「ペロブスカイト」世界各地で効率更新。現在は東大がトップ
-ニュースイッチ 11月23日(月)配信 -
再生可能エネルギーが新境地に入ろうとしている。
日本発の新型太陽電池の研究成果が世界で次々に発表されている。
発明から10年もたたないうちに主流のシリコン系太陽電池に迫るまでに性能が向上しており、
将来の太陽光発電産業を背負って立つ“大型新人“となりそうだ。
日本生まれの新しい太陽電池は「ペロブスカイト太陽電池」。
「ペロブスカイト」という特殊な結晶構造を持つ太陽電池の総称だ。
目新しい構造ではなかったが、
桐蔭横浜大学の宮坂力教授が太陽電池として作動することを見いだした。
宮坂教授は特徴としてまず「光発電の特性に優れる」ことをあげる。
太陽光エネルギーを電気に変える変換効率が太陽電池の性能を示す指標だ。
数値が高いほど少ない面積で多くの電力を生み出せる。
シリコン系ではセルベースで24%超が量産されている。
先日、東京大学先端科学技術研究センターの瀬川浩司教授らが、
エネルギー変換効率21・5%と世界最高値を達成した。
今後、太陽電池セルの性能向上などを進め、2020年頃までに同25%超を目指すという。
理論上は30%が可能とされている。
実際の製作可能性を考えると25%は十分にいけると見られている。
それも「あと1年で25%に届くと言われている」(宮坂教授)という。
研究室レベルではあるが
ペロブスカイト太陽電池は短期間に
半世紀の歴史があるシリコン系と並ぶという驚異的な成長ぶりだ。
「圧倒的な低コストで製造できる」(宮坂教授)のも大きな特徴であり、
世界中の研究者を引きつける魅力だ。
材料そのものが安い。
その材料を基板に塗って製作できるため
シリコン系ほど高温を必要する製造プロセスがなく安価だ。
実用化されると「シリコン系と競合しない」と話す。
屋根の上や地面はシリコン系が使われ、
ペロブスカイト太陽電池はシリコン系が苦手な場所に普及すると見通す。
例えば軽さを生かし、ビル壁面に貼り付ける太陽電池をつくれる。
窓全体を発電に使える。自動車に塗ると車体を太陽電池にできる。
課題は耐久性だ。有機材料を使うため高温に弱い。
空気や湿気による劣化も進むため、適切な封止剤を見つけて密閉する必要がある。
「劣化の原因はわかっている。
犯人の物質を他の物質に置き換えればよい」とするように、
課題克服の道筋ははっきりしている。
世界の研究者が競い合うように開発を加速させており、実用化の日は近い。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151123-00010002-newswitch-sctch
今日のブログのネタを探していて
話題が豊富なのでどれにするか迷った。
ひとつは財務省が企業内留保への課税検討。
ひとつは三菱重工の商業衛星打ち上げ。
ひとつは九工大の使い回し可能有翼ロケット打ち上げ成功。
それらの並み居る候補の中、
なぜペロブスカイト太陽電池の話題にしたかというと、
その可能性において、日本経済に与える影響が非常に大きいからだ。
「ペロブスカイト太陽電池」の開発者宮坂力教授の予見は控えめだと思う。
その技術の波及効果は国内にとどまらず、世界中に広まり、
その再生可能エネルギー技術が、地球を救う切り札になり得ると私は考える。
化石燃料からの利用構造の変換。
それはコストの安さも相まって、発展途上国への普及も見込まれ、
世界経済の底上げに大きく寄与する可能性を秘めている。
その使用例を私が以前住んでいた北海道札幌に当てはめると、
札幌市は毎年冬になると、膨大な除雪費用を費やしている。
しかも除雪した雪はいつまでも道路脇に残り、
交通の妨げになる。
でもその道路をロードヒーティングにし、
脇にペロブスカイト太陽電池を敷設したら、
もう除雪の必要はなくなる。
敷設による初期費用はかかっても、
その後の除雪費用と交通障害を解消できるのだ。
札幌を含め、北海道は道幅が広い。
敷設のスペースは、工夫次第でいくらでも確保できる。
世界に目を向けよう。
以前テレビ番組などで目にした、衛星から見た地球の夜景。
世界中の夜の地域をぼんやり灯す人の営みを示す光。
その街の灯りの塊りは、ほんの一部の国や地域に集中している。
でも光の無い地域は人が住んでいないのか?
