管理理容師 講習開始から20年

　今日は1月11日。
　巷では鏡開きの日で、鏡餅をバラしてぜんざいを食べる
日だが、20年前の今日が管理理容師の講習を受け始めた
日でもある。
　管理理容師免許とは、理容師免許を持ったスタッフを
使える資格で国家試験はないが、8回の講習を受けないと
いけない。
　国家試験で理容師免許を習得してから、3年後に受講できる
のだ。

　昭和の頃の理容師免許システムは 理容学校に全日制なら
1年、通信制なら2年通学し卒業後に1年インターンをして から
春と秋に国家試験があるのだが、学科試験を合格して実地試験
となる。

　私の場合は、福岡の師匠の店に入店相談したときに‘高校在学
中に通信教育を受けたら後が楽’と言われたので、高2の 9月に
入学した。
　おかげで入店2年目の秋に、理容師免許を取れた。
　そして6年目の88年、つまり20年前の今日から管理理容師の
講習を受け始めたのだ。
　国家試験がないだけに、講習を1時間サボったら1日の補習を
受けないといけない。
　遅刻したらサボったのと同じだし、受講中に2度注意されると退室と
なるなど 結構厳しい。
 

　この年の3月下旬から、私は福岡の店を円満退店し蒲田の店に
入店する事になっていた。
　実は私が入店した蒲田の店は、5月に2軒目の支店を出す予定に
していた。
　本店は師匠が、1軒目の支店は師匠の奥さんが管理理容師の
登録をしていたのだが、2軒目の支店を出すにあたり管理理容師
資格を持ったスタッフがいなかったのだ。
　そこで‘私が、持っている’と言うと、師匠は‘そうか、助かった、
キミはエライ！’と喜色満面で大喜び。　こうしてめでたく2軒目の
支店の、管理理容師になったのだった。
　やはり、こういった資格は早目に取っていてよかったと思った
ものだ。