2010年11月9日(火) 提供 / JAL
♪ STARS AND BUTTERFLIES プライドと偏見オリジナルサントラより
♪ BLUES FOR BABY AND ME STEVE DOBROGOSZ
秋の夜長、一杯のエールを、パブの片隅で、じっくり味わう、そんな姿が似合う季節になりました。ロンドンで休みを取ると、一人、そんな雰囲気に浸りたくて、ぶらり、車で出掛けることがあります。先日、ロビンフッドで有名な、ノッティンガムに出掛けた時でした。イングランドで、最も古いといわれる、パブを見つけました。パブの名前は、ジ・オールド・トリップ・トゥ・エルサレム(Ye Olde Trip To Jerusalem)、なんと看板には、1189年の文字、このパブが開店したのは、800年以上前、日本では鎌倉時代が始まる少し前、というから、驚きです。このパブ、エルサレムという名がついている通り、十字軍が立ち寄った宿、そもそも、パブとは、パブリックハウス、日本語にすると、公共の家とでも訳すのでしょうか、お酒を飲むだけでなく、宿としても使われていたのです。このイングランド最古のパブ、中に入ってみると、昔、宿であった面影が、店のあちこちに残っています。小さな部屋が、まるで、迷路のようにつながり、岩山をくり抜いた、穴蔵のような薄暗い、奥の広間に、カウンターがあります。さて、このパブで、エールと呼ばれる、イングランド独特のビールを飲んでいると、ジ・オールド・トリップ・トゥ・エルサレム、たしかに店の名の通り、はるか遠い時代へと、旅をしているような気分になります。赤々と燃える暖炉の中で、男たちの笑い声が、焚き木のように、燃えています。
♪ THE DISPOSITION OF THE LINEN MICHAEL NYMAN
サウンドグラフティ Lauryn Hill No.2
♪ DOO WAP
♪ CAN'T TAKE MY EYES OFF OF YOU
♪ THE SWEETEST THING(Mahogany MIX) THE FUGEES
♪ 5:00 小栗栖憲英
そろそろ11月の半ば、ソウルの街に吹く風が、冷たくなると、いよいよ、キムジャンの季節です。キムジャンとは、キムチ作りのこと、ちょうど今頃の時期、白菜や大根が、寒くなって一層、甘くなる頃、美味しいキムチを漬けるのに、一番のシーズンです。キムジャンの時期が近付くと、韓国の新聞やテレビでは、不思議な天気図が紹介されます。この天気図、キムチ予報、キムチを漬けるのに、最も良い時期が、キムチ前線となって、紹介されます。さて、このキムジャン、今年は、例年のようにはいかないようです。韓国も、日本と同じように、夏は異常な天候でしたが、この暑さと大雨の影響で、一番被害を受けたのが、白菜。9月に入ると、まさに、うなぎのぼりで値上がりをはじめ、一時は、例年の10倍、一株、11,000ウォン、900円以上の高値で、取引されていました。白菜がこんな高値では、商売にならないと、ソウル市内の定食屋さんでは、これまでキムチは、おかわりも無料でしたが、お代わりすると、2,000ウォン、余計に払わなければならなくなりました。そんな白菜の高値も、11月に入って、ようやく少し落ち着いたようです。これから天気の良い日には、ソウル市内の住宅街を歩くと、キムジャンに精を出す、爽やかな、キムチの香りがしてくると思いますが、まだ白菜が高いので、キムチの香りも、少し控え目なことでしょう。
♪ Manuel, O Audaz 中島ノブユキ
♪ Nazare WORLD STANDARD