アルプスの少女ハイジ、世代を越えて人気あり

 今年の夏休み前にBS日本テレビでアルプスの少女ハイジが2日
間にわたって通算3時間枠に編集したダイジェスト版がOAされた。

 アルプスの少女ハイジは私が小5だった74年にOAされていた
わけで当時から評価が高く未だに人気があるし、特に女の子には必
須の作品だけに娘に見せるために収録していた。

 すると嬉しい事に娘は凄く喜んで暇があれば見ていただけでなく
女房や息子までが一緒に見ていたし、盆休みには妹や姪達も大いに
楽しんで見ていたのが印象的で名作の面目躍如だった。

 考えてみればハイジに登場するキャラは基本的に悪い人は登場し
ないわけで強いて上げればクララの教師であるロッテンマイヤー女
史ぐらいだが、もともと任務に忠実過ぎる頑固もので時代劇などに
登場する融通の利かないじいやのようなキャラだから罪はない。

 ハイジのフランクフルト行きが結果的に不幸な形にはなったが、
ハイジがフランクフルトに行かなければ学校にも行かずに字も読め
ないばかりかペーター以外の友達と付き合いもなく年を取るだけと
いう事になったのではないかと思うから物語の流れがハイジをはじ
め全てのキャラを全て幸せにしている稀有な作品だ。

 余談ながらハイジの次にOAされたフランダースの犬が主役のネロ
を悉く追い詰め、最悪の展開になってしまうという救いのない展開
だっただけにハイジのありがたみが分かるのだ。

 子供に推理小説を読ませるならシャーロック・ホームズよりも怪盗
ルパンの方がいいと聞いた事があるが、ホームズが扱うのは当然な
がら殺人事件なのに対しルパンは殺人を犯さないキャラだから子供
にはルパンの方がいいという事だろうがハイジにもそういう一面が
あるのかもしれない。

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