うえぽんの「たぬき鍋」

日々のつれづれ、野球ネタ、バカ話など、何でもありの闇鍋的世界?

いわば横浜における古木のような存在…え?かえってわかりづらい?

2005-12-07 23:03:22 | 雑記
年末ともなると色々と要らなくなったものを捨てようと思うわけである。大掃除なんて習慣は、我が家ではだいぶ昔に廃れてしまったのであるが、一応「少しはきれいにして新年を迎えたい」という気持ちはあるので、いつもはいい加減にやってる掃除をちょいと気合い入れてやってみたりする。
私の場合、あまり物を買わないから、捨てるとすれば置き場所がなくなった本ぐらいのものなのだが、「捨てるとなると惜しくなる」という貧乏性が働いてしまって、なかなか捨てられないのが困る。どうせこのまま置いといたって読まないとはわかっていても、「ひょっとしたら突然読みたくなることがあるかも…」と、ついついとっておいてしまうのだ。おかげで数年前までは、平積みの本の山で机が埋まっていた。もし床が老朽化していたら、そこだけ抜けたかも知れない。今では、心を鬼にしてかなりの本を捨てるなり売ったりしたので、机としての機能はめでたく回復したが、読まれることなく場所をとっているだけなのに捨てられない本はまだまだある。その代表格が、今回の写真のこれらだ。
「日本古典文学全集・井原西鶴集」全3冊と、「別冊國文學・西鶴必携」と、「西鶴事典」である。大学時代に専攻していた関係で持っていた本である。たぶん…て言うか間違いなくもう使うことはないし、暇つぶしに読むなんてシロモノでもないだろう。おまけにムダにサイズが大きくて重くて、正直邪魔だったりする。でも、でも、捨てられないんだなぁ。単純に「高い金出して買ったんだから、おいそれと捨てられるか」というのもあるし(「西鶴事典」なんて19,000円もしたし)、学生時代の思い出も詰まっているし(かと言ってそれほど西鶴に没頭したわけでもないんだけど)。売りに出すのもなんか過去を捨てるような罪悪感がある。まぁ、こういう葛藤を毎年繰り返して、最終的には墓場まで持っていくことになるだろう…。
皆さんのお宅でも、そういう本って、あるでしょ?

※ちなみに卒論も保管してます。読み返したら焼き捨てたくなるような超駄作ですが、捨てられません。死んだ時に一緒にお棺に入れてもらおうと思っております…。
コメント (2)
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