岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

「霧が丘短歌会」:2014年夏

2014年07月30日 23時59分59秒 | 霧が丘短歌会
「霧が丘短歌会」2014年7月28日 於)団地集会所


1、短歌の素材:

「すずやかに鳴くかなかな」「御詠歌をうたう」「陸橋に見る人々の笑顔」「友との再会」

「蜘蛛の巣が露に光る紫陽花」「若竹のいきおう篁」「香の顕つ紫の花」「夏祭りの一場面」

「病み伏す弟と食べるアイスクリーム」「美術館の油絵」「夜の日向と日陰と」「同窓会」

「群れ咲く白百合」「踏まれたトカゲ」「惣菜を持ってレジに並ぶ老い人」「猛暑の鰻」

「炎天下の草取り」「戦時の記憶の蘇る八月」「コップのなかの薔薇」「抑えられない激情」

「悲しみを消す口紅」「一雨ごとに色を変える紫陽花」「夫婦茶碗のかけらを拾う」

「動かしがたい人の心」「われを誘う夕雲」「身も心も浄める力を求める祈り」


2、主な論点:

「歌意が一読して通じるか」「抒情詩としての普遍性があるか」「作者の位置が分かるか」

「主語が明快か」「韻律がくどくないか」「主題がしぼれているか」「把握が浅くないか」

「一首に勢いがあるか」「助詞の『ば』は原因結果に繋がるので避けたほうが無難」

「終止が明確か」「言葉は適切か」「古語文法に間違いはないか」「旧仮名の間違い」

「読者に信条が伝わるか」「漢字の表記の問題」「言葉を飾っていないか」


3、会の運営:

・参加者一人が批評し、僕がまとめる。

・『短歌』8月号の新作7首をプリントして紹介した。

・「詩人の聲」第11回公演のチラシを配布した。

・短歌上達法「1、多く読む、2、多く詠む、3、自作を音読する、4、多くの詩人の聲を聴く(現代詩の詩集を詠む」)

・遠方よりの歌稿の投稿があり、会員の刺激となった。

・見学者が一人いて、9月より入会することとなった。

・引き続き会員を募集する。連絡先(090-8017-9217 岩田携帯)



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