国産初の小型ジェット旅客機「MRJ」(三菱リージョナルジェット)
の初飛行は、海外メディアも「伝説的な名前が大空に帰ってきた」
などと大きな関心を持って報じた。
米ブルームバーグは「MRJが初飛行に成功したことで、
ブラジルの『エンブラエル』、カナダの『ボンバルディア』
との販売競争が激化するだろう」と小型旅客機市場の三つ巴を予想し、
専門家のコメントも紹介。
「世界の航空会社は小型旅客機への切り替えを加速している。
今後の需要を考えるとMRJのポテンシャルは高い」
「我々の予想では、
MRJは近いうちにシェア2位のボンバルディアを追い抜くだろう」
などと、勢力図が変わる可能性を伝えた。
英紙フィナンシャル・タイムズ電子版は、
「『三菱』という航空業界の伝説的な名前が大空に帰ってきた」
「零戦を製造した三菱が市場に参入することで、
国産旅客機を復活させるという日本の長年の夢が現実となった」
などと、世界的に有名な戦闘機を引き合いに報じた。
中国の新華社通信(英語版)は「4000キロという航続距離は、
日本と中国各地を結ぶことが可能。
すでに中国や海外の航空会社から多くの受注が入っている」
と、MRJの今後の世界展開に注目している。(大竹信生)
-SankeiBiz 11月11日(水)17時34分配信-
中国の国産旅客機「ARJ21」に少し遅れをとったが、
ようやく日本も満を持して「MRJ」(三菱リージョナルジェット)
を初飛行させるまでにこぎつけた。
MRJの特徴は、
従来のリージョナルジェットを大きく上回る運航経済性、
広い空間を確保した客室、
排出ガス・騒音を大幅に低減した環境技術など。
MRJ90ER(座席数88席、航続距離2870km)は
全世界のリージョナル(地域)路線で運航可能。
三菱航空機と三菱重工業は再来年の第2四半期に
量産初号機納入を計画している。
-レスポンス 11月12日(木)15時30分配信-
圧倒的な性能を誇る「MRJ」。
第二次世界大戦で圧倒的な性能を誇ったゼロ戦。
海外メディアから熱い注目を浴びたデビューは
往年の名機とオーバーラップされるほど
関心の高い機体だ。
敵愾心むき出しの競合機、中国「ARJ」は
座席数が78~90席。
「8つの国内空港間で28ルート、
81回のテストフライトを順調に終えた。
累積飛行時間は172時間を超え、耐久基準をクリアした」
と云う。
現時点での両者の評価の差は大きいが、
決して油断はできない。
中国国内のリース会社とアフリカ・コンゴの政府から、
ARJ21を合計23機受注したことも発表。
合計の受注総数は昨年11月の時点で278機に達したとしている。
現地報道では「受注が300機を超えた」とされているほか、
「すでに西安の工場で量産態勢に入った」、
「上海の新工場も完成した」など、
世界へ向けて活発なアピールが行われている。
今後はなり振りかまわず、追い上げを強化してくるだろう。
その理由は、
まだ初飛行をしたばかりのMRJだが、
これまでに国内外から400機を超える受注を獲得している。
スタイリッシュな機体は世界中で大々的に報じられ、
注目度も急上昇しているからだ。
価格で攻勢を仕掛けてくるのは目に見えているが、
気を抜かずに受注合戦で頑張ってほしいものである。
それにしても今回のMRJの初飛行。
あるアニメ映画を思い出した。
ジブリの『風立ちぬ』だ。
大空に駆ける夢を実現させた日本人青年「堀越二郎」。
あの清廉さとひたむきさは多くの感動を呼び、
日本航空機史上に残る名機が誕生するためのステップを描いていた。
その彼の名言、
「大きな仕事をなしとげるためには、
愉悦(ゆえつ) よりも労苦と心配のほうがはるかに強く長い。
そして、その合間に訪れる、つかの間の 喜びこそ、
何ものにも得難い『生きがい』を人に与えてくれる。」
本人だからこそ云える説得力のある言葉だ。
MRJの開発者たちは、
いったいどんな思いで開発に携わってきたのだろう?
