ネクター

日々ニッキ。時々毒を吐く。

なにか幻想を抱いているのか?

2005-05-17 | TV,CM,
ちょっと前に、どこぞの評論家(であろう)がTVで
「日本人は。『おしん』が好きなんだよ、『おしん』の様に耐えるのが美徳なんだ。」
というような事を言っていたのだけれど、『おしん』って思い出してみたら、そんなに耐えてないぞ。

~うろ覚え『おしん』(前半)~
山形の水のみ百姓に生まれたおしんは、貧しさゆえ、数え七つで奉公に出される。
この時、おしんは学校に行きたくて反抗する。
奉公先の女中と仲が悪く(虐められる)飛び出す。
二度目の奉公先に連絡も取らずに勝手に行く、結果、子守の奉公はいらないと言われが、実家に帰れないので居座る。奉公先(加賀屋)が折れて、しょうがなくおしんを雇う。
月日は流れて、奉公先での仕事振りが認められ、台所仕事など任されるようになる。
やがて見合い話もやってくるが、いけ好かん成金のボンボンで、抱きつかれそうになった時に池に落とす。
この後『加賀屋』に居られなくなったおしんは上京。
そこでも、「人手は足りている」と言われた髪結い屋に居座る。

他にもチンピラと喧嘩したりと、ずっと耐えているイメージないんですけど。
確かに耐えているとこもあったけど、図々しいとこもあったりで・・・昔の人ってこんなもんか?

因みに年とったおしんの台詞で、
「今の世の中、本当の貧乏を知らない人がいなくなっちまったのかねぇ。」
そうかもしれない。