千樹憐編から凪&孤門編への受け継ぎについて

 ウルトラマンネクサスの最終回は、平成では通常3話で最終章を
構成させるのを1話に凝縮した形になった。

 個人的には凪編を飛ばして孤門編に行くのかもと思われていたの
だが見ていると凪編からしっかりやってくれていたし、凪編なしで
は孤門編は成立しないと実感してしまった。

 やはり凪編を端折って孤門編には行けないわけで、そういう意味
ではスタッフの拘りが感じられる。

 姫矢編から憐編になった時は当然のように雰囲気が一気に変わっ
たので妙に戸惑ったものだが、最終回も考えてみれば憐は当然なが
ら瑞生の姿もないわけで全く違った作品のような感じで始まる。

 実は憐編のラストで凪がストーンフリューゲルに近寄って触れる
形でウルトラマンの光が憐から凪に移った事を示唆されるのだが、
これまでの姫矢や憐の時は神殿の中に入って行って安置されている
ストーンフリューゲルに触れてウルトラマンの光と接触するという
パターンがなかったのは34話のラストでダーク・ザギが神殿を破壊
していたという事なのかもしれない。

 もっとも姫矢や憐も実際に神殿に行ったわけでなく特に姫矢は夢
の中で導かれるように入って行くシーンが丁寧に描かれており精神
世界での出来事なのだろうとは思うが、憐編のラストで憐がラファ
エルによる治療を受けるため救急車で搬送されて行った直後に凪の
ストーンフリューゲルとの邂逅だから少しばかり意味深である。

 ウルトラマンに変身するデュナミストは光を受け継ぐ形になるの
だが姫矢から憐というのは関りがなさそうだったものの裏設定では
姫矢が放浪中にアメリカで偶然、憐を見つけて自分と同じような孤
独を見つけてファインダーを向けたというのがあった。

 この時の憐はアカデミーを脱走して海に行くと吉良沢に行って出
かけた時ではないかと思うわけで、仮に憐が吉良沢の助言を聞いて
留まっていれば光のが受け継がれなかったのかもしれない。

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