うえぽんの「たぬき鍋」

日々のつれづれ、野球ネタ、バカ話など、何でもありの闇鍋的世界?

進学ばかりが高校じゃないぞー。

2006-10-31 23:43:16 | 雑記
全国の高校における必修科目の履修漏れ問題は、とうとう茨城県の高校の校長が自殺してしまうほどの騒ぎに…。最近の流れとして、いろんな高校が「大学進学率を上げないとこの先、生き残れない!」ってんで、特別コースを作ったり全体的なカリキュラムをガラッと変えたりして軒並み予備校化してきているわけで、みんなその流れにフワフワと流された結果がこういうことになってしまったということか。高校は何のためにあるのか、勉強とは何のためにするのか、今さらながら考えさせられる話である。
高校時代の機関誌に、あるベテランの先生がこんなことを書いていたっけ。

「これだけ勉強しないと、多分、大学には行かれないだろうという姿勢は貧相だと思う。これだけの鍛錬をしておけば、大学に行きたくなったときも、おそらく間に合うはずだ。勉強には、そんな徹底がほしいものだ。一時が、万事だ」

この先生は、「いくら受験のための知識ばかり詰め込んでも、人間的な成長がなくては意味がない」ということも言っていた。
私自身勉強嫌いだったし、その先生には直接習っていないこともあって、高校生だった当時は「何カタいこと書いてるんだろうね、この先生は」と思ったのだが、今こういう事態を目の当たりにすると、問題の起こった高校にこういう先生が一人でもいなかったものかと。

さて、私の高校はどうだったかというと、都立の中堅校で偏差値は中の中。受験受験!とがっつく先生など一人もいなかった。もちろん、履修はキッチリと。当時の生徒手帳を見ると、毎日ほとんど6時限でビッシリやってたのね…。

国語(現代文・古文・漢文)
一番得意。これ一本で大学行ったもんね~。(詳しくは「十年一昔(我、かくて大学に合格せり)」を参照のこと)

社会(現代社会A・B、日本史、世界史、地理、政治経済)
個性的な先生が多くて授業自体は好きだったんだけど、なぜか成績は全体的にイマイチ…。

数学(数学Ⅰ、基礎解析、代数幾何)
撃沈。父の代まで理数系だったのに…orz

理科(生物、化学、物理)
理数系はダメなはずが、なぜか化学だけは大得意だった。特に実験になるとメチャメチャ喜んでたような気がする…。

英語(リーダー、グラマー、英語2、選択ⅡB・C)
数学同様撃沈。英語ができるぐらいなら国語一本で大学受験なんかしないやい!でも、担任が3年間同じ英語の先生で、それでだいぶ助けられた(笑)。

保健体育
運動神経に乏しい代わりに、授業態度と保健のペーパーテストで点数稼ぎ(笑)。

芸術(美術)
必修選択で書道、音楽、美術の中から美術を。書道は興味なかったし、合唱で歌うの嫌だったし。

当時は「何でこんなに…」なんて思ったこともあるけど、一度習うことで頭に「引き出し」ができる。引き出しは多いに越したことはないし、若くなければ引き出しはなかなか増やせない。今補習などを科されて「え~!?」とか思ってる高校生諸君!機会がある内にちゃんと受けておいた方がいいよ。世の大人は、社会に出たら十中八九、己の引き出しの少なさを嘆き
「学校にいたときもっと勉強しとけば良かった…!」
と思っているんだから!

もちろん、私もその一人なんだけどね。

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