ジャイアンツの画竜点睛を欠く補強

巨人、久保が開幕アウト…大補強も守護神不在(サンケイスポーツ) - goo ニュース

 2年連続でリーグ優勝を逃し原辰徳監督の去就が かかる来シーズンに備えて
なりふり構わぬ大型補強を進めているジャイアンツだが‘やはり’というべき
か、クローザーの補強に手を付けられてない事が分かった。

 今シーズンの途中からクローザーに定着し20セーブを挙げた久保裕也が股
関節手術の影響で来シーズンの開幕に間に合わない事が判明、越智やマンソ
ンに山口といたところを代替えとして起用したいようで相変わらず画竜点睛を
欠いた補強になっている。

 投手ではホークスの左のエース・杉内俊哉と19勝を挙げ最多勝を獲得した
ホールトンの2人を、打者では横浜の村田修一を獲得したので話題になって
いるが、正直言って額面通りの活躍をするかどうか?

 まず村田だが横浜の4番を務めてWBCでも4番を打っているもののホーム
ラン数のわりに打点が今ひとつなど評価は今ひとつ。

 聞くところによれば5番で起用するようだがホームランは打つものの打点が少
ないタイプなら5番だと打線を分断してしまう可能性が高いので、本来なら7番
あたりでスタートさせて慣れさせた方がいいと思うがFAで大金をかけて獲得して
いるので 7番での起用は現実的ではないから5番起用は かなりの賭けになる
事は確実だ。

 更に杉内とホールトン。

 ホールトンの19勝は正直言って出来過ぎの感があるので来シーズン成績は落
ちても上がる事はないと思うし、セ・リーグの野球にフィットできるのか?

 杉内の場合も立ち上がりに失点しやすいしリードを許した展開で試合が進むと
3回目の打席あたりで代打を出されるケースが増えるから勝ち数がホークス時代
に比べて減る可能性があるし、キャッチャーとの相性や東京ドームやナゴヤドーム
以外のアウトドアの球場でのナイトゲームでどこまで投げられるか?などという
不安点があるのを忘れてはいけない。

 この2人は‘先発してナンボ’というタイプだから‘先発で結果が残せなかったら
リリーフで’というわけにはいかないので、先発で使えなければファームという事に
なるだろう。

 一方でリリーフの整備については久保の離脱という事で‘久保がダメなら・・・’と
いう選択肢がないのが気になるし、果たしてジャイアンツのフロントがリリーフの
重要性をどこまで認識しているのか毎年思ってしまうぐらいクローザーなどリリー
フに対する思い入れのなさが目に付く。

 つまり補強するべきは しっかりと先を見据えられるGMが最重要課題ではない
かと思ってしまうのである。
 

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