うえぽんの「たぬき鍋」

日々のつれづれ、野球ネタ、バカ話など、何でもありの闇鍋的世界?

何でも、「早期発見・早期治療」が基本なのだな。

2010-04-07 23:38:24 | 野球
木村拓也コーチ、死去。残念ながら、奇跡は起こらなかった。残された家族の方などのことを考えると、何ともやりきれない。ただただ、冥福を祈るばかりである。

くも膜下出血。ワタシの周りでは2人が罹患している。一人は、大叔母(チチ方の祖母の妹)。初期の頭痛の段階で「何かヘンだ」と医者にかかったのが功を奏し、ほとんど後遺症もなく生還した。それから大分経って、現在は認知症のために老人ホームで暮らしているものの、体調的には問題がなく過ごしている。

もう一人は、バス会社時代の大先輩(三十年以上も年上)。その人は、「風邪」で一週間ほど休み、出てきた日の夜に倒れた。後から考えれば「風邪」ではなかったのだ。
医者嫌いで、責任感が人一倍強い人だったから、休憩中に顔色が悪いのを見て同僚の人たちなどが「帰って休んだ方が…」と心配しても、「大丈夫。明日また休み(公休)だから」と言ってムリをしてしまった。勤務を終え、バイクで帰宅途中にバランスを崩して転倒。たまたま後ろをバイクで走っていた同僚の人が救急車を呼ぼうとしたが、ここでも医者嫌いの性格が出て、「大丈夫だから」とまた走り出してしまった。しかし、意識がなくなり二度目の転倒。ここでやっと病院に運ばれたが、あまりに遅すぎた。2度の手術を受けるも意識は戻らず、約一ヶ月後に息を引き取ったのだった。
残された我々にしてみれば「もっと早く、引きずってでも医者に連れて行けば…」という悔いが、今でも残る。

木村コーチも、前の晩に激しい頭痛で2時間程度しか眠れなかったらしい。その時にスパッと決断して医者にかかっていれば…と思うが、それが決断できるぐらいだったら、世の中、脳出血で亡くなる人はもっと少ないよなぁ。

そういえば、この前電車に乗っていた時、サラリーマンの集団が、
「オレ、同期が二人くも膜下出血で亡くなってんだよね。お前んとこの部署は亡くなった人いないの?」
「病死はいないけど、自殺ならいるなぁ」
てな恐ろしい会話をしていた。どんなカイシャだ…。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする