下調べしていない今回の旅

(言い訳・・・青瓦台に行きたかったよぉ~)
確か木曜日は昌徳宮は自由見学日だったな~と思って、向かったのだった。
でも、今年2010年5月1日から見学の方式が変わったそうだ。
朝、聞いて、説明されても、ハングル交じりでよく理解できなかったが、
午後になって、あとでよ~くわかった。
(朝、聞いたものの、ホテルに戻ったので、午後の部に参加)
まずは、
門の左側のチケットボックスでチケットを買う。
ここでは、4宮+宗廟共通券(10000w)か、昌徳宮だけ(3000w)かを選ぶ。
日本語ツアーは12時半にある。
後は自由に見ていいそうだ。
前に来た時、李方子様のいた場所(楽善斎)はツアーで、
しかも曜日が決まっていて、見られないときもあって、
出直したのに、今は自由に見られる。
ガイドさんがいないと全くわからないので、
一人旅の時は日本のツアーにちゃっかり便乗して、こっそり聞いちゃうのがいい。
(ヨーロッパでもどこでも、だいたいこのパターン

)
ただ、私の目的はそうではなくて、今日は奥のほうまで行きたいと思っていた。
ドラマで見て、素敵と思ったら、どうも昌徳宮であり、
その当時木曜日しか一般公開していなかったところらしかったのだ。
後苑特別観覧は、昌徳宮の中に入ってから、別にチケット(5000w・約400円)を買う。
しかも、ガイド付きのツアーの時間でないと入れない。
自由見学日はなくなってしまったそうだ。
日本語ツアーは、10:15、10:30、13:15、13:30、16:15とある。
が、30分ちょうど出発以外は確か1時間しか見学時間がなく、
途中までしか観られないといっていた。
はっきり言います。
この後苑見学のこの日の午後の部は、日本人は私以外3組(韓国人も混じったグループ)。
だって、これ2時間コースだから、普通の旅行社のツアーでは奥まで行かないのだ!
そして、私自身、毎日2万歩以上歩いているのに、
この見学で足の裏にまめができてしまって、
このあと歩くのが大変になってしまった。
ガイドさんも最初に、「これから約2時間、3.5km歩きます。
大変になったら、途中でも帰れますので、言ってください。」と言っていた。
万歩計を忘れたからはっきりわからないが、
ホテルからのんびり歩いてきたのもいけなかったのかもしれない。
高低差があるので、ぜひぜひ気合を入れて、
ウォーキングシューズで参加を!!
(イ・サンだって平気だったのだから・・・って、王様は籠だ者ね・・・。
昔は虎が出たらしい

奥地なのだ。)
前置きが長くなってしまった・・・。
まず、昌徳宮の前のチケットボックスで3000w(約240円)のチケットを買い、
門を入る。
入ったら、右置く方向にどんどん進んで次のチケットボックスのところへ。
5分くらい歩くかな・・・。
入口で日本語の地図をもらうといい。
間違って、中国語の地図をもらってしまったという声も聞こえてきたので、ご注意を!

昌徳宮の中のチケット売り場で、券を買いながら、時間指定の予約もする。
チケット5000w(約400円)には、このように見学時刻が書かれている。

緑豊かな、こんな道を歩いていく。
135000坪もあるそうだ。
数度気温が下がったように感じる。
シマリスがちょろちょろしていて、昔虎が出たというのもわかる気がする・・・。
後苑は、北苑、禁苑とも呼ばれていたそうだ。
日本時代には、秘苑と言われたそうだ。
憩いの場所であり、王が勉強したり、国家試験の勉強をしたり、
狩りや宴会をしたりしたそうだ。

なんだか素敵!

蓮の池があったり、

ガイドさんはすたすたと、どんどん行ってしまうがかなり高低差がある。
どこか建物に入りそう・・・。
この建物は、演慶堂といって、
宮殿はあのきらびやかな色が塗ってあるが、
ここは両班の家をまねて作ったので、色はないそうだ。
あの赤い柱などは、お寺と宮殿にしか許可されていないものだそうだ。
24代の王が父のために作り、26代の王が宴会した場所だそうだ。

蒸し暑い韓国・・・こんなふうに障子戸をあげて、風通しをよくできるのだ。

女性はあちらの建物。(源氏絵巻みたい。無知なので、こんな感想しか持てない私)
驚きはこの王様用の建物の右手の建物↓

こちらは、善香斎といって、書斎の役割をする建物。

こんなふうに、戸を上に上げられるだけでなく、

瓦屋根の上にもう一つ屋根を乗っけているのだ

こちらはちょうど西向きになっていて、
中で科挙のための勉強をしている時に、西日や雨が入らないように
滑車がついていて、この上の戸の角度がかえらるようになっている
すごく工夫されている。感心、感心
次は女性の建物へ・・・。

ここで、朝鮮時代に発明されたオンドルの説明を伺った。
普通はまきを使うが、王宮では炭を使っていたそうで、
高温にもなり、かつ、煙も少なかったそうだ。
古宮に行くたびに、?だったことが解決した。
それは、なんで変なところに煙突があるか・・・。

ここもそうだったけれども、オンドルのために燃やした炭の煙を排出する煙突は、
こ~んなに離れたところにあったのだった。

女性の部屋から、王様の部屋まで、つながっている!
↓UPで

すごいな~~~。

こじんまり(といっても広い)した、女性らしい建物であった。
ちなみに、この建物の外の塀の穴↓

これも煙突。
オンドルって便利、かつ、建物は美しく見えるように工夫されている。
韓国のこの時代の方の美意識ってすばらしい
まぁだ、まぁだつづく