いや、そんなことはない。
貧しさ故、灯りを灯すことができないのだ。
そんな地域にも等しく灯りが増え、広がれば、
夜の灯だけではなく、昼の笑顔という灯りも増える事だろう。
今、世界中に広がろうとしているテロ。
テロを起こすのは人。
人は何故テロを起こすのか?
その原因のひとつに貧困があるという。
貧困がつくる心の闇。
せめて夜に灯す発電灯が、その闇を和らげることはできないか?
実際、街灯を設置した地域での犯罪が減り、
抑止効果が高まったとの実験結果もあるそうだ。
発電が産業を生み、産業が豊かさを生み、
豊かさが教育普及を促進し、
教育が更に豊かさを育て、
そのあまねく公平に行き渡る教育と豊かさが
人々の不平不満を軽減する。
そして正しい判断力と、健全な考え方を醸造する。
個人単位、家族単位で持つ発電機器の可能性は、
創意工夫で誰しもが豊かに暮らせる手段を持つことにも繋がると思う。
発電が生み出す生産手段。
場所を選ばず、日の当たる所なら何処でも利用できる安価な発電は、
使いようによっては、思いもよらない効果を生むだろう。
それにしても財務省。
どうして徴税の観点からしかものを見られない?
日本で一番の教育の享受者の集団のはず。
なのに潜在能力が一番低い部署に感じるのは私だけだろうか?
どちらかというと、暗いところを好む?オヤジが一句。
発電で 増える小遣い 期待して
お粗末。
-ニュースイッチ 11月23日(月)配信 -
再生可能エネルギーが新境地に入ろうとしている。
日本発の新型太陽電池の研究成果が世界で次々に発表されている。
発明から10年もたたないうちに主流のシリコン系太陽電池に迫るまでに性能が向上しており、
将来の太陽光発電産業を背負って立つ“大型新人“となりそうだ。
日本生まれの新しい太陽電池は「ペロブスカイト太陽電池」。
「ペロブスカイト」という特殊な結晶構造を持つ太陽電池の総称だ。
目新しい構造ではなかったが、
桐蔭横浜大学の宮坂力教授が太陽電池として作動することを見いだした。
宮坂教授は特徴としてまず「光発電の特性に優れる」ことをあげる。
太陽光エネルギーを電気に変える変換効率が太陽電池の性能を示す指標だ。
数値が高いほど少ない面積で多くの電力を生み出せる。
シリコン系ではセルベースで24%超が量産されている。
先日、東京大学先端科学技術研究センターの瀬川浩司教授らが、
エネルギー変換効率21・5%と世界最高値を達成した。
今後、太陽電池セルの性能向上などを進め、2020年頃までに同25%超を目指すという。
理論上は30%が可能とされている。
実際の製作可能性を考えると25%は十分にいけると見られている。
それも「あと1年で25%に届くと言われている」(宮坂教授)という。
研究室レベルではあるが
ペロブスカイト太陽電池は短期間に
半世紀の歴史があるシリコン系と並ぶという驚異的な成長ぶりだ。
「圧倒的な低コストで製造できる」(宮坂教授)のも大きな特徴であり、
世界中の研究者を引きつける魅力だ。
材料そのものが安い。
その材料を基板に塗って製作できるため
シリコン系ほど高温を必要する製造プロセスがなく安価だ。
実用化されると「シリコン系と競合しない」と話す。
屋根の上や地面はシリコン系が使われ、
ペロブスカイト太陽電池はシリコン系が苦手な場所に普及すると見通す。
例えば軽さを生かし、ビル壁面に貼り付ける太陽電池をつくれる。
窓全体を発電に使える。自動車に塗ると車体を太陽電池にできる。
課題は耐久性だ。有機材料を使うため高温に弱い。
