持ち込むことにした。
ネットで来店予約をし、iPadを持ち込むと専用のチェックシステムでチェックが始まった。
結果、バッテリー交換できず。
交換が必要なほどバッテリーは劣化していないと判定された。
新品を100%として、80%以下になるとバッテリーを交換してもらえるらしいが、
持ち込んだiPadは87%という診断結果だった。
それならよし。バッテリー交換はせず、使えるところまで使うことにした。

そこからiPadのセットアップ開始。
何せアンドロイドしか使ったことがないので、だいぶ勝手が違うかと思いきやそれほど違和感はない。
まずは初期化した後、必要最低限の初期設定を行ったが、TouchIDを使ってのロック解除がどうもうまくいかず
慣れるのに少々時間がかかったが、コツがつかめた。
最初ホームボタンに触っている時間が長すぎて、Siriが起動してしまっていた。
触る時間を短くしたら、ちゃんとホーム画面が立ち上がるようになった。
あとは必要なアプリをインストールしていく。
AppStoreでアプリをダウンロードするのにいちいち認証が必要なのには閉口したが、
ここでTouchIDによる認証が使えるのでそれほど手間ではない。
GoogleのGmailやらChromeのiOS版があるので、これをインストールしてしまうと
今までの環境とそれほど変わらない感じになった。
今まで使っていたアプリはほとんどiOS版もあったので問題なし。
ただ音楽再生用のBubbleUPnPはAndroid専用でiOS版はない。
これはEVERMUSICにしてみた。ハイレゾも再生できるようなのでこれにしてみた。
あとはみんゴルをインストールし、データを引き継いでインストールは終わり。
あとホーム画面を整理して、今までのホーム画面とほぼ同じにした。

使ってみての感想は、今ままで我慢してなぜあんな低スペック機を使っていたのかと思うほどサクサク快適。
みんゴルの起動時間は2分から15秒になった。
高解像度に設定し連続してゲームをプレイしてもアプリが落ちるようなことはなくなった(これが普通ですよね)。
フレームレートは60fpsにすると、滑らかすぎてショットのタイミングが狂う。
画面の解像度が800×1280という低解像度から1536×2048といきなり4倍近くになり、
きれいになったのはいいが文字が小さく表示されるので、老眼になりつつある目には少々辛い。
ウェブページの読み込みも劇的に早くなり、表示されるのを待っている時間がなくなったので気分がいい。
ただ「戻る」ボタンがないので、これは不便。
フリックでその機能の代替にはなるが、よく使う機能なので「ボタンを押す」だけなのと
指を動かして「フリックする」との違いは意外と小さくないと感じている。

4年ほど使い倒したYOGA TAB3は箱を取ってあったこともあり、予想外の価格で売れた。

今のところ端末のスペックが上がって快適になったが、
OSの違いによる使い勝手の違いは思いのほか少なかったので、
Androidのタブレットがほぼ壊滅状態である現在、
家専用端末としてAndroidのタブレットを使うメリットは全くないと言い切れる。
OSは最新のiPadOS14にアップデートできているが、
アップル製品の場合、発売から5年ぐらいはOSアップデートをサポートしてくれるようなので、
あと2年くらいは十分に使用に耐えられると思うが、
それまでバッテリー交換なしでがんばりきれるかは微妙なところ。