就航したら、私も是非乗ってみたいものである。
しばらくは飛行機に乗る予定のないオヤジが一句。
できればね 窓を大きく してほしい
(MRJ開発要望委員会)
お粗末。
の初飛行は、海外メディアも「伝説的な名前が大空に帰ってきた」
などと大きな関心を持って報じた。
米ブルームバーグは「MRJが初飛行に成功したことで、
ブラジルの『エンブラエル』、カナダの『ボンバルディア』
との販売競争が激化するだろう」と小型旅客機市場の三つ巴を予想し、
専門家のコメントも紹介。
「世界の航空会社は小型旅客機への切り替えを加速している。
今後の需要を考えるとMRJのポテンシャルは高い」
「我々の予想では、
MRJは近いうちにシェア2位のボンバルディアを追い抜くだろう」
などと、勢力図が変わる可能性を伝えた。
英紙フィナンシャル・タイムズ電子版は、
「『三菱』という航空業界の伝説的な名前が大空に帰ってきた」
「零戦を製造した三菱が市場に参入することで、
国産旅客機を復活させるという日本の長年の夢が現実となった」
などと、世界的に有名な戦闘機を引き合いに報じた。
中国の新華社通信(英語版)は「4000キロという航続距離は、
日本と中国各地を結ぶことが可能。
すでに中国や海外の航空会社から多くの受注が入っている」
と、MRJの今後の世界展開に注目している。(大竹信生)
-SankeiBiz 11月11日(水)17時34分配信-
中国の国産旅客機「ARJ21」に少し遅れをとったが、
ようやく日本も満を持して「MRJ」(三菱リージョナルジェット)
を初飛行させるまでにこぎつけた。
MRJの特徴は、
従来のリージョナルジェットを大きく上回る運航経済性、
広い空間を確保した客室、
排出ガス・騒音を大幅に低減した環境技術など。
MRJ90ER(座席数88席、航続距離2870km)は
全世界のリージョナル(地域)路線で運航可能。
三菱航空機と三菱重工業は再来年の第2四半期に
量産初号機納入を計画している。
-レスポンス 11月12日(木)15時30分配信-
圧倒的な性能を誇る「MRJ」。
第二次世界大戦で圧倒的な性能を誇ったゼロ戦。
海外メディアから熱い注目を浴びたデビューは
往年の名機とオーバーラップされるほど
関心の高い機体だ。
敵愾心むき出しの競合機、中国「ARJ」は
座席数が78~90席。
「8つの国内空港間で28ルート、
81回のテストフライトを順調に終えた。
累積飛行時間は172時間を超え、耐久基準をクリアした」
と云う。
現時点での両者の評価の差は大きいが、
決して油断はできない。
中国国内のリース会社とアフリカ・コンゴの政府から、
ARJ21を合計23機受注したことも発表。
合計の受注総数は昨年11月の時点で278機に達したとしている。
現地報道では「受注が300機を超えた」とされているほか、
「すでに西安の工場で量産態勢に入った」、
「上海の新工場も完成した」など、
世界へ向けて活発なアピールが行われている。
今後はなり振りかまわず、追い上げを強化してくるだろう。
その理由は、
まだ初飛行をしたばかりのMRJだが、
これまでに国内外から400機を超える受注を獲得している。
スタイリッシュな機体は世界中で大々的に報じられ、
注目度も急上昇しているからだ。
価格で攻勢を仕掛けてくるのは目に見えているが、
気を抜かずに受注合戦で頑張ってほしいものである。
それにしても今回のMRJの初飛行。
あるアニメ映画を思い出した。
ジブリの『風立ちぬ』だ。
大空に駆ける夢を実現させた日本人青年「堀越二郎」。
あの清廉さとひたむきさは多くの感動を呼び、
日本航空機史上に残る名機が誕生するためのステップを描いていた。
その彼の名言、
「大きな仕事をなしとげるためには、
愉悦(ゆえつ) よりも労苦と心配のほうがはるかに強く長い。
そして、その合間に訪れる、つかの間の 喜びこそ、
何ものにも得難い『生きがい』を人に与えてくれる。」
本人だからこそ云える説得力のある言葉だ。
MRJの開発者たちは、
いったいどんな思いで開発に携わってきたのだろう?
就航したら、私も是非乗ってみたいものである。
しばらくは飛行機に乗る予定のないオヤジが一句。
できればね 窓を大きく してほしい
(MRJ開発要望委員会)
お粗末。