空気や湿気による劣化も進むため、適切な封止剤を見つけて密閉する必要がある。
「劣化の原因はわかっている。
犯人の物質を他の物質に置き換えればよい」とするように、
課題克服の道筋ははっきりしている。
世界の研究者が競い合うように開発を加速させており、実用化の日は近い。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151123-00010002-newswitch-sctch
今日のブログのネタを探していて
話題が豊富なのでどれにするか迷った。
ひとつは財務省が企業内留保への課税検討。
ひとつは三菱重工の商業衛星打ち上げ。
ひとつは九工大の使い回し可能有翼ロケット打ち上げ成功。
それらの並み居る候補の中、
なぜペロブスカイト太陽電池の話題にしたかというと、
その可能性において、日本経済に与える影響が非常に大きいからだ。
「ペロブスカイト太陽電池」の開発者宮坂力教授の予見は控えめだと思う。
その技術の波及効果は国内にとどまらず、世界中に広まり、
その再生可能エネルギー技術が、地球を救う切り札になり得ると私は考える。
化石燃料からの利用構造の変換。
それはコストの安さも相まって、発展途上国への普及も見込まれ、
世界経済の底上げに大きく寄与する可能性を秘めている。
その使用例を私が以前住んでいた北海道札幌に当てはめると、
札幌市は毎年冬になると、膨大な除雪費用を費やしている。
しかも除雪した雪はいつまでも道路脇に残り、
交通の妨げになる。
でもその道路をロードヒーティングにし、
脇にペロブスカイト太陽電池を敷設したら、
もう除雪の必要はなくなる。
敷設による初期費用はかかっても、
その後の除雪費用と交通障害を解消できるのだ。
札幌を含め、北海道は道幅が広い。
敷設のスペースは、工夫次第でいくらでも確保できる。
世界に目を向けよう。
以前テレビ番組などで目にした、衛星から見た地球の夜景。
世界中の夜の地域をぼんやり灯す人の営みを示す光。
その街の灯りの塊りは、ほんの一部の国や地域に集中している。
でも光の無い地域は人が住んでいないのか?
いや、そんなことはない。
貧しさ故、灯りを灯すことができないのだ。
そんな地域にも等しく灯りが増え、広がれば、
夜の灯だけではなく、昼の笑顔という灯りも増える事だろう。
今、世界中に広がろうとしているテロ。
テロを起こすのは人。
人は何故テロを起こすのか?
その原因のひとつに貧困があるという。
貧困がつくる心の闇。
せめて夜に灯す発電灯が、その闇を和らげることはできないか?
実際、街灯を設置した地域での犯罪が減り、
抑止効果が高まったとの実験結果もあるそうだ。
発電が産業を生み、産業が豊かさを生み、
豊かさが教育普及を促進し、
教育が更に豊かさを育て、
そのあまねく公平に行き渡る教育と豊かさが
人々の不平不満を軽減する。
そして正しい判断力と、健全な考え方を醸造する。
個人単位、家族単位で持つ発電機器の可能性は、
創意工夫で誰しもが豊かに暮らせる手段を持つことにも繋がると思う。
発電が生み出す生産手段。
場所を選ばず、日の当たる所なら何処でも利用できる安価な発電は、
使いようによっては、思いもよらない効果を生むだろう。
それにしても財務省。
どうして徴税の観点からしかものを見られない?
日本で一番の教育の享受者の集団のはず。
なのに潜在能力が一番低い部署に感じるのは私だけだろうか?
どちらかというと、暗いところを好む?オヤジが一句。
発電で 増える小遣い 期待して
お粗末。