「突然ですが、都心を走る電車は直流電車です。」
<では、郊外を走る常磐線は何流ですか? 韓流? 2流? 3流?>
違います! 常磐線は、かつて3流でしたが、今や常磐線は、新規開業の
つくばエクスプレスに顧客を10万人奪われる懸念から、対抗上、電車は
最新鋭の超1流電車を投入し、尼崎の事故の後にも拘わらずスピードも
更にアップしました。今や常磐線は1流の電車になり、かつて、いも電車と
揶揄された面影はありません。
乗降客の多い柏には今まで以上に快速電車が止まるようになり、松戸・
上野間は20分かかったのが、最短15分に短縮されました。驚異的な変
化です!!
しかし、各駅停車の電車は、相変わらず、取手止まり、一つ手前の我孫
子止まりです。何故でしょうか?
車両が最新鋭の超1流になっても変わらないことがあるのです。それは、
取手までは「直流電車」であり、取手から北へ行く場合には「交流電車」で
ないと走れないのです。今でも取手・藤代間で一瞬、電車の車内灯が消え
る??のです。気のせいですが・・・。
なぜだか分かりますか。これは1流だとか、2流だとか、韓流だとか、という
理由ではありません。
「直流電車」はそれ以上北へ走ることができないからなのです。勿論、最新
鋭車両は直流・交流両用にしてあるのですが、これには車両コストや変電
設備上の問題があるのです。
このことはつくばエクスプレスも同じ筈です。つくばエクスプレスの時刻表を
よく見ると、常磐線の取手と同じ位置にある守谷止まりの電車が圧倒的に
多く、その先の本数は終点のつくば以外は少なくなっています。
それでは何故、直流では走れないのか? 不思議ですよね。他の地域は
どうなっているのか、次回の記事で解明しましょう。
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