高木美帆1000m金獲得に思う


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https://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/sports/f-sp-tp0-220217-202202170000856

 北京冬季五輪14日目にスピードスケート女子1000mで高木美帆が、
1:13.19の五輪新記録を出して金メダルを獲得し通算7個目のメダル獲
得やスキージャンプの船木和喜が98長野五輪で獲得した3を上回る1
大会4個目のメダル獲得となった。

 4年前の平昌では1500で銀、1000で銅、チームパシュートで金メ
ダルを獲得していた高木美帆は初の個人金メダルを目指して今大会
は5000以外の個人種目にチームパシュートの5種目にエントリー。

 3000で6位だったが本職の1500でイレーネ・ブストに4年前同様及
ばず銀メダルだったのを皮切りに500でも銀、そして連覇が期待され
たチームパシュートで金確実と思われながら最終コーナーで転倒者
が出るアクシデントで3たび銀メダル獲得となりシルバーコレクター
と言われかねない成績は素晴らしいものの金に届かない状況だった。

 それが最終種目の1000で最後の3組目に登場し五輪記録を叩き出し
見事に金メダルを獲得したのだから、ある意味ホッとしたものだった。

 高木美帆といえば12年前のバンクーバー五輪に中学生で出場し1000
と1500にチームパシュートの3種目出場したわけで、当時の日本Sスケ
ート界では‘500は通用するけれど1000以降は…’と言われていた時代に
1500で世界と渡り合える人材が出て来たので注目していた。

 02ソルトレイクから1000は500のスピードを維持するタイプより1500
のスプリントが速いタイプが勝ち始めており、500型の日本が1000で
苦戦するのは当然だと思っていた。

 実際に平成のオールラウンダー橋本聖子がメダルを取ったのが1500
だから、それを考えると1500が本職の高木美帆の存在は心強かったし
日本人初めての金メダルを取れるのは高木ではないかと考えていた。

 ソチでの代表落選という苦い思いをしていたが15年から就任したオラ
ンダ人コーチのヨハン・デ・ヴィトとの相性も良く、氏の指導を受けて
才能が更に開花し17年以降メキメキ成績を上げて行き18~19シーズンに
1500で世界記録を出すまでになっていた。

 ただ世界記録を持ちながら金メダルに届かない選手もいるし、五輪
中心主義の日本では五輪で金メダルを取らないと世界記録を持ってい
ても評価が今ひとつという事もあり今大会は何としても金メダルを取
って欲しかった。

 それが1500で再び僅差の銀だったし連覇が期待されたチームパシュ
ートでもアクシデントで銀だったので、シルバーコレクターの匂いが
していたのを見事に払拭して見せたわけだ。

  本当に良かった。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (こうちゃん)
2022-02-18 09:54:25
世界記録は世界記録なのに、五輪でないと評価されない風潮が、日本の体育会系に蔓延しているのはなんでかな?。
 
 
 
それが (こーじ)
2022-02-19 23:28:25
>こうちゃん様

 それがマスゴミはウィンタースポーツは五輪の時しかまともに取り上げませんから、3シーズン連続W杯総合優勝の荻原健司ですら「W杯で前人未到の3シーズン連続優勝を飾ったが、五輪個人ではメダルにすら届かなかった不運な選手」と書かれて憤慨してました。
 
 水泳あたりでも然りで五輪で金に届かないと不運な選手扱いしますからね、ホント五輪中心主義から脱しないとなどと事ある毎に語りますが報道でそれをしているのがマスゴミですからね。
 
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