うえぽんの「たぬき鍋」

日々のつれづれ、野球ネタ、バカ話など、何でもありの闇鍋的世界?

昔、突き指で大学病院に行ったら、半日待たされた挙げ句にただの捻挫だった。

2008-02-19 22:04:22 | 雑記
ブログ仲間のゆきさんのお嬢さんが、中学校の体育の授業中にバスケをやっていて突き指してしまい、念のために整形外科で診てもらったら、軽い剥離骨折だったそうな。
「よりによって高校受験の直前に、軽いとは言え骨折なんて…!」と嘆いていらしたので、「ワタシの友人も高校入試の直前に授業でサッカーやってて手首骨折しましたけど、病院から直接試験会場に行ってちゃんと合格しましたから、お嬢さんもきっと大丈夫ですよ」と励ました。

その友人は腕の骨を二本とも折る重傷だった。いわゆる「複雑骨折」というヤツだが、この「複雑骨折」という言葉、「骨が複雑に折れている」という意味ではないということをご存じだろうか。たとえ何本骨が折れようとも、ある条件がなければ「単純骨折」扱いなのだ。その違いとは…


(この先少々グロい話注意)


「骨折部分が体外に開放しているか否か」なのだそうである。わかりやすく言うと、「骨が皮膚を突き破っているかどうか」だ。骨は感染に対して非常に弱いため、もし皮膚を突き破っている骨折ならば、筋骨格部の治療とともに、感染の治療も複合的に行わなくてはならないので、「複雑骨折」(開放骨折ともいう)と呼ばれるのだそうな。
だから、たとえ骨折部が1箇所で骨が真っ二つに折れただけでも、骨が表皮に到達していれば「複雑骨折」になるのだ。逆に、たとえ粉砕骨折(俗に言う複雑骨折)でも、骨折した部分が体外に開放されていなければ、感染の恐れは低く、筋骨格部の治療だけで済むので「単純骨折」になる。

なお、件の友人の場合は、折れた骨が皮膚を突き破った、完全な「複雑骨折」だった…ああ、あの光景を思い出しただけでも自分の手首が痛くなってきた。


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コメント (2)
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