河野公平がWBA王座決定戦へ=ボクシング(時事通信) - goo ニュース
12月3日に体重オーバーでWBAのSフライ級タイトルを剥奪されたリボリオ・
ソリスの後釜を決める決定戦を暫定王者のデンカオーセンと2位の河野公平との
間で行なうというニュースが載っていた。
暫定王者とは本来なら正規王者がケガや病気で防衛戦ができない間に仮の
王者として設置されているものだが、WBAでは最近1位扱いとなっているよう
なので平たく言えば1位と2位による王座決定戦という事で特筆するべき話では
ないが先日WBAバンダム級タイトル?を返上した男が4位にランクされていた
ので驚いたわけだ。
自称元バンタム級王者はスーパー王者に格上げされたアンセル・モレノとの
統一戦を義務付けられながら再三にわたって忌避し続けた末の返上で‘減量が
厳しくなってきているのでSフライ級に落とせるうちに4階級制覇をする’と返上
理由を語っていた。
WBAはデンカオーセンがフライ級王者時代に前王者・坂田健史との再戦が
決まっていたにも拘らず次男を強引に割り込ませる事から始まり、バンタム級
王者のモレノをなぜかスーパー王者に格上げして長男を決定戦に出場させる
など財力のある某一家を優遇していたようにしか思えなかった。
だからモレノとの統一戦を避けて返上しSフライ級に移動した時に4位にランク
された時は‘またデンカオーセンとの決定戦になるのだろう’と言われていた。
ところが珍しくデンカオーセンと2位の河野との決定戦になったのが、本来なら
当然の事なのにニュースになってしまうのだ。
やはりモレノとの統一戦を再三にわたって忌避し格下相手に写真判定のような
勝ちを重ね続け挙句の果てにタイトルを返上しただけでなく、弟がWBA王者との
統一戦でゴタゴタを起こしている事もあれば いくら財力があるとはいえWBA
上層部の印象はよくないだろう。
更に この一家がトラブル続きで視聴率こそ稼いでいるものの日本での人気が
急降下しているというのも機を見るに敏なWBA上層部は感じ取っているからこそ、
弱い上に人気がなければ優遇措置を取る必要はないと考えているのではないか。
もっとも某一家が財力にモノを言わせて巻き返しを図り判定運のない河野や
後半になると確実に失速するデンカオーセンに挑戦して○○判定で・・・という悪夢の
ようなシナリオも考えられるので まだまだ油断はできないのだが。